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イギリスのスーパーには○○がない!10月は食品ロス削減に本気で向き合ってみよう【Steenz Breaking News】

イギリスのスーパーには○○がない!10月は食品ロス削減に本気で向き合ってみよう【Steenz Breaking News】

世の中にあふれる情報から、10代が知っておくべき話題をお届けする「Steenzs Breaking News」。今回は、イギリスのスーパーマーケットが取り組んでいる食品ロス削減について紹介します。

イギリスのスーパーでは消費期限が非表示に

あらゆる食品に、当たり前のように記載されている消費期限。しかしイギリスのスーパーでは、2022年9月ごろから、複数のスーパーで、消費期限の表示が廃止されています。

例えば、大手小売店の「Marks&Spencer」では約300品目の野菜とフルーツの消費期限表示がなくなりました。またイギリス最大手スーパー「Tesco」では、すでに2018年から、100品目以上の賞味期限を廃止しています。

また高級スーパーの「Waitrose」では、9月から根菜類などの野菜やりんごなどのフルーツ、約500品目の生鮮食品と観葉植物の消費期限が廃止されました。廃棄するタイミングは「消費者の判断」に委ねられるそう。

イギリスの環境保護慈善団体「Wrap(Waste Resources Action Programme)」は、「毎年450万トンもの食用食品が廃棄されているが、生鮮食品の賞味期限非表示により、ゴミ袋700万個以上の食品ロスが削減できる」と予想しています。

日本でも問題となっている食品ロス(フードロス)

この取り組みの目的は、もちろん「食品ロス削減」。食品ロス問題は、日本国内でも大きな問題となっています。2020年度の国内の食品ロスは、なんと522万トン。この量は、世界で飢餓に苦しむ人たちのために届けられる食料支援量約420万トンよりも多い数字

また、522万トンのうち、247万トンが家庭から出ており、内訳は未開封のまま廃棄が約44%がいちばん多く、次いで食べ残しが約43%、過剰除去(皮などを厚く向き過ぎるなど)が約13%でした。開けないまま捨ててしまうというのがここまで多いとは、衝撃的ですね。

食品ロス削減のために、生活を見直してみませんか?

そんな膨大な食品ロスですが、私たちが当たり前のことを意識するだけでも減らすことができるんです。

例えば、「使うぶんだけを購入する」「食材を適切に保管する」「冷蔵庫や食料の在庫をこまめにチェック・整理する」「野菜の皮や茎も使ってみる」といったことだけでも効果的。みんながちゃんと意識をもてば、少しの変化だけでも、食品ロスはグッと減らせるはず。

捨てる食品が減れば、そのぶんごみ出しの頻度も減るし、お金の節約にもつながります。食品ロスを減らすことは良いことづくし!

 

消費者庁は10月を「食品ロス削減月間」とし、また10月30日を「食品ロス削減の日」としています。できることから挑戦して、食品ロス・ゼロを目指しましょう!

Reference:
M&S「M&S REMOVES BEST BEFORE DATES ACROSS FRUIT AND VEG IN BID TO TACKLE FOOD WASTE」
消費者庁「めざせ!食品ロス・ゼロ」

Text:Tomy

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Tommy

ライター

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