タイムリーな話題から、カルチャー、さらには社会問題まで、さまざまなテーマについて、リアルな10代の声を聞くシリーズ「10代リアルVOICE」。
今回のテーマは「夏休み」について。梅雨明けが進み、いよいよ夏本番を迎える今日この頃。テストも終わり、夏休みを迎えた10代も多いのではないでしょうか。そこで今回は、4人のティーンに今年の夏の予定について聞いてみました。
1. SHU-TO.さん「ヴィンテージの機材を使いこなして、音楽制作に没頭したい」
「ハードシンセサイザーを使った、DTMの制作に没頭する予定です。パソコンで音楽をつくるには、パソコンで楽譜を書いて、その楽譜を演奏するための『楽器の音』を買わないといけなかったのですが、いまは『ソフトシンセサイザー』というパソコン上で演奏できる楽器の音が主流なんです。だから、パソコンから楽譜の情報を送って、演奏する外付けタイプのハードシンセサイザーというのは、あまり使われなくなったと聞きました。
ですが最近、ミュージシャンの先輩から、2000年代の伝説的なハードシンセサイザー『SD-90』というものをいただいて。いまはそれを使って、音楽をつくるのにハマっています。ヴィンテージの機材は、昔懐かしい曲との相性が抜群なので、昭和歌謡など、古い音楽を専門にしている僕なら、きっと使いこなせると思っています」
2. 美羽さん「誰かとつくりあげる体験をするなど、クリエイティブな夏を過ごしたい」
「今年の夏休みは、久しぶりに誰かと楽しめるクリエイティブな体験をしたいと思っています。ここ数年の夏休みは、コロナや受験で遊ぶことがほとんどなかったので……。まだ詳しいことは決めていないですけど、アーティストやクリエイター、企業の方と一緒に、イベントやアート作品をつくるような機会に携わりたいなと思っています」
3. nodokaさん「オリジナルブランドの運営に注力する夏に!」
「マスクをしなくてもいい夏休みはなんだか久々で、いろいろやりたいことがあります。その中でも、ナイトプールに行くことと、自分のブランド『nocca』を本格的に始めることが、今年の夏休みのメインになりそうです。最近は服をつくるだけじゃなく、インスタグラムでの発信にも力を入れていて、試行錯誤しているところなので、そのアカウント運営もがんばりたいですね」
4. 亀田サンゴさん「自分から足を運んで、新たな出会いや再会を楽しみたい」
「夏休みの予定はまだ全然決まっていませんが、いま関わっている活動の関係で、岩手県に行く予定です。仕事ももちろんあるのですが、せっかくなのでたくさん遊びつつ、いろんな人と出会いたいです。個人的な今年の目標として『2回目のMeets』というキーワードを掲げていて。いままで一度だけ会えた人や、知ってはいけるけど会えていない人がたくさんいるので、自分から会いに行きたいと思っています。
これまでたくさんの人に出会えたことで経験できたことがたくさんあるので、新たな出会いに恵まれたなら、いい夏になるんじゃないかなと思っています」
コロナ禍を経て、この夏は「何か新しいことをしたい!」と意気込む、エネルギッシュな回答が多く集まる結果になりました。とはいえ、今後、ますます気温が高くなる日が続くことも予想されます。暑さに気をつけながら、充実した夏を過ごしたいですね。
Photo:Eri Miura
Text:Ayuka Moriya