Steenz Breaking News

ランチコースを1ユーロで!フランスで全ての大学生を対象とした学食支援制度がスタート【Steenz Breaking News】

ランチコースを1ユーロで!フランスで全ての大学生を対象とした学食支援制度がスタート【Steenz Breaking News】

世の中にあふれる情報から、10代が知っておくべき話題をお届けする、「Steenz Breaking News」。今日は、フランスの大学で導入されている学食制度についてご紹介します。

フランスに暮らす学生の経済的負担

フランスでは近年、物価高などを背景に若い世代の経済的負担が増加しており、支援の必要性が指摘されています。

学生組合が2026年1月に実施した調査によると、48%の学生が経済的な負担を理由に食費を抜いたことがあるとのこと。さらに、23%は月に数回食費を抜いていると回答しています。心身の成長や安定に欠かせない食事を削るほど、状況は深刻化しているようです。

全ての学生が1ユーロで学食を食べられる制度がスタート

そんな中、フランスでは学生たちの経済的負担軽減を目的に、通常3.30ユーロ支払う学食のメニューを、1ユーロ(約180円)で提供する制度がスタートしました。気になるメニューの内容はというと、前菜とメインディッシュ、デザートなどを含む計6品のコース仕立てのセットだそう。加えて、ベジタリアン向けのオプションなど複数の選択肢もあります。

実は1ユーロでの提供自体は、以前から低所得者や経済的援助を受けている人を対象におこなわれていました。今回、その対象を全学生まで拡大したのです。政府はこの制度に対し、2027年には1億2000万ユーロを拠出するとしています。

制度導入の効果は?

大学食堂を運営する会社「Crous」によると、2024年には約66万7000人の学生が1ユーロの昼食制度の恩恵を受けているとのこと。

実際に月に20回利用している学生によると、今まで60ユーロほどかかっていた学食代が20ユーロに抑えられたため、外食費や外出の際の費用に充てられるようになったと話しているそうです。40ユーロも抑えられるのはありがたいですね。

1ユーロ学食制度に今後も注目!

フランスで進められている、学生を対象とした1ユーロの学食制度。若い世代の学びや生活の支援は、フランスに限らず多くの国で模索されています。今後、フランスの「1ユーロ学食」の取り組みがどのような成果や課題を示していくのか、注目されます。

Reference:
France Expands One-Euro University Meals to All Students|THE EUROPEAN CONSERVATIVE
France introduces one‑euro canteen meals for all students|France 24
Students: how to apply for the Crous meal at 1 €?|REPUBLIC FRANCAISE

Text:Yuki Tsuruda

SNS Share

Twitterのアイコン

Twitter

Facebookのアイコン

Facebook

LINEのアイコン

LINE

Yuki Tsuruda

ライター

鹿児島県在住のフリーライター。販売職や事務職を経験後、2020年5月からフリーランスのライターへ。執筆ジャンルは、ものづくりやSDGsなど。

View More