タイムリーな話題から、カルチャー、さらには社会問題まで、さまざまなテーマについて、リアルな10代の声を聞くシリーズ「10代リアルVOICE」。
今回のテーマは「お祭り」について。この夏は、マスク着用義務や人数制限も解除され、コロナ禍前の賑わいを取り戻しつつある、夏の風物詩・お祭り。その一方で、一部メディアでは「若者のお祭り離れ」が囁かれているという情報もあります。そこで、5人のティーンに、お祭りへについての思いや、いま気になっているお祭りについて、詳しく聞いてみました。
1. 日暮香怜さん「非日常を味わえるのが醍醐味!今年は受験勉強があるけど・・・」
「わたしは今年、受験生なので、勉強や補習があってなかなか行くのが難しいかもしれないけど、もしもタイミングが合えば、花火大会に行きたいなって思っています。お祭りに行ったら、友達と交流したり、屋台のゲームを楽しんだりしたいです。お祭りの空間って、日常とは違う世界に入ることができるので、すごく好きです」
2. 亀田サンゴさん「花火大会って青春の象徴だし、夏の風物詩だと思う」
「お祭り、行きたいですね。今年は特に、花火大会に行きたいなと思っています。ここ数年、コロナで中止だったところも多かったので、久々に開催するところが多いんじゃないでしょうか。いろんなお祭りがあるけど、花火大会って特に青春っぽいし、夏の風物詩っていう感じがします。特に思い出深い夏祭りは、さいたま市にある大和田公園で開催される花火大会です。祭りって友達や家族、パートナーなど、いろんな人と行くけど、それぞれに異なる思い出があっていいなと思います」
3. 美羽さん「夏の夜のお祭りの雰囲気が好き。浴衣を着るのも楽しみです」
「夏の夜のお祭りの雰囲気が好きなので、今年は久しぶりに行けるのを、いまからワクワクしています。今年は、仲のいい大学の友達に誘われたので、浴衣を着て、4年ぶりに開催される。隅田川の花火大会に行く予定です」
4. SHU-TO.さん「地元のお祭りに、親友と一緒に行くのが毎年恒例です」
「地元の埼玉県川口市で毎年開催されている『たたら祭り』に行きます。毎年、親友と行くのが楽しみなんです。去年も行く予定だったのですが、彼がお祭りの前日に怪我をして、行けなくなってしまって……。今年はいまのところお互いに元気なので(笑)、一緒に行けることを願っています。なんといっても、最後に上がる花火が見どころです」
5. 寿樹さん「参加するだけじゃなくて、出店にもチャレンジしたい!」
「今年はお祭りにただ参加するだけではなくて、出店したいなと思っています。これまでも地元のお祭りを手伝ったことがあるんですが、自分が出店するのは初めてなので、いまからワクワクしています。わからないことだらけなので、手探りでも今年はまずやってみて、来年につなげられたらいいなと思っています。
僕はお祭りの太鼓の音や人が集まる雰囲気がすごく好き。太鼓の音を聴くと、何か湧き上がってくるものを感じるし、いつもは静かな街が、お祭りの期間になると活気にあふれる。いい意味で、異様な感じがします」
屋台、催し、花火、さまざまな楽しみ方があるのが、夏のお祭りの魅力。若者のお祭り離れを心配する声もありましたが、今回答えたくれた10代を見る限り、都市でも地方でも、そんなことはなさそう。地元で長く受け継がれる祭りに地元の友達と行くもよし、人がドッと押し寄せる有名な花火大会に行くもよし。素敵な夏の思い出ができたらいいですね!
Photo:Eri Miura
Text:Ayuka Moriya