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料理を食べてくれる人にとって年齢は関係ない。17歳にして間借り飲食店を立ち上げた料理人【小森武瑠・17歳】

料理を食べてくれる人にとって年齢は関係ない。17歳にして間借り飲食店を立ち上げた料理人【小森武瑠・17歳】

「気になる10代名鑑」の375人目は、小森武瑠(17)さん。調理専門学校で料理人としての基礎を学びながら、自分のお店を運営しています。料理人として将来歩んでいきたいという小森さんに、自身の挑戦について熱く語ってもらいました。

小森武瑠を知る5つの質問

Q1. いま力を入れている活動は?

「調理専門学校のバリスタ科を専攻していて、将来、飲食業で働くために調理全般を学んでいます。

昨年10月に『‐sui‐酔』という、間借り営業のお店を立ち上げました。月に一度の営業と、不定期のイベントをしています。僕が高校生だと知ると、お客さんはみんな驚いてくれます(笑)。

お店では、もともと得意だったパスタ料理を中心に、鉄板料理を提供してきましたが、店舗の改修で鉄板が撤去されることになり、3月からはカフェにシフトチェンジして営業することになりました。学校で学んだラテアートを目玉にする予定です」

 

Q2. 活動を始めたきっかけは?

「『ZIP!』でかっこよく料理する速水もこみちさんに憧れて、料理を始めました。まだ小学生だったんですけど、そこから料理にハマり、漠然と『将来は料理人になりたい』と思い始めました。

中学2年生の終わりごろから、まわりは普通科の高校に進路を決めていたので、自分もはじめは地元の高校の普通科を考えていたんです。でも、飲食業界に進みたい気持ちは変わらないんだから、始めるのは早いほうが良いと思って、調理を専門に学べる高校に決めたんです

Q3. 工夫していることはありますか?

月イチで開くお店 『‐sui‐酔』では、毎月いろんなスタイルを試しています。今月はレストラン、次の月は屋台というように、毎回コンセプトを決めて、メニューやパフォーマンスを変化させています。特に、目の前で調理をするときは、やっぱり反応がよくて。味だけでなく、見せ方や雰囲気も大事なんだなと実感しました。

高校生だからといって、料理には妥協できないと思っていて。食材や調理方法は、すべてイチからこだわって、選んだ理由を話せるようにしています。お客さんと話したときに、『なんとなくこうした』じゃ、がっかりされてしまうと思うので。リピートしてくれるお客さんが増えてほしいんです」

 

Q4. 新しく挑戦していることはある?

地元の友人が多く通っている私立高校の交流イベントに、講師として参加しています。きっかけは友人が通う高校になんとか潜入できないかという下心だったんですけど(笑)。

普段は宇宙飛行士とか、さまざまな分野で活躍するすごい大人が講師になるんです。そんな中で、みんなと同世代だということを強みに、自分自身が経験したことや、飲食業界の魅力を伝えています。実際にお店を運営している僕だからこそ、”いまからでも行動できる!”というメッセージに、説得力を持たせられるんじゃないかなって思っています

Q5. 将来の展望は?

具体的なビジョンはまだはっきりと決まっていませんが、料理の道に進みたい気持ちは変わらないです。まずは高校卒業したら、栄養士の資格を取るために、大学に行きたいと考えています。

通っている学校の先生の中には、お店を持っている人もいて。自分が目指ししている道で活躍している人が目の前にいるという、ありがたい環境にいます。授業を無駄にしないように、やるべきことをやって、お客さんに食べてよかったと思ってもらえる料理を作れるようになりたいです

小森武瑠のプロフィール

年齢:17歳
出身地:千葉県船橋市
所属:レコールバンタン高等部調理バリスタ専攻
趣味:食べること
大切にしている言葉:なるようになるさぁ

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Photo:Eri Miura
Text:Minori

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Minori

ライター

2000年生まれ、神奈川県出身。明治学院大学社会学部在学中よりインターンとしてライター活動を始める。Steenzでは「気になる10代名鑑」のインタビューと記事執筆を担当。また、大学在学中にモデル活動を開始。広告や映像作品への出演、ライフスタイルの発信に力を入れている。

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