
「気になる10代名鑑」の873人目は、竹内翼さん(16)。eスポーツのプロチーム『PYL Gaming』を立ち上げ、運営しています。大手チームに並べるくらい大きなチームにしたいと語る竹内さんに、活動を始めたきっかけや、これからの目標について聞いてみました。
竹内翼を知る5つの質問
Q1. いま、いちばん力を入れている活動は?
「『PYL Gaming(旧RAPPIT)』という、プロeスポーツチームを立ち上げて、運営しています。
主に、大会への出場と、契約しているプレイヤーの配信などの活動をサポートして、視聴者がより楽しめるようなコンテンツの制作をおこなっています。eスポーツをもっと広めるとともに、プレイヤーがやりたいことをやれるような場所づくりをしていきたいです」
Q2. 活動を始めたきっかけは?
「ゲームとビジネスが好きだったので、そのふたつを組み合わせた結果、eスポーツチームを作るというものにたどり着きました。
ビジネスを好きになったきっかけは、絵の売買でした。中学2年生のとき、当時話題になっていた『NFT』という、イラストをデジタルデータにして売る事業を始めたんです。自分で出してみたコレクションが思いのほか売れて成功したのが、始まりだと思います。
それから、NFTとはまた違った、新しいことを始めてみたいなと思ったんです。もともとゲームをプレイするのも見るのも好きだったこともあって、 eスポーツチームを立ち上げてみようかなと。少しずつ準備をして、昨年の11月に立ち上げました」
Q3. 活動にあたってのファーストアクションは?
「最初は、他のチームがどうやって立ち上げられたのかをいろいろ調べました。中でも、選手のオーディションをするのが面白そうだったので、自分のチームでもやってみることにしました。
まず、選手になりたい人をSNSで募集して、面接、実技審査をしました。応募してくれた人たち同士で対決して、そこで1位になった人を採用するんですけど、経緯をすべて公開して、X(旧Twitter)とYouTubeで配信したんです。本当に運が良かったんですけど、たくさんの人や有名な選手も見てくれて、とても盛り上がって。オーディションをしたことで知名度が上がって、スポンサーもついたので、やってみてよかったなと思っています」
Q4. 影響を受けた人物は?
「チームの前身である『RAPPIT』でスポンサーをしてくださっていた、アドネス株式会社の三上さんという方です。チーム運営のサポートだけでなく、ビジネスのノウハウも教えていただいて。経験豊富な方の話を聞けるのは、とてもありがたかったです。
その後、『RAPPIT』のスポンサーという関係から、これからは共同でチームをつくっていこうということになって『PYL Gaming』が生まれました。さらに関わる機会が増えて、嬉しいです」
Q5. 将来の夢は?
「現時点での目標は、チームを大きく成長させて、大手のチームに肩を並べる存在へと押し上げることです。そのためにも、まずはチームの実力を高め、魅力的なコンテンツを作ってファンを増やしていきたいです。
また、eスポーツという業界を盛り上げていくというのはもちろん、選手やファンがやりやすい、楽しめるような環境づくりが必要だと感じているので、そういった面でも貢献していきたいですね。
スポーツはエンターテインメントでもあるので、自分が楽しむことはもちろん、視聴者や関係者など多くの人々に楽しさを届けることが大切だと考えています。人生を通して、自分自身も楽しみながら、他者を楽しませる活動を続けていくつもりです」
竹内翼のプロフィール
年齢:16歳
出身地:兵庫県西宮市
趣味:ゲーム
大切にしている言葉:Well-being
竹内翼のSNS
アドネス株式会社との共同運営を開始しました。
それに伴いチームのリブランディングを実施し、PYLとして始動します。
アドネス社と協力して、より多くの価値を提供していけたらなと思っております!
引き続き応援していただけますと幸いです。⁰よろしくお願いいたします!#PYLWIN https://t.co/ZwHTtuKhzW
— PYL ツバサ/Tsubasa (@tsubasarec) January 3, 2025
Photo:Nanako Araie
Text:Haruhi Hirayama