タイムリーな話題から、カルチャー、さらには社会問題まで、さまざまなテーマについて、リアルな10代の声を聞くシリーズ「10代リアルVOICE」。
今回のテーマは「LINEなどのメッセージアプリ」。世間的には、圧倒的にLINEの使用率が高いと言われていますが、10代の間では、LINE離れが進んでいる……なんていう話も耳にするようになりました。そこで、6人のティーンに、LINEをどんなときに、どれぐらい使っているのか聞いてみました。
1. 向井涼一さん「学校の友達や、仲良いビジネス仲間との連絡手段として使います」
「LINE、使っていますよ。学校の友達や、仲良いビジネス仲間との連絡手段としてLINEを使うことが多いです。
その他にも、Instagramをコミュニケーションツールとして使っています。DMでやり取りすることもありますが、LINEよりもメッセージのやり取りの回数が少ないと思います」
2. SERUCHOCOさん「LINEはビジネス系で関わった大人と交換します」
「LINEは使ってはいますが、いま海外に住んでいるので、頻繁には使っていません。どちらかというと、メッセージのやりとりは、InstagramのDMを使うことが多いです。
LINEを交換するのは、電話をするくらい仲のいいの友達とだけ。友だちは100人いくかいかないかくらいです。あと、ビジネス系で関わる大人の方とは、特にたくさん話さなくても、LINEを交換することが多いです。理由は、その世代の方たちがインスタで連絡を取る習慣がないから。
InstagramはDM以外にも他の人の投稿を見たり検索したりと、たくさん機能がついているので、けっこうな頻度でアプリを開いていますが、LINEを開く時間は誰かからメッセージをもらったときくらいですね」
3. 咲月さん「LINEは業務連絡チェックと、作業電話用に使っています」
「LINEを使うのは、アルバイトなど業務連絡のやり取りが多いですね。あと、服飾の学校の友だちとは、課題に追われているとき、LINE電話しながら作業を進めたりすることもあります。
普段はそれほどLINEを開くことはないけど、そういうときだけは5時間ぐらい使ったりしているかもしれません」
4. さいむらひまりさん「LINEを使うのは週の半分ぐらい。インスタのDMがメイン！」
「LINEは毎日は開かなくて、週に2日から4日くらいですね。相手からの返信スピードにもよるので一概には言えないけど、1日に30分くらいしか使わないかな。
最近はLINEを交換しなくても、Instagramで連絡できるので、わざわざLINE交換をしないことが多いですね。友だちとのやりとりも、InstagramのDMでします。『連絡したいことがあるのに、相手のLINEがわからない！』というときでも、Instagramで繋がっていたら連絡ができるので、とても助かっています」
5. 足浮梨ナコさん「初対面のときに交換するのは、インスタ。LINEより個性が出せる！」
「LINEでやり取りをする友達も中にはいますが、高校の友達とは、基本InstagramのDMで会話することが多いです。初対面の子ともLINE交換はしませｎ。『インスタ交換しよう』と言って仲良くなります。通話もテキストのやりとりも基本インスタです。
個人的には、アイコンしかわからないLINEよりも、インスタのほうが、その人らしさが投稿やストーリーでわかるから、『わたしはこんな感じの人間です』っていうのがわかってもらいやすい気がします」
6. Cocoaさん「LINEはほとんど使わなくて、スナチャやインスタのほう使います！」
「スクリーンタイムを見てみたら、LINEを使用している時間が、10分未満の日が多かったです。でも友だちと電話したときは2時間の日もあったので、わりとバラバラかもしれません。
友だちとのやりとりは、SnapchatかInstagramのDMでやり取りをすることが多いです。Snapchatはテキストに加えて写真を送り合うので、テキストよりも友だちを近くに感じることができると感じています」
SNSの多様化も相まって、関係性や用途に応じてツールをうまく使い分けている10代が多いようです。特に、Instagramは最近グループトーク機能など、トーク機能がますます充実してきています。LINEに対する意識も変わってきているようで、近い将来「当たり前にLINE」という感覚はなくなっていくのかもしれませんね。
Photo：Eri Miura , Kaori Someya
Text：Ayuka Moriya
