
タイムリーな話題から、カルチャー、さらには社会問題まで、さまざまなテーマについて、リアルな10代の声を聞くシリーズ「10代リアルVOICE」。
今回のテーマは、『SNS事情』。ここ最近はInstagramと連携したThreadsまで、コミュニケーションツールの選択肢は広がり続けていますが、10代はどのようにSNSを使っているのでしょうか? 4人のティーンに『リアルなSNSとの向き合い方』について聞いてみました。
1. 紙谷凛さん「尊敬する人の想いに触れられる場所」

中学生のころから映像制作を始め、現在はプロジェクションマッピングを手掛けるほか、ドローンのオペレーションについても学んでいる17歳。
「さまざまな業界の方とつながれる場として、Facebookを多く活用しています。
尊敬している先輩たちが、どんなことを考えながら日常を過ごしているのか、なにを思いを持って生きているのかを感じられることが、単純に好きで」
2. ゆなさん「SNSを、自分らしく使いこなすために」

ウェルビーイング教育をテーマに、個人や企業向けに学びの機会を提供する活動をしている18歳。
「最近は、InstagramとXをよく使っています。
Instagramは、友達の近況が写真で分かるのが嬉しいです。お気に入りのファッションやカフェの情報を探すのにもも使っていて、すごく便利。Xは、トレンドやニュースをリアルタイムでキャッチしたいときに欠かせません。Threadsも登録してみたけど、周りがあまり使っていなくて今は放置気味です。
投稿するときは、自分や周囲のプライバシーには気をつけながら発信しています」
3. 歩さん「文字メインのSNSは、ちょっと使いにくいかも」

伝統工芸と現代アートの融合をテーマに創作活動をおこなっている18歳。
「InstagramとXを使っています。
Instagramは、情報収集と発信の両方が目的で、Xは情報収集のため。写真がメインの視覚的なInstagramに比べて、文字がメインのXはちょっと使いにくいかも。って感じてます」
4. 小島環さん「国境を越えて、つながれるツール」

小中高生向けの金融教育を目的に起業し、「金融すごろく」の制作・販売をおこなっている18歳。
「友人とのやりとりでは、Instagramをよく使っています。
海外の方も使っているので、つながりやすいのが魅力ですね」
SNSは、自分の世界を広げたり、感性を磨いたり、ときには誰かと深くつながるための“窓”にもなっているようでした。これからも10代の関心ごとや、彼らのリアルな視点と声をお伝えしていきます!
Photo:Nanako Araie
Text:Serina Hirano