「気になる10代名鑑」の112人目は、中村彩さん(18)。N高の3年生のとき、地元香川の観光を盛り上げるアプリ『香川青春ホームページ』を開発しました。現在もアプリの運営は続けながら、この春からは慶應義塾大学に進学し、経営や会社法を学んでいます。そんな中村さんに、大切にしていることや起業に対する考えなど、根掘り葉掘り聞きました。
■中村彩を知る10の質問
Q1. プロフィールを教えてください。
「香川県出身の18歳です。慶應義塾大学の1年生で、去年立ち上げた合同会社Sympathizerの代表をしてます。会社では、香川の観光地やお店の情報をユーザーが投稿する、マイクロツーリズムのアプリ『香川青春ホームページ』をつくって、運営しています」
[本日のお題🎶]
本日は「ここに行けば1日遊べる!って場所を教えて!」というテーマです!高松の丸亀町はいつ行っても1日楽しめるのでおすすめです😆😆特にロフトはおすすめです!
回答は香川青春ホームページ内のCheck it me(チェキミー!)やインスタで受付中🙌
是非お答えお願いします!!✨ pic.twitter.com/sRXLfazcC2
— 【公式】香川青春ホームページ (@youth_homepage) April 25, 2022
Q2. アプリをつくったきっかけは?
「県内に住む人に、もっと香川を知ってほしいと思ったのが始まり。地元の友達は香川のことがあまり好きじゃないって言うけど、彼らこそ、もっと香川について知るべきだなと感じていたんです。それに香川でも、若者の県外流出が問題になっていて、観光を盛り上げることで、関係人口を増やしたいと思ったんです」
Q3. 地元・香川のアピールポイントは?
「香川ではいま、3年に1度のアートの祭典『瀬戸内国際芸術祭』をやっていて、とても賑わってます。これからの季節はどんどん暖かくなっていって、海が綺麗なので、島を観光するにはもってこい。香川の虜になって移住までした人を、これまでたくさん見てきたので、ぜひ一度遊びに来てほしいです!」
Q4. 活動するうえで大切にしていることは?
「会社のビジョンでもある、『生きるを活かす』こと。たとえば趣味やおいしい料理、推し活とかって、生きるのに必要ではないけど、人を豊かにしてくれますよね。そんなふうに、生活を面白くする物事を大切にしたいんです」
Q5. 普段はどんな友達と過ごすことが多い?
「いろんな友達がいますが、共通してみんな愉快です。自分の芯をちゃんと持ちながら、面白いことを全力でやってるところがすごく好きです」
Q6. 幸せを感じる瞬間はどんなとき?
「私がやってることで、誰かを少しでも明るくすることができたとき。もちろん、いまの事業は誰かのためにやっているけれど、どこかで自分の存在価値の確認のためだとも思っています。誰かの役に立てると、自分自身と自分のやってることが認められた気がして、幸せです」
Q7. 趣味はありますか?
「料理です。無心になってやれる感じがすごく好き。私は考え込んじゃう癖があって、じっとしていると、四六時中頭を動かしてしまうんで、料理はいい息抜きになってます」
Q8. 今後の展望は?
「いまはアプリの有料プランのリリースに向けて、チーム一丸となって新機能を開発中です。将来やりたいことはまだはっきり決まっていないんで、これからゆっくり探していこうと思ってます」
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Q9. 社会が「こう変わればいい」と思うことは?
「誰もが起業に挑戦できる社会に変わってほしい。最近は学生起業家も増えてきたけど、起業というと借金だとか、失敗や倒産を心配する人が多いです。でも実際のところは、失敗して取り返しがつかなくなることって、ほぼないと思います。
あと、起業というと『世界を変えたい』みたいな野望を持たなきゃいけないというイメージを持たれがちだけど、そんなことはないです。ただやりたいことを実現する方法のひとつとして、起業を考える人が増えてほしいです」
Q10. 同じ時代を生きる10代にメッセージをお願いします。
「多様性が叫ばれる世の中で、何者かにならなきゃいけない、という焦りがある人は多いと思うし、私自身もそうです。だけど、休むことは悪いことじゃないし、正しいと言われるレールから外れてみるのも意外に面白い。よく食べて、よく寝て、自分と向き合って、青春を謳歌しましょう!」
■中村彩の今日のファッション
「今日は全身お気に入りの格好です。面白いプリントの入ったアイテムや、体のラインが出るような、タイトめなアイテムを着るのが好きです」
■中村彩のSNS
西讃で1番大きい図書館ってどこだろう、、、小説多めだと嬉しい! https://t.co/5Om6M2gzaP
— Aya Nakamura (@ayayayaya1011) April 22, 2022
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Photo : Eri Miura
Text : Daiki Ido
Edit : Takeshi Koh