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ドタバタ準備から始まる、ニュージャージー留学への道!Ai in New Jersey #01【Steenz Abroad】

ドタバタ準備から始まる、ニュージャージー留学への道!Ai in New Jersey #01【Steenz Abroad】

2025年8月からアメリカのニュージャージーに留学しているAiです。「Steenz Abroad」第7弾のライターとして、これからニュージャージーでの生活についてお届けします!初回は、簡単な自己紹介と留学先について。

わたしのこれまで

留学前は、小学校から高校まで、国際活動と音楽活動を軸にさまざまな取り組みを行ってきました。音楽は2歳から始め、中学からは国際バカロレアに進学し、学内外で幅広い活動に参加。音楽だけでなく、地域政策や国連関連のブログラム、さらには学内の少林寺拳法部にまで取り組むなど、好奇心の赴くままに挑戦してきました。

その中で人生の大きな転機となったのが、17歳のときに訪れたカナック村での体験です。カナック村は北極に位置し、人口わずか600人ほど。グローバルビジネスコンテストの受賞をきっかけに訪問する機会を得て、現地で多くの衝撃的な経験をしました。サバイバルのように常に死と隣り合わせな生活の中で、大自然の雄大さや人々の優しさに触れ、「人と人を繋げ、 文化に関する取り組みを将来したい」と志すようになりました。

帰国後は、各国の首相も参加するCOP 28(気候変動枠組条約締約国会議)に登壇し、カナック村の氷が溶けて住民が生活の変化を強いられている現状を、国際的なオーディエンスに訴えかけました。

アメリカ・ニュージャージー州!

ニュージャージーはニューヨークとフィラデルフィアという2つの大都市に挟まれ、ベッドタウンとして発展してきた州です。

数々の有名歌手を輩出していて、歌手の聖地としても知られています。わたしが大尊敬する歌手、ホイットニー・ヒューストンもニュージャージー出身なんです!!!大の音楽好き、歌とミュージカルヲタクな私にとってニューヨークにあるブロードウェイに通いやすいこの環境はまさに理想的です。

イメージとしては、日本でいうとニューヨークは渋谷、ニュージャージーは横浜だと勝手に認識しています。ニューヨークは遊び場が豊富で賑やかなのに対して、ニュージャージーは住宅街や自然が多く落ち着いています。また、私が滞在しているニュージャージーのニューアークはとても治安が良く、スーパーや雑貨屋と移動距離が近いのもとても魅力的です。

ライダー大学に決めたワケ

今回の留学は、日本で在学中の大学と提携している交換留学プログラムで、期間は約10ヶ月。選考は、書類や面接に加え、成績や授業態度など総合的に評価されました。

私は、留学を通してビジネスと音楽を中心に学びたいと思っていたので、候補校を絞る中で第一志望がRider University(ライダー大学)になりました。他にも、校内での音楽活動が盛んなアメリカのNorthern Arizona University(ノーザンアリゾナ大学)や、芸術とメディア発信の両方に特化するノルウェーのVolda University College(ヴォルダ大学)を検討していました。しかし、より多くの機会があり都心に近い立地から、ライダー大学を第一志望に決めました。

ライダー大学は芸術とビジネスに特化し、ニューヨークに近い立地や広大なキャンパス、そして、国際的な音楽文化を学ぶ機会が豊富です。さらに、フィールドワークやインターンシップといった実践的なプログラムも非常に大きな魅力でした。合格通知が届いた時は、家族に真っ先に連絡。本当に嬉しくて、これから始まる生活に心躍りました。

出発前のドタバタ準備

出発前の準備では、パッキングはもちろん、授業選択や空港送迎の手続き、保険加入、その他の多くの書類や請求書の処理などに追われました。

パッキングには、日用品だけでなく、恋しくなるかもしれない日本食や現地で不足しそうなビタミン剤なども詰めました。しかし、23kgのスーツケース2つに入りきらず、布団セットやいくつかの日本食は諦めました(泣)。ニュージャージーは日本よりかなり寒いので、ヒートテックやダウンジャケットなどかさばるものが必須で、真空パックを駆使しながら重量調整を繰り返しました。冷え性で寒がりな私が生きていけるのかと内心ハラハラでした(笑)。

また、大学から「思い出の写真を持っていくといい」と進められたので、大好きな甥と姪の写真をチェキで撮影し、機内持ち込みのバッグにしまいました。(……ところで甥っ子と姪っ子が可愛すぎて、どうしましょう…..!)

にまにましながら写真を見つめていたら、荷造りの様子を観にきた両親に発見されてしまいました。私が怠けすぎていたので、ほとんど監視ですね(笑)。慌ててパッキングしているふりをしながらも、3週間かけた準備をなんとか終えて出発。

いよいよニュージャージーに到着!……と明るく新生活の開始をお伝えしたかったんですが、その道中は紆余曲折の連続でした……。

次回は、そんな留学までの道のりについてお話しします!

Ai(渡邉亜衣)のプロフィール

北極に魅せられた国際活動家であり、音楽を軸に生きる表現者。17歳で訪れたグリーンランド最北のカナック村での経験をきっかけに、気候変動や地域社会への関心を深め、2023年にはドバイで開催された「COP28」に登壇し、現地の声を国際社会に届けた。音楽の分野では、国内外でライブを企画・出演しながら、社会との接点を模索。現在は国際バカロレアの知見を活かし塾講師として働く一方、大学で自らの活動をさらに深めている。

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Ai

2005年生まれ、神奈川県出身。立教大学 Global Liberal Arts Program 在学中。高校時代にはグローバルビジネスコンテストで世界一を受賞し、さらにグリーンランド最北のカナック村での体験をもとに、2023年にはドバイで開催された「COP28(国連気候変動枠組条約締約国会議)」に登壇するなど、国際的な舞台で活動を広げてきた。一方で、音楽分野では全国表彰の受賞や国内外でのライブ主催を行い、社会課題と音楽を結びつける表現に力を注いでいる。芯のある中音域とソウルフルな表現力を強みとし、演歌からゴスペルまで幅広いジャンルを歌いこなす。国際バカロレア(IB)資格保持者で、現在は留学生ライターとしても活動し、2025年夏からニュージャージーに留学している。

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