近年、環境への配慮を打ち出したブランドが次々と誕生しています。中でも、多くのブランドにみられるのが、素材へのこだわり。定番になりつつあるオーガニックコットン以外にも、ブランドが独自に開発したこだわりの素材が生まれているんです! 今回は、そんなソーシャルGOODなジャパニーズ・ブランドをご紹介します。
ソーシャルGOODなブランドから、ハイテク素材が続々登場
Tシャツというのは、直接肌に触れるアイテム。だからこそ、機能性と快適性を両立するものを選びたいもの。とはいえ今の時代、化学繊維でつくられたアイテムは、「環境への負担が気になる」という人も少なくないはず。でもそんな心配は必要ないかも。実は、性能も環境配慮も十分な、新しく生まれた素材を使った革新的なTシャツが生まれているんです。
“和紙”のTシャツだから100%土に還る!
循環型社会を世界に巡らせることをビジョンに、100%土に還るプロダクトのみをリリースしている「Syncs.Earth」。こちらのTシャツは、約3か月というスピードで土に還り、しかも土壌改良を実現するという、和紙素材からできたもの。Tシャツとしても優秀で、吸水速乾性、調湿調温性、消臭抗菌効果があって、着心地も快適。もちろん家庭用洗濯機で洗えます。
こちらのTシャツは、ルーズとフィット、2種類のシルエットを展開。1枚サラッと着たいなら、肩の落ちたゆったりめシルエットをチョイスするのが今っぽい。シンプルに纏まりがちな着こなしも、ボトムスに柄ものを持ってくることで、こなれ感アップ。
環境配慮、高いデザイン性を両立するメイドインジャパンTシャツ
2020年に誕生した「coxco」は、アパレル業界が直面する環境問題や社会問題の解決を目指しているブランド。印象的な袖元のチュールには、国内の廃棄ペットボトルからできたリサイクルポリエステルを100%使用。そしてボディには、トルコ産のオーガニックコットンを100%使用。さらにメイドインジャパンで、生産背景にもこだわっているということで、少し背伸びしてもゲットしたくなる1枚です。
デザイン性の高いTシャツは、モードに着こなすのもかっこいいけど、ちょっとハードル高く感じるときも。そんなときは、シャーリングが相性GOODなミニスカートを合わせてカジュアルダウンして。足元には厚底スニーカーをチョイスして、リアル&等身大な着こなしに。
徹底的な自社生産で実現するサステナブル&高機能な新素材
2021年よりスタートした「FORTUNA HOMME」は、オリジナルかつサステナブルなモノづくりを実現するために、原料調達から、素材開発、縫製、デザインまで、すべてを⾃社で⾏っているブランド。
とくに、アイデンティティとも言えるのは素材へのこだわり。このTシャツも、独自開発のストレッチ素材を使用していて、ストレスフリーでシワになりにくいのがポイント。さらにクリア加工を施すことで、野暮ったくなりがちなボックスTシャツも、上品な印象に。
間延びしがちな無地の白Tコーデは、ベストをレイヤードすることでアクセントをプラス。アウトドアな雰囲気に、ワイドなカーゴパンツがマッチしています。メガネやシルバーアクセを合わせて、上品さも忘れずに。
問い合わせ先リスト
AMBERGLEAM:ambergleam.jp
irojikake:irojikake.com
SHINYOH:072-299-2251
coxco:info@coxcoinc.net
Syncs.Earth:https://syncs-earth.com/
VANS JAPAN:03-3476-5624
ビームス公式オンラインショップ:www.beams.co.jp
FORTUNA HOMME:03-6322-5268
Photo:Kana Tarumi
Styling:Kanae Hayashida
Hair&Make-up:Kurumi Komatsu(ROI)
Model:Yuta、Rin Naruse、Shunsuke Kudo
Tシャツを着こなしてくれたのは…
ゆうた
成瀬凜
工藤俊祐