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わざわざ行きたいミニシアターとはどんな?下北沢の最新シアター「K2」に10代映画監督が行ってみた

わざわざ行きたいミニシアターとはどんな?下北沢の最新シアター「K2」に10代映画監督が行ってみた

お手軽に自宅やスマホで映画を楽しむのもいいし、大型シネコンで話題作をチェックするのも便利ですよね。でも、映画の魅力にどっぷり浸かりたいなら、ミニシアターに行ってみては? 最近では休館する老舗シアターも増えてきていますが、新しい施設も生まれています。

そこで今回は、演劇や音楽が根付くカルチャーの街・下北沢に、2022年1月にオープンした話題のミニシアター、シモキタ エキマエ シネマ「K2」を、映画監督・村田夕奈さん(17)がレポートしてくれました。

村田夕奈(17)。1年間で230本の映画を観てから、独学で映画監督に。

カルチャーの拠点・下北沢の新しいミニシアターを10代の映画監督が訪ねた

こんにちは、村田夕奈ゆなです。現在高校3年生で、映画監督を志しています。高2の夏に同じ学校の同級生で集まって作った「Youth Film」という団体で、「可惜夜あたらよ」という中編映画を撮りました。その後も映画の撮影に参加したり、いろんな方々のお話を伺ったりして、学びだらけの日々を過ごしています。

そんな私が休みの日に何をしているかというと、一日中ずっと映画館に引きこもって映画を観ています。ポップコーンの香りがする大きな映画館も好きだけど、ミニシアターも大好きなんです。より映画を独り占めしている感覚になれますし、作品との出会いも、大きな劇場よりも特別に感じられます。あとは、ひとつひとつの劇場の個性が本当にさまざまなので、新しい劇場を訪れるたびにワクワクするのも魅力ですよね。

そして今日は、オープンしたときからずっと来たいと思っていたシモキタ エキマエ シネマ「K2」に行ってみたいと思います!

歴史を刻んでいく「階段スペース」

2022年1月にオープンしたこちらの映画館。小田急線下北沢駅の南西改札から徒歩0分ということで、アクセスがよくて超便利! さまざまな文化が集う下北沢の真ん中で、「下北沢の文化のハブ」を目指しているそうです。

映画館は複合施設「(tefu)loungeテフラウンジ」の2階にあります。1階から2階へ続く階段の壁には、いろんな監督さんや俳優さんのサインが。その中には、私が好きな今泉力哉監督のサインも! ほかにも、ずっと気になっているひとたちの名前を見つけて、気分はルンルン。

この先、映画館の歴史と共に、この壁がいろんな人の名前で埋まっていくんだと思うと、なんだかワクワクしますね。好きなクリエイターの名前を探すのも楽しいかも!

ロビーにも見どころがたくさん

やわらかくてあたたかい雰囲気の、シンプルかつおしゃれな内装。気持ちも落ち着いて、ちょうどいいコンディションで、映画の世界に入り込むことができそう。

チケットは劇場内の発券機、またはオンラインから予約することができます。ちなみに、キャッシュレス決済のみですので、あらかじめご確認を。作品によっては席が埋まってしまう場合もありますので、オンライン予約がおすすめだそうです。

通常上映に加えて、期間限定のイベントも充実。
暑さが厳しいこの時期は、涼やかに過ごせる作品を上映する「プールサイドシネマ」を開催中!

映画が始まるまではいろいろ眺めてよーっと。私は普段からフライヤーを集めているので、この日も全種類一枚ずつ持ち帰らせていただきました。

ミニシアターは、大きな映画館とはフライヤーのラインナップもだいぶ違うので、見ていてワクワクします。ちなみに私が好きなのは、紙の質感が少し厚めでザラっとしていたり、写真が1枚ドーン!って載っているようなデザインだったりするフライヤーです。みなさんは、どんなフライヤーがお好きですか?

グッズ売り場も充実していて、K2発のアートブックシリーズ「MAKING」や、かわいらしいオリジナルグッズがここで購入できます。

さてと。そろそろ映画のお時間です。

贅沢な時間を過ごせるシアター空間

シアターはひとつ。席数は71席。かなりゆとりのあるつくりです

こじんまりとしたミニシアター特有の雰囲気の中、ゆとりのある席で映画を観る時間は、まさに贅沢そのもの。

これまで、数々のミニシアターを訪れてきましたが、特にこのシアターは、座席が格段にフカフカに感じられました。横幅も背もたれも、たっぷりゆとりがあるから、どこの席でもプレミアムシートに座っているかのよう。

よりいっそう、映画を独り占めしているような感覚にさせてくれます。

席選びはどセンター派なので、ミニシアターだと4列目あたりを狙うようにしてます。

今日の上演作品は、ロックの天才とも称されるフランク・ザッパのドキュメンタリー映画『ZAPPA』

実はフランク・ザッパのことはほとんど知らない状態で観に行ったんです。ドキュメンタリー映画も普段はあまり観ないのですが、なんとなくの気分で選んでみました。私が想像していたドキュメンタリー作品よりも、ずっと鮮やかで、映像が楽しかったです。フランク・ザッパというひとりの人間そのものを浴びるような、そんな感覚になる2時間でした。

今作は「下北沢音楽祭」と連動で行われていた特別上映作品のうちの1本。「ミニシアターと聞くと、どんな作品を見たらわからない!」というひとも、ミニシアターがよくおこなっている特集上映から挑戦してみるのもいいかもしれません。

併設カフェも忘れずに

同じく2階にはカフェ「(tefu)lounge by KITASANDO COFFEE」があり、一部メニューは劇場内に持ち込むことも可能です。また、映画のオリジナルドリンクも販売されています。私は、ハチミツと紅茶の香りが特徴の、「テイラードラテ」を注文。

また、公開している映画にあわせて、オリジナルドリンクが販売していることも。

映画を観たあとに、ここでお茶をしながら、ゆっくり作品の余韻に浸ったり、一緒に来た友達や家族と作品を語ったり……なんていうこともできますよ。

サブスクのサービスなどが発達して、いつでもどこでも映画が観られる時代です。それでも映画館に足を運ぶことで、もたらされるものがきっとある。
それが何なのかは、ここに来てからのお楽しみ。

今年の夏も、観たくなる注目作はたくさんあります。外は暑いし……という方も、ここなら駅にも近いのでおすすめですよ! ぜひみなさんも、ミニシアターで、作品との出会いを楽しんでみてください。

シモキタ エキマエ シネマ「K2」 概要

下北沢の文化のハブを目指して、2022年1月に開館。全長約1.7kmの路跡地を再開発した「|(tefu)lounge《テフラウンジ》」 の2F部分に、1スクリーン、全71席(内2席は車椅子受入可)を設ける。

営業時間:9:30~23:30
住所:東京都世田谷区北沢2-21-22 (tefu)lounge 2F(小田急線・下北沢駅 南西改札口より徒歩0分)
SNS:InstagramTwitter

Text&Photo:Yuna Murata

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Steenz編集部

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