
「気になる10代名鑑」の1043人目は、中田ベルさん(19)。モデル活動の傍ら、大学のサークルから始めた社交ダンスにも力を入れています。きっかけとなった高校時代の恩師との出会いや、将来の展望について詳しく聞いてみました。
中田ベルを知る5つの質問
Q1.プロフィールを教えてください。
「早稲田大学国際教養学部で文化政策や社会心理学を学びながら、モデルとして活動しています。おもに、サロンモデルやアパレル系のサイトのモデルなどを幅広くやっています。最近では、ミスアースというミスコンで兵庫県代表に選んでいただいて。7月末に日本代表を選出する大会があるので、それに向けて準備をしています。
芸能や学業とは別に、社交ダンスも力を入れている活動のひとつです。小学生のころに3年ほど習っていたのですが、大学で競技ダンス部に入ってみたところ沼にハマってしまい、いまはダンス三昧の日々を過ごしています。昨年は、関東の大学1年生部門で優勝することができました!」
Q2.活動をはじめたきっかけは?
「記憶にないくらい幼いときからキッズモデルをしていたんですが、5歳からスコットランドで3年ほど生活したことや、日本に帰ってから受験勉強に追われたこともあり、しばらく芸能の世界からは距離を置いていて。大学に入ってから自由な時間が増えたこともあり、芸能界のキラキラした雰囲気に憧れがあったので、フリーランスで活動を始めました。
芸能活動をはじめた当初は、演技の道を志していたんです。オーディションもたくさん受けたのですが、なかなか難しくて。わたしがハーフということがあって、日本人役、あるいは外国人役がハマらないと言われたこともありました……。審査員のひとに言われたときすごく悩んだ時期もあったんですが、モデル業に力を入れつつ、俳優としての道も諦めずに頑張ろうと思っています」
Q3.影響を受けた人物は?
「高校のときの演劇部の顧問だと思います。高校2年生のときに、中学生のときから続けていたバトントワリングを辞めたんです。進むべき道に悩んでいたときに、演劇という道を作ってくれたのが先生でした。『舞台でダンスもできるから、演技しなくてもいいから演劇部来てみない?』って言われて、それに釣られる形で入部して(笑)。結局演技もすることになったんですけど、そのおかげで表現の楽しさに気付けたんです。
それまでずっと、ダンスが楽しいから舞台が楽しいんだと思い込んでいたんですよ。でも、舞台に立つこと自体が好きなんだと気づけて。演劇部での思い出や発見が、俳優という夢の原点かもしれません」
Q4.活動するうえで、大切にしていることは?
「たくさんのひとと話すことですね。それだけでも表現の幅が広がると思っています。いままで出会ってこなかったひとやいろんな価値観に触れていくなかで、わたし自身の表現も磨かれていくと思っています。
映像作品を通して価値観を拾ってきたりもします。『ラ・ラ・ランド』という映画は、わたしに大きな影響を与えてくれていますね。主人公のミアは、なかなか芽が出ない役者だけど、最終的には大きな仕事を掴んでいる。役者を志す人間としての葛藤にはすごく共感するし、最終的には幸せを掴んでいるというところが、『夢を諦めなくていいんだ』という活力になっています。落ち込んでいるときもそうでないときも、たびたび見返しては元気をもらっています」
Q5.将来の展望は?
「メディアでの露出を増やしたいです。自分の活動のためっていうのもあるけれど、芸能活動をしているということは自分の考えを公開できる立場であることだと思うので、それを活用して、意見を共有していきたいと考えています。
長期的な目標は、企業に就職してキャリアを積むと同時に芸能活動を頑張って、社会で活躍する女性のアイコンになること。就職によって得られる経験もいっぱいあると思うのですが、だからといって、いま頑張っている活動を大学4年間で終わらせてしまうのはもったいないので、両立できる道を模索中です!」
中田ベルのプロフィール
年齢:19歳
出身地:兵庫県神戸市
所属:早稲田大学
趣味:ダンス、推し活、散歩、エスニック料理屋さん巡り
特技:競技ダンス、バトントワリング
大切にしている言葉:なんとかなる
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Photo:Nanako Araie
Text:Yuzuki Nishikawa