
世の中にあふれる情報から、10代が知っておくべき話題をお届けする「Steenz Breaking News」。今日は、近年盛り上がりを見せているオーディション番組の最新動向についてご紹介します。
2025年もオーディション番組が大盛り上がり!
エンターテインメントのいちジャンルとして根強い人気を誇るオーディション番組。2025年は、韓国で制作されたものだけでなく、日本発のオーディション番組も多数放送された1年となりました。
その中には、デビュー直後から数々のヒットを飛ばすアーティストを生み出した番組も。代表的なのは、やはり『No No Girls』ではないでしょうか。2024年10月から2025年1月にかけて、YouTubeやHuluで配信された同番組。SKY-HI率いるBMSGとソロアーティストのちゃんみながタッグを組み、ちゃんみながプロデューサーを務める形でおこなわれたオーディションです。
高いパフォーマンス力を持ちながらも、芸能界では見た目や声などによって評価されることが多いために、それまで表舞台に立つことが叶わなかった候補生たち。彼女たちが夢を掴むために努力を重ねる姿や、ちゃんみなの愛ある的確な指導などが大きな共感を呼び、多くの視聴者がオーディションの行方を見守りました。公式YouTubeチャンネルで配信された最終審査の模様は、同時接続数が一時56万人を突破。その後、2025年4月にデビューした7人組ガールズグループのHANAは楽曲をリリースするたびに音楽チャートなどで高い記録を打ち立て、昨年末には『第76回NHK紅白歌合戦』(NHK総合)にも初出演を果たすなど、飛ぶ鳥を落とす勢いで活躍の場を広げています。
実は古い、日本のオーディション番組視聴の歴史
いま大人気のオーディション番組ですが、実は日本におけるオーディション番組視聴の歴史は意外と古いのをご存知でしょうか。
アイドル歌手や歌って踊れるグループのデビューを目的としたものでは、1971年に放送がスタートした『スター誕生!』が国内初のオーディション番組だと言われています。その後、1985年に放送が開始した『夕やけニャンニャン』の中で女性アイドルグループのオーディション企画がおこなわれ、1995年には『ASAYAN』がスタート。1997年、この番組の中でつんく♂プロデュースの企画『シャ乱Q女性ロックボーカリストオーディション』が開催され、その落選者5名でモーニング娘。が結成されました。モーニング娘。は新メンバーのオーディションを『ASAYAN』の中で度々おこなっており、番組とともに人気を拡大させてきたのです。
プロデュース側の思考過程を公開しつつ、オーディション参加者の個性や努力、成長する姿を映像に収め、視聴者の共感を得ていく——そんな現在のオーディション番組の原型が『ASAYAN』で築かれた後、2010年代後半には、K-POP人気の高まりによって、韓国発のオーディション番組が国内でも注目されるようになりました。IZ*ONEなどの人気グループを次々と生み出した『PRODUCE 101』シリーズは、その代表格。視聴者投票の仕組みが多くのファンを熱狂の渦に巻き込みました。いまでは日本でも『PRODUCE 101 JAPAN』として、JO1やINI、ME:Iらが誕生した派生番組も制作されています。
日本からの参加者も活躍!2026年の注目番組は?
オーディション番組は、今年もさまざまなものが開催される予定です。
その中でも特に、日本出身の練習生・候補生の活躍が期待されているのが、『WORLD SCOUT THE FINAL PIECE』と『PRODUCE 101 JAPAN 新世界』のふたつ。
『WORLD SCOUT THE FINAL PIECE』は、2026年に全米デビューする4人組グローバルガールズグループの最終メンバーを探すプロジェクトです。このオーディションでは、世界を股にかけて活躍するBTSやLE SSERAFIMらを手がける韓国のHYBEと、世界最大級の音楽企業・ユニバーサル ミュージック グループ参加のGeffen Recordが協働。デビューメンバーの最後のひとりを日本で発掘するといいます。果たしてどのような個性を持った候補者が参加し、どのような審査を経て選ばれていくのか。今春の放送スタートに大きな期待が寄せられています。
2026年3月26日21時より配信がスタートする『PRODUCE 101 JAPAN 新世界』も、世界で活躍可能なグループのメンバーを発掘するオーディションです。『PRODUCE 101 JAPAN』シリーズの第4弾として制作される今回は、グローバルボーイズグループの結成を目指し、国籍や出身地を問わず練習生を募集。オーディションは、日本だけでなく、アメリカ・ロサンゼルスも舞台のひとつとして開催されるといいます。デビューメンバーを決める視聴者投票も世界中から参加可能とのことで、「日プ」の新たな展開に注目必須です。
今年のトレンドは「グローバル」?
2026年のオーディション番組は、「グローバル」がトレンドを知るキーワードのひとつとして浮かび上がってきます。韓国や日本から世界での活躍を目指すグループのオーディションが増えているのは、BTSらをきっかけにK-POPファンが世界で増加し、アジア地域への理解と親しみが広がってきたことも影響していそうです。番組の内容を楽しみつつ、どのような人たちに番組が見られているのか、どのような構成や見せ方で番組が作られているのかにも意識を向けてみると、ポップカルチャーの新たな動きやトレンドを感じることができるかもしれません。
Text:Teruko Ichioka






