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地元・鹿児島県喜入地域に学びの場を提供!地域活動に情熱を傾ける大学生【東琴乃・18歳】

地元・鹿児島県喜入地域に学びの場を提供!地域活動に情熱を傾ける大学生【東琴乃・18歳】

「気になる10代名鑑」の569人目は、東琴乃さん(18)。学校での探究活動をきっかけに、地元である鹿児島市の喜入地域の自習室の不足を解決するために団体を立ち上げ、いまもその運営に携わりながら、さまざまな地域活動にコミットしています。以前は静かに教室で本を読んでいるタイプだったという琴乃さんが、アクティブに活動するようになったきっかけや、地域活動にかける想いについて聞いてみました。

東琴乃の活動を知る5つの質問

Q1. いま、力を入れている活動は?

「大学入学を期に上京して、福祉とまちづくりについて学びながら、地元である鹿児島市の喜入地域で『学びの場』の提供をする中高生中心の団体『喜入マナビバプロジェクトつわぶき』を設立して、そこで活動しています。

高校1年生の3月に設立したのですが、定期テスト前にボランティア講師を招いた、質問できる自習室を開設したり、天体観測会やしめ縄づくりといったイベントを運営したりしているんです。このプロジェクトを評価してもらって、『地域探究プログラム』の文部科学大臣賞や、『中高生探究コンテスト2023 困りごと部門最優秀賞』をいただきました。

いまは、喜入から離れているものあって、オンラインで活動をサポートしたり、メンバーを育成したりしています。チーム全体の動きを把握して、中高生の行動力やまっすぐなパワフルさを活かし切れるように導くことを心がけています」

 

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Q2. 活動を始めたきっかけはなんですか?

高校1年生のときに、喜入地域のためにできることはないかというテーマで、学校の探究活動を始めたのが大きなきっかけです。身のまわりの問題を考えてみたときに、自習室の不足が思い浮かんだんです。

喜入地域には、無料で勉強できるワークスペースがほとんどなく、あっても席数は少なくて、すぐ埋まってしまうんです。図書館も、当時はコロナの影響で利用時間が制限されていて……。そこで、喜入中学校の全生徒にアンケートを取ったところ約8割の生徒から自習室が欲しいと回答があり、やっぱり自習室が必要だと思いました。アンケート結果をもとに、担任の先生からのアドバイスをいただいて、団体を設立して、自分たちで『学びの場』をつくっていくことにしました」

Q3. これまでの活動の中で印象的な出会いはありますか?

高校の友だちとの出会いです。わたし自身、静かに教室で本を読んでいるような、目立つことが好きではない人間だったんです。でも、高校で出会った友だちが、自分のやりたいことに精力的に取り組んでいる姿にすごく刺激されて……。かつ、静かに居ても、それも個性として尊重してくれる。そんな友だちと過ごしていく中で、少しずつ教室の中で自分を出せるようになって、だんだんと自分の意見を言えるようになったんです。

いま、こうして団体代表としてアクティブに活動できる自分がいるのは、のびのびとした高校の環境があったからこそだなと、本当に思っています。

また、高校3年生の担任の先生との出会いも大切で。わたしが喜入地域をテーマにして探究をしていく中で、行き詰まったときにブレイクスルーになるようなアドバイスをしてくれました。困っているときには相談に乗ってもらったし、たくさん話を聞いてくれたことに、とても感謝しています!」

Q4. 新しく始めた挑戦について教えてください。

「大学に入って、地元以外の地域活動にも取り組んでいます。

大学のサークル活動で、近くの小学校の4年生と一緒に、その地域の保全・魅力の発信をしたり、地域の夏祭りの実行委員会に入り企画に携わったりと、いろいろな地域活動に参加しています。喜入では地元の人がそれぞれ個人で活動していたけど、自治会の活動が盛んで、組織単位でまちを運営していくことが新鮮で、勉強になることばかりです。

e-bikeを活用したまちの観光ツアーの事業にも挑戦しているのですが、自治体の構成メンバーとなっているのは高齢者の方が多くて、だからこそ若者であるわたしたちの意見を『新しくて面白い』と肯定的に捉えてもらえて。普段あまり接することのない世代の人と交流して対話ができる地域活動って、やっぱり面白いなと感じています

Q5. 今後、やってみたいことは?

「喜入は、住民同士の距離も近くて、コミュニティが密なので、地域全体が自分の家みたいに温かくって落ち着くんです。帰ったときに『おかえり』って言ってもらえるこの場所はやっぱり大切。だから将来は、地方公務員だったり、大学で学んだことをもとに福祉に携わる者だったり……まだ明確には決められていませんが、喜入に戻って地域のために何かできることをしたいなと思っています。

同時に、ほかの地域のことををもっと知ってみたいと思っていて。今年の夏には熊本県小国町の地域づくりインターンで2週間滞在して、空き家調査を行いました。鹿児島は空き家問題も深刻なので、地域の重要な課題として、何かできることはないか、その解決方法を探ってみたいと思っています」

東琴乃のプロフィール

年齢:18歳
出身:鹿児島県鹿児島市喜入町
所属:法政大学、喜入マナビバプロジェクト つわぶき
趣味:地域活動やボランティアに参加すること、アニメを見ること、推しの動画を見ること
特技:すぐに寝れる
大切にしている言葉:地道にコツコツ

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Photo:Eri Miura
Text:Chihiro Bandome

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Chihiro Bandome

ライター

2003年生まれ、埼玉県出身。上智大学文学部新聞学科在学。自分の目で現場を見て、自分の言葉で人と話して、世界を知っていきたい。大学では、主にニュース記事の執筆を学んでいる。2023年より、ライターとして「気になる10代名鑑」のコンテンツ制作を担当。

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