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10代は「パリオリンピック」にぶっちゃけ興味ある?気になっている選手や競技について聞いてみた【10代リアルVOICE】

10代は「パリオリンピック」にぶっちゃけ興味ある?気になっている選手や競技について聞いてみた【10代リアルVOICE】

タイムリーな話題から、カルチャー、さらには社会問題まで、さまざまなテーマについて、リアルな10代の声を聞くシリーズ10代リアルVOICE

今回のテーマは「パリオリンピック」について。7月26日から8月11日に開催されるパリ五輪ですが、今年は新競技の「ブレイキン」をはじめとしたアーバンスポーツの盛り上がりや、セーヌ川でおこなわれる水上開会式や、脱プラスチックをはじめとしたサステナビリティへの配慮など、新しいかたちのオリンピックが掲げられ、楽しみにしている人も多いのではないでしょうか。

そんなオリンピックですが、実際のところ、10代は盛り上がっているのでしょうか。パリオリンピックについてどう感じているのか、そもそもパリオリンピックに興味があるのか、注目している競技や選手はいるのかなどを、4人のティーンへ伺いました。

1. スティーン・カレンさん「新たな競技、BMXやブレイキンが気になります」

17歳。中学生のときにアフリカの現状を知ったことがきっかけでアフリカの支援活動を志し、タンザニアのストリートチルドレンを支援するためのNGOを立ち上げて活動中。

「今年は見られないと思うけど、サッカー観戦が好きなので、日本の代表チームがどこまで上にいけるかが楽しみです。今回のオリンピックでも有力な選手がそろっているので、活躍を期待しています。

それと、今回のオリンピックから始まるBMXやブレイキンが、どのような競技なのかも気になっています。東京オリンピックでは過去最多の金メダルをとったから、今回はそれを上回る活躍をしてほしいです」

タンザニアでストリートチルドレンへの支援をする17歳。国際的な途上国支援団体を立ち上げるのが夢【スティーン・カレン・17歳】
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2. 髙橋由衣さん「引退表明をしたバレーボールの古賀紗理那選手を応援しています」

16歳。公民館を活用して、子ども食堂や学びの場といった、コミュニケーションが生まれる場所をつくれるよう活動中。

「いままではオリンピックって、『テレビでやっていたら、何となく見る』というくらいの興味しかなかったのですが、最近になって、スポーツ全般を見るようになったので、楽しみです。

注目しているのは、バレーボール部のマネージャーということもあり、バレーボールです。パリでは、引退表明をした古賀紗理那選手の活躍に注目しています」

公民館で子ども食堂や学び合いのイベントを開催。地域のつながりを生む場所づくりに奔走する高校生【高橋由衣・16歳】
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3. 瀬川悟さん「オリンピックを見ると、自分も頑張ろうという原動力になります」

18歳。「生まれ育った地域に恩返しがしたい」という思いで、地元・愛媛県西条市にて開催しているマルシェの実行委員長として活動中。

「ぼく自身、パリオリンピックには、とても関心があります。特に、バスケットボールが好きで、バスケの日本代表にとても興味があります。さすがの国際的なスポーツの祭典だし、さまざまな競技で、世界中のアスリートたちが一堂に会する姿に、毎回感動しています。

優勝という目的に向かって頑張る選手たちを見ていると、自分も頑張ろうという気持ちになるので、いまからとても興味があります」

笑顔と活気があふれるマルシェを開催!地域の魅力を再発見するイベントプランナー【瀬川悟・18歳】
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4. 江澤哲哉さん「ゼロウェイストを掲げていることに注目しています」

16歳。いまよりもいい状態の地球を次世代にバトンタッチしたいという思いで地球温暖化や気候変動といった環境課題に取り組む学生団体『Fridays For Future Yokohama』の一員として活動中。

「普段、あまりスポーツをしたり、観戦したりすることは少ないけれど、オリンピックは見ます。今回のパリ五輪では、競技ではないですが、個人的に気候変動について活動しているのもあって、ゼロウェイストを掲げていることに注目しています」

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開催間近ということもあり、メディアで多く取り上げられているので、オリンピック自体には、興味や関心がある10代が多いということがわかりました。選手の姿を見て励まされたり、日本チームの活躍に期待を膨らませているのはもちろんですが、サステナブルな開催スタイルに興味をもつのも、この世代の特徴なのではないでしょうか。マイボトルの持参や使い捨てプラスチックの使用を全面禁止にするなど、課題解決に向けた取り組みにも注目しているようです。

Photo:Eri MiuraNanako Araie
Text:Serina Hirano

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Serina Hirano

エディター/ライター

東京と静岡の二拠点生活。現代を懸命に生きている若者を応援するため、フパラレルワーカーとして活躍中。インタビュー記事を基点とし、学生やスターアップ企業、まちづくりまで幅広く活動しています。ライター兼ディレクターとして、2024年からsteenzに携わる。

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