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イスラエルではラム肉も登場!食料危機を救うのはおいしい「培養肉」かもしれない【Steenz Breaking News】

Steenz(スティーンズ)

世の中にあふれる情報から、10代が知っておくべき話題をお届けする「Steenzs Breaking News」。今回は、食料問題の解決策として注目されている「培養肉」について。イスラエルで開発された、培養肉のラム挽肉について、ご紹介します。

食料危機に備えて…培養されたお肉が注目を集めている

「培養肉」とは、ウシやヒツジから取り出したお肉の細胞を増やして作られたお肉のこと。2013年に、オランダの研究者であるマーク・ポスト教授が、世界初の培養肉を作ったことをきっかけに、世界中に知られるようになりました。

この培養肉が注目されているのは、これから訪れずであろう食料危機の対策になると考えられているから。世界の人口は2050年に97億人になると言われています。その数、なんと今の1.8倍。しかし現在の畜産では、その人口をカバーするほどの食肉はつくれません。

さらに、環境負荷の観点からもメリットが。家畜を育てるためには、大量の飼料と水が必要です。さらに、家畜を育てて加工する工程にはたくさんのCO2が、また家畜の糞尿からは温室効果ガスのひとつであるメタンガスが、それぞれ大量に発生することも問題となっています。

その点、培養肉は、飼料や水もいらず、またCO2やメタンガスもそれほど大量に発生することはありません。

イスラエルで開発された世界初の培養ラム挽肉

このような、さまざまな観点から、培養肉の研究は世界中で加速しています。そんな中で発表されたのが、イスラエルの培養肉のスタートアップ企業「Future Meat(フューチャーミート)」による、ラムひき肉の培養肉でした。

ラム肉というのは、世界的に見ると、牛肉・豚肉・鶏肉の次に食べられているお肉ですが、牛肉や豚肉のように宗教的に禁止されていることが少ないため、世界中のほとんどのひとが食べられるお肉といえます。

そんな「フューチャーミート」の培養ラム肉は、従来の羊肉と同じように調理でき、味や見た目も遜色なし。特に、ハンバーガーやケバブなどに最適だとか。

日本のスーパーでも培養肉が買えるようになるかも!

ここ日本でも、培養肉の開発は進められています。例えば、2022年3月には食品大手の日清食品ホールディングスが、日本初の「食べられる培養肉」の作製に成功したと発表しました。研究関係者による試食会も実施され、肉本来の食感や味をもつ、培養ステーキ肉の実用化が進められています。

日清食品ホールディングス プレスリリースより

これからの地球を救う手立てのひとつになるかもしれない「培養肉」。まだ実用化には至っていませんが、確実に進歩しています。今後、培養肉がスーパーに並ぶ日も近いかもしれません。

Reference:
green queen「Future Meat Announces the World’s First Cultivated Ground Lamb Meat」
日清食品ホールディングス「日本初!「食べられる培養肉」の作製に成功 肉本来の味や食感を持つ「培養ステーキ肉」の実用化に向けて前進」

Text:Tomy


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