「気になる10代名鑑」の155人目は、Marinさん(19)。ダンス歴10年で、ダンサーとしてステージに立つだけでなく、インストラクターとして生徒に教えながら、最近では振付師としても活動の幅を広げています。ダンス界で高みを目指すMarinさんに、将来に向けての野望を語ってもらいました。
■Marinを知る10の質問
Q1. プロフィールを教えてください。
「19歳のダンサー・振付師です。『Marin』名義で活動しています。インストラクターとして、ダンススクールで基礎から振り付けまでを教えています。
振付師は18歳のころからやってみたいと思っていて、お仕事の話をいただきました。振付師としてはまだまだですが、勉強しつつも、今いちばん武器にしたいことです」
Q2. ダンスを始めたきっかけは?
「母に勧められたのがきっかけ。わたし、小さいころから落ち着きがなくて(笑)、いっつもひとりで踊っていたんです。そんな姿を見た母が、『絶対にダンス向いてる!』って言って、ダンススクールに連れていってくれたんです。そうしたら、母が思ったとおり、めちゃくちゃダンスにハマって、いまに至ります」
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Q3. どんなことを大切にして活動されていますか?
「個性! 『こういうダンスは、Marinにしか表現できないよね!』っていう特別さを大切にしてます。
教える場面では、自分は体を大きくエグく魅せる踊り方なので、そこをみんなが習得できるように教えられたらなって思っていて。あとはレスポンスの速さ! 誰にも負けません(笑)」
Q4. ステージに上がる前は、どんな心境になりますか?
「とても緊張します。実は緊張しいなんです。間違えたらどうしよう……っていつも不安に。緊張をほぐすために腕立て伏せをして、なるべく落ち着いてステージに上がるようにしていますね」
Q5. ファッションにこだわりはありますか?
「ステージ上では、とにかく派手に! スウェットを着るとしても、明るい色のセットアップのものを選んで、普段のレッスン着とは意識的に区別して、スイッチが入るようにしています。やっぱり見た目から気合が入るから。
髪の毛もずっとハイトーン。黒髪だと何だか普通な気がして、目立つように染めてます。ダンサーだからこそ、ステージ以外でも、いつも目立っていたいから!」
Q6. 生きるうえでのポリシーがあれば教えてください。
「いい意味でわがままに(笑)。どちらかというと、漢字で『我が儘』ですね。どんなときも人に流されないで、自分の意思を持って進んでいきたいです。妥協したくないし、人に流されるのはイヤなので」
Q7. 宝物を教えてください。
「師匠からいただいた手紙です。2020年の年末、1年の振り返りで師匠とごはんを食べに行ったときに、『これからもがんばれ』っていう言葉と一緒に、手紙をもらったんです。パワーの源だし、とても大切な宝物です」
Q8. 世の中が「こう変わればいい」と思うことはありますか?
「男女のありかたかな。例えば、男性アーティストには、男のダンサーのほうがいいっていう風潮があるんです。もちろんファン目線からしたら、気持ちはわかるけど、それで実力のあるダンサーと共演できないのは、クリエーションとしてもったいないなって思います。
まあ、そんなの関係ないぐらい自分がヤバくなればいいんだけどね(笑)。がんばります」
Q9. 今後の展望・将来の夢は何ですか?
「もっとダンスがうまくなりたい! 海外、特にLAに行って、本場でも通用するダンサーになる予定。いまよりもっとダンサー界で必要とされる存在になりたいですね。
そしてもしできれば、ダンスに関係ない、声優や舞台なんかにも挑戦してみたいです。ダンスをきっかけに、活動の幅を広げていけたらなと思っています」
Q10. 同じ時代を生きる10代に、メッセージをお願いします。
「若さって、強い武器だなと思います。やりたいと思ったことは、すぐに実行に移すことが大切だと思います!」
■Marinの今日のファッション
「今日のコーデのポイントは、なんといってもスニーカーです。このジョーダン5は、漫画『スラムダンク』に出てくる流川楓が履いているモデルと同じなんです!」
■MarinのSNS
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Photo:Eri Miura
Text:Mai Sugawara
Edit:Takeshi Koh