「気になる10代名鑑」の166人目は、中澤龍さん(17)。通信制の高校に通いながら、自らオーディションに応募して舞台に立ちはじめ、俳優としての経験を積んでいます。そんな中澤さんに、演技の世界へ入ったきっかけや、舞台の魅力などをお聞きしました。
■中澤瀧を知る10の質問
Q1. プロフィールを教えてください。
「東京都出身の高校3年生です。舞台をメインに、お芝居をやっています。いまは事務所内の審査に向けた養成期間ですけど、個人で舞台キャストのオーディションに応募したりもして、経験を積んでいます」
【出演情報】
Theater新宿スターフィールド×ユーキース・エンタテインメント提携公演
演劇ユニット愚者愚者
舞台「産声が聴こえない。」に出演致します公演日程
2022/7/6(wed)-10(sun)
※B公演の日程で出演致します劇場
Theater 新宿スターフィールド脚本 演出/久我 真悟[演劇ユニット愚者] pic.twitter.com/gfVhO0xovn
— 中澤 龍 なかざわ りゅう (@nakazawa_Ryu) June 8, 2022
Q2. 舞台に立ち始めたきっかけは?
「高校2年生のときに挑戦した朗読劇です。中学3年生でアニメにドハマりしたのがきっかけで、卒業後は声優の専門学校に進みました。だけど、どうしても声のお芝居がうまくできなくて……。
悩んでいたときにネットで朗読劇のオーディションを見つけて。舞台の演技はまったく未経験だったけど、それまで学んだ声の演技が生かせると思って挑戦しました。そこで初めて、舞台もおもしろいなって気付いたんです」
Q3. 舞台でのお芝居はどんなところが魅力ですか?
「人と人とが直接向き合って、唯一無二なシーンが生まれるところ。マイクに向かって役を演じるよりも、相手とコミュニケーションを取りながら役になりきるのがおもしろくて。共演する役者の表情や場の雰囲気が少し違うだけで芝居は変化してくるので、毎回とても新鮮なんです」
Q4. 役づくりはどのように行っていますか?
「演じる人物と自分の似ているところを探し、照らし合わせて、役づくりしています。以前、無口な人の役を演じたときには、どうしてその人は口数が少ないのかを想像して、共感する部分を見つけることで役に入り込んでいきました」
Q5. 普段はどんな友達と過ごすことが多い?
「中学や高校、専門学校の友達はもちろん、舞台の共演者と遊ぶこともおおいです。年下よりも、同い年か年上の人が多いですね」
View this post on Instagram
Q6. 幸せや生きがいを感じる瞬間は?
「1日に2回も3回入るほどお風呂が好き! 特に、舞台をやりきったあとに入るお風呂は本当に気持ちいい。入浴剤を入れたり、柚を切って入れたりして、楽しんでいます。温泉も好きで、この間は群馬県の草津温泉に行ってきました」
Q7. 最近新しく挑戦していることはありますか?
「ダンスを始めました。実はミュージカルにも興味があって、いつか使えるかなと思って、レッスンを受けています」
Q8. 今後の目標は?
「将来は舞台の仕事で食べていきたいと思ってるくらいで、正直、具体的な目標とか、目指してる役者像っていうのはないです。ただ目の前にある芝居に全力を注ぐことを大切にしています。
嬉しいことに、そういう全力で素直なところを評価してもらえることは多くて、そのままの自分でいたいと思っています。
あと、素敵なお嫁さんを迎えることは将来の夢です!」
Q9. 社会が「こう変わればいい」と思うことは?
「ひとりひとりの個性をもっと大事にできるようになるといいなと思います。こういう人が多いからこうあるべき、というのはあまり好きじゃなくて、考え方や価値観を押しつけるようなことがない社会であってほしいです」
Q10. 同じ時代を生きる10代にメッセージをお願いします。
「少しおおげさだけど、10代の間なら失敗してもなんとかなると思います。いろんなものに直接触れて、感じて、発見のある失敗をしましょう。トライアンドエラーができるのは10代の特権です!」
■中澤龍の今日のファッション
「今日のファッションテーマは『若いころのおじいちゃん』です。古着はアメカジとかBボーイ系が好きで、よく着ます。スカーフはおばあちゃんからもらったもの。知り合いにスニーカーマニアの人がいて、今日のシューズはその人からもらいました」
■中澤龍のSNS
おはようございます!!!
#産声が聴こえない本日荒通しです!!
少しづつ形が見え始めてきました。ご予約お待ちしております🙌🙌 pic.twitter.com/ralBcxUWxW
— 中澤 龍 なかざわ りゅう (@nakazawa_Ryu) June 26, 2022
View this post on Instagram
Photo : Eri Miura
Text : Daiki Ido
Edit : Takeshi Koh