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「多様性」はただの飾りじゃない。社会課題や命をテーマに執筆する10代小説家【秋村遊・18歳】
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「多様性」はただの飾りじゃない。社会課題や命をテーマに執筆する10代小説家【秋村遊・18歳】

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「気になる10代名鑑」の134人目は、秋村遊さん(18)。16歳のときに応募した出版社のキャンペーンを機に、小説家としてデビュー。最近は、大学で出会った友人たちと共同で、出版プロジェクトも立ち上げました。執筆活動を軸に、声優やタレント活動にも取り組む秋村さんに、執筆の苦労話や創作に込めた想いについて、伺いました。

■秋村遊を知る10の質問

Q1. プロフィールを教えてください。

「アメリカ出身の18歳です。4月から早稲田大学の文化構想学部に入学しました。学業の傍ら、小説執筆や声優、タレントなど、幅広く活動をしています」

Q2. いま力を入れている活動を教えてください。

「小説を書くことです。2年前、文芸社がおこなった『0円出版キャンペーン』に興味本位で応募したのですが、そこで私が書いた作品が選ばれて、中絶・流産をテーマにした『子魂の花』という小説を出版しました。普段から、社会課題や死をテーマにした作品を書くことが多いです」

Q3. 執筆活動をする上で大切にしていることはありますか?

「何か引っかかることや、良いアイディアだと思ったことに出会ったときに、こまめにメモをとっておくことです。なんでも気になったら調べる性格なんですけど、ある程度調べたら満足しちゃいこともあって。だから、紙でもスマホでも、忘れないうちにとにかく書き留めます

Q4. 小説を書いているときに、いちばん大変なことはなんですか?

資料やエビデンスを集めること。正直なところ、書くことよりも、こっちのほうが大変です。例えば事件を扱うときは『この犯罪って、法律的にどういう結果がもたらされるんだろう』とか、実際に法律事務所の方に問い合わせてみることも。

だから、たまに心配されるんですよね。変な質問をするから、危ない人なんじゃないかって(笑)」

Q5. スランプに陥ったときは、どうしていますか?

「一旦手を止めて、自分が大好きなアニメや漫画、音楽などに浸ります。幼いころはアメリカや中国に住んでいたのですが、当時から日本のアニメや漫画が大好きで、よく見ていました。特に『おじゃる丸』が大好きだったんですよ。アイディアが浮かぶまで、のびのびと過ごすようにしています」

Q6. これから書いてみたい小説のテーマがあれば、教えてください。

「いろいろあるけど、最近の日本は特に、『多様性』をただの飾りとしか見ていないのでは……と思うときがあるので、それについてはいつか書いてみたいですね。実際に日本の社会の上に立つ人たちは、本当に多様性や社会問題を理解しているのかな、という疑問を抱くことがたまにあります」

Q7. 趣味はありますか?

イラストを描くことです。描いているうちに、頭の中で考えていることを可視化できる気がするし、小説で登場人物の性格や姿を書かないといけないときにも、役に立っています」

Q8. 生きる上でのポリシーがあれば、教えてください。

自分らしくあること。猫を被って、自分らしさから目を背けていた時期もあったんですけど、結果、不登校になったり、自傷行為をしたりして、抜毛症にまでなってしまいました。

その後、N高校への転校を機に、他人にどんな嫌な顔をされてもいい、苦手意識を抱かれてもいい、素の自分で自分らしく生きてみよう、と開き直ることができたんです。それで、本来の臆病な自分になってみたんです。

そうしたら、自分も心が軽くなり、ありのままの自分を受け入れてくれる友人や仲間に出会うことができました」

Q9. 将来の夢を教えてください。

「厳しい世界なのは重々承知のうえで、小説家として食べていけるようになりたいです。でも、ありがたいことに、小説以外にも、いろいろな表現のお仕事もさせてもらっているので、型に捉われることなく表現できる人になりたいです」

Q10. 同じ時代を生きる10代にメッセージをお願いします。

「思うことは簡単なことだけど、考えることって難しい。かと言って、考えすぎるのも疲れるし、自分を傷つけたりしてしまうかもしれない。

でもそのバランスは、人生経験でどんどん安定してくるものだから、焦ってしまっても大丈夫だと思うし、逆にのびのび過ごしててもいいはず。もしも何かを背負ってしまったら、受け入れましょう」

■秋村遊の今日のファッション

シャツ/ Honeyspot パンツ/DAGY シューズ/keisy バッグ/GAGGIO アクセサリー/中国で買ったもの

「正直、ファッションのことはあまりわからなくて……。ネットのお気に入りのお店で買うか、母とお出かけしたときに、ふらっと立ち寄ったお店で買っています。今日はお気に入りのアイテムや、直感でいいなと思ったものを選んできました」

■秋村遊のSNS

★Instagram

★Twitter

Photo:Eri Miura
Text:Ayuka Moriya
Edit:Takeshi Koh


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