Teen's Snapshots

日常の煌めきやときめきをデザインに落とし込んで。作品に文章を添える衣装デザイナー【マナミ・18歳】

日常の煌めきやときめきをデザインに落とし込んで。作品に文章を添える衣装デザイナー【マナミ・18歳】

「気になる10代名鑑」の682人目は、マナミさん(18歳)。服飾の専門学校に通いながら、目を引くようなアイドル衣装を創作しています。「日常のときめきや身近なところにある美を大切にしていきたい」と語るマナミさんに、創作をするうえのテーマや将来のビジョンなど、詳しく聞いてみました。

マナミを知る5つの質問

Q1. いま、力を入れて取り組んでいることを教えてください。

ファッションショーや舞台などで着るステージ衣装のデザイン・制作に力を入れています。いままで生きてきた中で周りから受けた刺激や、日常の些細なきらめきをデザインとして形に残しています。

また、それを伝えるための語彙や言語の学習をしています。絵画だったり、デザインをやっていくうえで、やっぱり作品が人に伝わらないと意味がないなっていつも思っているので。その日あったことや感動した風景を、意識的に写真や文章に残していて、それを後から見返したときに感じた色や形、光景をデザインや制作に起こしています。

デザイン1枚1枚に、標語や日記のような文章をつけることで、自分に残すだけでなく人に伝えることも意識しています」

 

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Q2. どんなことをテーマに活動していますか?

『自分があの日みていたもの、ふれたもの』をテーマに制作をしています。以前、高校で絵画の制作をしていたときは『瞬間のときめき』をテーマにしていたのですが、いまは過去も現在も、全部を内包しているイメージで。

高校のとき、夜のバスの中の絵を描いたんですけど、それがすごく評判がよかったし、自分でも気に入っていて。それからずっと、そのときの『ときめき』をテーマにして創作しているんです」

Q3. これまでに印象に残っていることは?

「小さいころからなんとなく絵を描いていて、そのまま美術系の高校に進学して作品制作をしていく中で、たくさんまわりの友達から刺激を受けました。

特に印象的だった出来事は、文化祭で美術科の仲間たちとコンセプトカフェの出し物をしたこと。そのときにチャイナモチーフの制服をつくったんです。それが本当に楽しくて、衣装デザインをやりたいと思ったきっかけです。

もともと服のデザインの絵を描くのが好きだったので、つくるのも楽しいなって。そうして、いまの衣装のデザイン・制作に落ち着きました」

 

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Q4. 最近、新しく始めたことはありますか?

いろいろな国の言語を学んでいます。作品づくりにおいて、文章にすることを大切にしているのですが、日本語だけでなく外国語も使えるほうが、もっと深みが出せると思ったので。いまは英語と中国語を勉強しています。

それに、アルバイト先が都心にあって、海外の方とお話する機会がたくさんあるので、コミュニケーションをとるうえでもやっぱり外国語は必要だと実感して。いずれはさらに違う言語も学びたいと思っています」

Q5. 今後の目標は?

わたしがつくった衣装や手がけたデザインが、日常のときめきや美しさに気づくきっかけになればいいなと思っています。

電車に乗って窓から見えるふとした景色とか、晴れた日の朝のきれいさとか、普段はあまり意識していないけど、美しいものとかときめきって、日常にあふれていると思っていて。そういうものに気づくきっかけをつくりたいんです。

いま、身近なところにある美しさに気づいている人って、そんなに多くないと思っていて。スマホの画面を通さないで、もっとまわりを見渡してほしいと思っています」

マナミのプロフィール

年齢:18歳
出身地:神奈川県横浜市
所属:文化服装学院 ファッション工科専門課程 ファッション高度専門士科1年
趣味:絵を描くこと、見ること、歌うこと
大切にしている言葉:常に最新の私が最高

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Photo:Nanako Araie
Text:Haruhi Hirayama

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Haruhi Hirayama

ライター

2004年生まれ。埼玉県在住。青山学院大学総合政策学部在学。趣味は、登山。新しい出会いを大切にしていきたい。

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