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カナダの国技!アイスホッケーとカナダの人 Mizuki in Canada #14【Steenz Abroad】

カナダの国技!アイスホッケーとカナダの人 Mizuki in Canada #14【Steenz Abroad】

こんにちは! 現在カナダに留学中の安岡美月です。「Mizuki in Canada」では、カナダでの経験や発見をお届けしています。カナダには、夏のラクロスと冬のアイスホッケーの2つの国技があります。今回は初めてのアイスホッケー観戦についてお話しします!

カナダにとってのアイスホッケー

カナダでは、アイスホッケーがとても盛んで、子どもたちに人気の習いごとのひとつにもなっています。人生でアイスホッケーをやったことのない人の方が少ないほど、たくさんの方に親しまれています。

カナダ国内では「National Hockey League(NHL)」というプロのリーグと「Canadian Junior Hockey League(CJHL)」という16歳から20歳の選手がプレーするリーグがあります。特にNHLに入るためにはCJHLのトライアウトに突破することがほぼ必須です。

今回はそのCJHLの観戦に行ってきました!

氷上の格闘技

アイスホッケーは時として「氷上の格闘技」と呼ばれることがあります。非常に速い速度で「パック」と呼ばれるボールに相当するものを体当たり奪い合います。これが「格闘技」と呼ばれるようになったゆえんです。

また細かなルールが多数あり、それに対してのペナルティーも発生します。仮に相手チームから、自分のチームが不利になるようなプレーがあった場合には、取っ組み合いの喧嘩に発展することもしばしばあります。プレースタイルからやり取りまで、過激な場面も多く、観戦していて驚いたことのひとつです!

CJHLリーグって?

先にもお伝えしたとおり、CJHLはプロリーグに入るための登竜門。高校生は、ほとんどのこのリーグの対象年齢になるので、地元のチームに所属しているとは限りません。プロを目指す選手がほとんどなので、良いチームに選抜されればそちらに行きます。

また、CJHLリーグでも選手のトレードがあります。未成年の選手はチームがある地域の高校に転校し、その地域の有志のご家庭でホームステイをするそう。この制度からもカナダの人たちのアイスホッケーに対する熱が伝わってきます!

とっても派手な演出!

もうひとつ驚いたことは会場での演出がとても豪華なことです。普通、試合は選手の入場から始まりますが、カナダのアイスホッケーは違います! 選手入場の前にレフェリーの入場から始まるんです。大音量の音楽と、カラフルな照明の元、華麗なスケーティングで入場、レフェリーが少しパフォーマンスをして、その後ようやく選手が入ってきます。

入場のパフォーマンスをするレフェリーたち

試合には定期的にタイムが入ります。選手が得点した時やペナルティーをとられた時、ビデオ判定待ちのようなちょっとした時間から、整氷のような長いタイムでも、それぞれの時間にアクティビティがあります。会場中央にある画面を使いながら、クイズにカラオケをしたり、観客がポーズをとってみたり……観客を飽きさせない仕掛けがたくさんです。

得点した時の様子 音楽と共に会場全体が映されます

また、この日は「Winner’s Wednesday」という日でした。Winnerとはウィンナーのブランドで、転じてホットドッグが販売されています。さらに「Hot dog」とかけて「Dog」、つまり「犬」ということで、犬の徒競争のイベントがありました。小さな犬たちが頑張って氷の上を走っている姿もかわいかったです!

まっすぐ走った子はなんと1匹だけ。他はみんな自由奔放に走り回ってました。

オリンピックのアイスホッケー

先日開催されたミラノ・コルティナオリンピック。カナダは惜しくも2位と金メダルには一歩届きませんでした。大会期間中のカナダ国内の会話は主にオリンピックの話題。

また、開催期間の2月中旬には「Reading Week」と呼ばれる心身の疲労を回復させるための1週間のお休みがあります。このおやすみは毎年11月と2月ににもあり、その際は多くのカナダ国民は帰省や旅行に出かけていたのですが、今回は友人たちとオリンピックでアイスホッケーの応援をするためキャンパスに残った人も多くいました。

大学内のバーでも試合中継がされるなど、常に応援ムードで、ここでもカナダの人たちがどれだけアイスホッケーを身近に感じ、文化のひとつとして重んじているか、様子をうかがうことができました。

氷上で感じたカナダの情熱と日常

留学期間中、カナダを感じる場面はたくさんありますが、アイスホッケーには人々の情熱がたくさん詰まっているように感じました!

試合の迫力はもちろん、会場全体で楽しむ雰囲気や、オリンピックでの一体感など、どれも印象的でした。スポーツを通して文化や人のつながりを感じられたことは、今回の留学の中でも特別な経験のひとつです。

安岡美月のプロフィール

2006年生まれ、福岡育ち。9月から1年間、教育や社会学の勉強のため、カナダ・アルバータ州に留学中。大の動物好きで、実家では4種7匹の動物を飼っている。特技は言語習得と三線。3ヶ月もあれば日常会話くらいまではできるようになる。

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Mizuki Yasuoka

2006年生まれ、福岡育ち。立教大学Global Liberal Arts Program在学中。福岡市のNPO法人「アジア太平洋子ども会議イン福岡(APCC)」にて、同窓会組織 BRIDGE CLUB Japan プレジデントを務め、国際本部 BRIDGE CLUB International Organisation のヘッドオフィスメンバーとしても活動。同団体による子ども大使として、ブータン、タイ、台湾への派遣を経て、中学生で単身カナダへ留学。その後、第57回国連人権理事会(UNHRC)に出席するなど、国際的な経験を積んできた。これまでの活動で培った国際感覚とネットワークを活かし、現在も国際交流・異文化理解・教育の分野で活動を継続中。

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