Steenz Breaking News

SGDsが叫ばれる今だからこそ再注目したい!ごみ拾いSNS「ピリカ」【Steenz Breaking News】

SGDsが叫ばれる今だからこそ再注目したい!ごみ拾いSNS「ピリカ」【Steenz Breaking News】

世の中にあふれる情報から、10代が知っておくべき話題をお届けする、「Steenz Breaking News」。今日は、ごみ拾いSNS「ピリカ」についてご紹介します。

リリースから11年。世界中に広がるごみ拾いの輪

私たちの身近な問題として、取り上げられることの多い「ごみのポイ捨て」。生活環境を悪化させるだけでなく、ポイ捨てしたペットボトルやレジ袋が飛散して川に流れ、そのまま海洋ごみになるなど、環境破壊へもつながっています。

さまざまな地域で条例などが施行され、対策も進んでいるものの、まだまだ街中でごみが転がっている光景を目にすることも少なくありませんよね。

そんな、ごみのポイ捨て問題の解決を目指して、2011年の11月に誕生したのが、ごみ拾いSNS「ピリカです。今年でリリースから11周年を迎え、2022年11月時点で、ピリカを通して269,821,119個のごみが115か国で拾われています。

 

ごみを拾うと「ありがとう」が返ってくる。ごみ拾いSNSピリカ

「単純作業で地味」といった声や「やってもやっても達成感がなくて、継続が難しい」というイメージのあるごみ拾い。ピリカはその点に着目し、ごみ拾いを楽しく続けやすくするための工夫が施されています。改めて、そのポイントに注目してみましょう。

 

ピリカの使い方はとっても簡単で、拾ったごみの写真を撮って、それを投稿するだけ

 

投稿には、ハッシュタグやコメントも付けられます。すると、同じピリカを利用している人たちから、TwitterやInstagramの「いいね」のように、「ありがとう」が届く仕組みです。タイムラインでは、他のユーザーのごみ拾いの様子や、拾われた国とごみの総数も確認できます。

実際に投稿してみると、投稿して5分も経たないうちに「ありがとう」が届きました。ピリカの利用率の高さと、同じようにごみ拾いを行っている人が世界中にいることを実感。自分の小さなアクションに対して、反応がもらえることも、やる気につながります。

ピリカを使用し「さっぽろごみ発見クエスト」を開催

ピリカを使用しているのは、個人だけではありません。2021年時点で、1,500以上の企業や自治体、団体も導入しています。時には、企業や自治体と一緒に面白い取り組みをすることも。

例えば2022年9月には、「さっぽろクエスト」と「CHANGE FOR THE BLUE in北海道実行委員会」とのコラボレーションで「さっぽろごみ発見クエスト」を共催しました。

指定エリアでごみを拾いピリカに投稿すると、札幌の飲食店で使用できる総額390,000枚のコインが当たるというもの。次世代にきれいで豊かな海を残すことを目的に開催されたこのイベントでは、7840個のごみがピリカを通して報告されたそうです。

企業や自治体も地域のごみ問題に対して、どう取り組めば良いのか悩んでいることも多いはず。そのため、ピリカのようなアプリがきっかけになることで取り組みやすくなり、導入を考える人たちも増えていくでしょう。

ごみ拾いは、10代も気軽にできるアクションのひとつ。楽しく長く続ける方法として、ピリカの活用を考えてみてくださいね。

Reference:
SNSピリカ|株式会社ピリカ/一般社団法人ピリカ
ピリカブランドムービーの公開と10周年を記念したYEARBOOKを制作|株式会社ピリカ
さっぽろごみ発見クエスト|株式会社ピリカ

Image:PR TIMES
Text:Yuki Tsuruta

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Yuki Tsuruda

ライター

鹿児島県在住のフリーライター。販売職や事務職を経験後、2020年5月からフリーランスのライターへ。執筆ジャンルは、ものづくりやSDGsなど。

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