
こんにちは。2025年8月からアメリカに留学しているAiです。今回は、アメリカにしかない文化「ソロリティ(Sorority)」の男性版である「フラタニティ(Fraternity)」について紹介します。
「フラタニティ(Fraternity)」とは?
アメリカの大学に存在する男子学生のコミュニティのことで、日本にはない独特な文化です。女性版は「ソロリティ(Sorority)」、男性版は「フラタニティ(Fraternity)」と呼ばれ、どちらも学生同士の強いつながりを大切にしています。※ソロリティについては前回の記事で解説しています。前回の記事はこちらから!
わたしが留学している大学にも複数のフラタニティがあり、それぞれギリシャ文字をコミュニティの名称として活動しています。メンバーは定期的に集まり、交流イベントやボランティア活動、募金活動などをおこなっています。そして、卒業後もOB・OGとのつながりが続くため、人脈形成の場としても大きな役割を果たしています。

フラタニティと聞くと、多くの人がまず思い浮かべるのは映画に出てくるような派手なパーティーかもしれません。わたしも留学前は、「毎週パーティーをしている陽キャ集団」というイメージを持っていました。実際にアメリカへ来てみると、そのイメージは半分正解で、半分不正解でした。確かに週末になると、「フラタニティハウス」と呼ばれる大きな家でイベントが開催され、多くの学生が集まります。音楽が流れ、ダンスをしたり、友達と交流したりと、日本の大学ではなかなか見られない光景です。「映画の世界みたい…… 」と感動した一方で、いわゆる陽キャしかいない空間に驚きました。
しかし、フラタニティの活動の目的はパーティーだけではありません。地域清掃やチャリティーイベント、募金活動など社会貢献にも力を入れており、メンバー同士でリーダーシップやチームワークを学ぶ場にもなっています。さらに、フラタニティに所属していることは就職活動や人脈づくりに役立つこともあるそうです。日本での体育会系のOBやOGをイメージしていただくと、わかりやすいかもしれません。アメリカでは卒業後も強いネットワークが続くため、「学生サークル」というよりも、一生続くコミュニティに近い存在なのかもしれません。
もちろん、フラタニティ文化には賛否両論あります。結束力が強い反面、コミュニティが閉鎖的になりすぎることや、過激な歓迎行事(ハイジング)が問題になるケースもあります。そして、日本の大学でも問題になっているようなアルコールハラスメントも実際に避けて通れないような印象があります。そのため、大学側もルールを設けながら運営を管理しています。日本では馴染みのないフラタニティですが、実際にアメリカで見ると、学生生活やキャンパス文化に大きな影響を与えている存在だと感じました。留学していなければ知ることのなかった文化のひとつで、とても興味深かったです。

次回は、アメリカに適合する人の特徴についてお届けします!
Ai(渡邉亜衣)のプロフィール
北極に魅せられた国際活動家であり、音楽を軸に生きる表現者。17歳で訪れたグリーンランド最北のカナック村での経験をきっかけに、気候変動や地域社会への関心を深め、2023年にはドバイで開催された「COP28」に登壇し、現地の声を国際社会に届けた。音楽の分野では、国内外でライブを企画・出演しながら、社会との接点を模索。現在は国際バカロレアの知見を活かし塾講師として働く一方、大学で自らの活動をさらに深めている。






