「気になる10代名鑑」の117人目は、堀口心寧さん(19)。小学校から複数の国でのホームステイを経験し、自然と国際問題への関心が高まっていったそう。現在は学生団体に所属し、国際交流や国際支援に携わっている堀口さんに、活動に対する想いや今後の夢を伺いました。
■堀口心寧を知る10の質問
Q1. プロフィールを教えてください。
「茨城県出身の19歳で、現在は順天堂大学に在学中です。学外では、『学生団体おりがみ』に所属しています。おりがみは、東京2020『おり』ンピック・パラリンピックを『が』くせい『み』んなで盛り上げよう、という想いからスタートした団体なのですが、オリンピックが終わったいまも、ボランティア活動を軸に活動を続けています」
Q2. 具体的にはどんな活動をしているんですか?
「私は主に国際分野を担当していて、大きくふたつの軸で活動してます。ひとつは、国際交流イベントの企画。オンライン上で、アジア圏の留学生と日本の学生をつなぐ文化交流イベントを開催してます。もうひとつは、国際問題勉強会といって、アジアで起こっている国際問題について学びながら、どんな支援ができるかを考える勉強会を開催してます」
Q3. どんなことを大切にして取り組んでいますか?
「楽しむ気持ちです。イベントなどでは自分たちが楽しめていないと、参加してくれている人たちにも、楽しんでもらうことができないと思うので!」
Q4. 国際問題に関心を持ったきっかけを教えてください。
「小学生のころからホームステイをしたことがあって、海外で働くことや語学にはずっと興味がありました。これまで、アメリカ、オーストラリア、カナダとか、英語圏を中心に留学してきました。
実際に現地で生活していくうちに、多様な文化や価値観があることを知って、海外や国際社会についてもっと知りたいという気持ちが自然と高まっていきました」
Q5. 所属している学生団体はどんな雰囲気ですか?
「切磋琢磨し合える仲間がたくさんいます。文系・理系問わず、いろんな大学からメンバーが集まってるし、OB・OGも多いので、自分と興味や関心が近い刺激的な繋がりを得ることができるんです」
Q6. これからやってみたいことは?
「街づくりにも興味があるので、普段行かないような街や通りを散策していきたいなと思ってます。コロナが明けたら、日本を訪れた海外の方にも案内してみたいです!」
Q7. 趣味はありますか?
「体を動かすことです。以前はテニス部に入っていたので、いまもときどきプレーしますし、ふらっと走りに行くこともあります。最高のリフレッシュになります」
Q8. 世の中がもっとこうなればいいな、と思うことはありますか?
「もっと途上国のリアルを報じてほしいなと思います。たとえば、いま東南アジアはすごいスピードで発展してるけど、少し離れた農村部では支援も行き届いていないところもあって……。そういうことって、あまりニュースとかでは報じられていなくて、調べるのにもけっこう大変なんです。ちゃんと実情が伝わっていたなら、関心を持ってくれる人も増えるのに、って感じることがあります」
Q9. 将来の夢を教えてください。
「医療ボランティアなどで、国際支援に携わりたいです。お互いの文化背景の違いを理解して、正しい医療知識の提供ができる人になりたいと思っています」
Q10. 同じ時代を生きる10代にメッセージをお願いします。
「学生のうちにいろんなことに挑戦してみるって大事だと思います。社会人になってからだと、すぐには行動できないと思うので。まずは、恐れず飛びついてみましょう!」
■堀口心寧の今日のファッション
「普段からモノトーンコーデが好きで、白か黒のアイテムをよく着ます。今日はシンプルすぎず、甘くなりすぎないコーデを意識しました」
■堀口心寧のSNS
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Photo:Eri Miura
Text:Ayuka Moriya
Edit:Takeshi Koh