世の中にあふれる情報から、10代が知っておくべき話題をお届けする「Steenz Breaking News」。今回は、環境に配慮したサステナブルなものづくりをおこなう「PENON」から発売された、アートな木製ボールペンについてご紹介します。
使い捨てボールペンは、大量のプラスチックごみを発生させる
環境問題を引き起こす原因のひとつと言われているプラスチック。あらゆる製品の材料として使われていますが、私たちの日常でも登場頻度の高い「ボールペン」もそのひとつ。
国内向けに出荷されているボールペンの本数は、年間なんと約8億本にものぼるそう。その大部分は、手ごろな値段で手に入る使い捨てタイプ。そのため、「安いから、また買えばいい」と、簡単に捨ててしまうことも珍しくありません。
しかし、愛着のわくデザインで、かつ繰り返し使えるボールペンであれば、プラスチックごみを無駄に増やすことも防げるはずです。
木製ボールペン×アートから誕生したエシカル文具
今回ご紹介する「PENON」は、人や環境に配慮したエシカルなボールペンを販売しています。ボールペンの本体には「森林認証制度」を受けた木材を使用。芯を交換すれば半永久的に使えて、使用済みの芯もリサイクルできます。
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パッケージも、プラスチックではなく、森林認証紙が使用されています。ちなみに、パッケージはペンスタンドにもなるため、捨てずに組み立てて使えるという優れモノ。
そして今回新たに、「文房具」「アート」「サステナブル」を融合させた「PENONアートプロジェクト」の一環として、「触れるアートボールペン」が発売されました。その名も「タッチミー!アートペン」です。
本物の絵画のような質感を再現。触れて楽しむアート
注目すべきは、その立体的なデザイン。「タッチミー!アートペン」という名前のとおり、ボールペンの表面には凹凸が。実はこのボールペン、絵だけではなく、筆のタッチや絵の具の盛り上がりまで、インクを重ねて再現されているのです。
現在発売中の「タッチミー!アートペン」は全部で10種類。『ひまわり』や『星月夜』などで知られる画家、フィンセント・ファン・ゴッホの絵画のデザインを施したアートペンが先行発売されています。
環境配慮とデザイン性の両方を叶えた製品を選択しよう
環境に優しい製品を取り入れることも大切ですが、長く使い続けるためには、デザインも重要。お気に入りアイテムとして、無くしたり壊したりせず、自然と大事にする……その行動こそが、地球環境の保護につながります。
「タッチミー!アートペン」のように、デザイン性も高く地球環境に優しい製品が、これからも増えるといいですね。そして、使い捨て製品を過剰に利用することが減りますように。
Reference:
Touch me! ART PEN 新発売|株式会社 ペノン
OUR MISSION |株式会社ペノン
森林認証・ラベリングってなに?|林野庁
Image:PR TIMES
Text:Yuki Tsuruta