
タイムリーな話題から、カルチャー、さらには社会問題まで、さまざまなテーマについて、リアルな10代の声を聞くシリーズ「10代リアルVOICE」。
今回のテーマは「夏休みの過ごし方」。理想と現実のバランスを取りながら、それぞれの夏を駆け抜けるティーンたちに、今年の夏はどんな計画なのかを聞いてみました。
1. えあーどうがさん「活動も推し活も、どっちも全力」

劇場で自分の映画を上映することを目標に、自身で運営するYouTubeチャンネル「スプラッシュ!」で動画を投稿している18歳。
「夏休みは、活動と推し活だけの毎日が理想です!
夏休み期間中は、YouTubeにショート動画を毎日2本投稿することを目標にしています。チャンネル登録者数10万人まで、あともう少しで……。現実はなかなか大変ですが、達成に向けて頑張ろうと思っています。
活動とは別に、この夏は好きなアイドルのライブに行って余韻に浸ったり、直接話せるイベントに参加したりする予定です!」
2. 外所もみじさん「受験に向けて、フルコミットの夏」

起立性調整障害や不登校といった自身の経験を原点に、子どもたちが安心して学べる環境づくり目指して活動している17歳。
「昨年までは、『夏休み=仕事』という考えで夏休みを過ごしていましたが、今年は大学受験を控えているので、受験の準備に全集中する予定です!
受験方法は総合型選抜を予定しているのですが、合格基準があまり明確じゃないんです。だからこそ、モチベーションを管理することに悩まされることもあって。
それでも、友だちとBBQをする予定を立てていたりもするので、楽しみを作りながら受験勉強を頑張りたいと思っています」
3. 荒井あずささん「文化祭に向けて、作品制作に全力投球」

体のパーツを誇張したビビットなデザイン画を描き、3月に開催予定の個展に向けて準備に励んでいる17歳。
「夏休みは、夏休み明けの文化祭に向けて、展示作品の制作を進める予定です。
今年は、はじめて友だちとグループ展を行う予定です。いい作品が作れるよう、全力で作品制作に取り組みたいと思っています。
わたしの学校は夏休みが短くて、やりたいことがあっても時間を取りにくいんです。それでも、自分なりにルーティンを決めて制作を進めようと思います」
勉強から遊び、さらにお仕事まで。10代の色とりどりの夏休みの予定をお届けしました。これからも「10代リアルVOICE」では、リアルを生きるティーンたちの等身大の視点を届けていきます。
Photo:Nanako Araie
Text:Serina Hirano