「気になる10代名鑑」38人目は、もえぴいさん(19)。ド派手なハイトーンのヘアスタイルとビビッドな色使いのファッションが、とっても印象的です。昨年、地元・岡山から上京し、モデル活動やタレント活動に奮闘中。そんなもえぴいさんの、内に秘めたアツイ想いについて、インタビューしてみました。
■もえぴいを知る10の質問
Q1. プロフィールを教えてください。
「岡山県出身の19歳。昨年、モデルやタレントを目指して東京に出てきました。今は主にモデル活動をしながら、テレビとかにも出られるタレントに、活動の幅を広げられるよう奮闘中です。ちなみに、『もえぴー』って言われることが多いんですけど、『もえぴい』で覚えてもらえると嬉しいです!」
Q2. どんなことを大切にしながら活動していますか?
「自分らしさ! とにかくこれが、私の中でいちばん大事なんです。私がこだわるファッションも、タレントとして活動していきたいっていう想いも、全部自分らしさがあってこそ。
ハイトーンの髪色も、ぱつっとしたボブの髪型も、パッと目を引くようなカラーを入れたファッションも、自分らしさにこだわってるから。ひと目見ただけで、『あ、もえぴいだ!』って思ってもらえるようになりたいです」
Q3. 東京にきたきっかけは?
「中学生のときから、いつかは東京に出たいって思っていたんです。中学生のとき、原宿系ファッションにハマったんですけど、当時の岡山には、そういう服装してる人があまりいなくて、目立ってたんです。それが嫌じゃなくてむしろ嬉しかったんですけど(笑)。岡山は嫌いじゃないけど、同じようなことに興味があって、モチベーションの高い人ともっともっと関わりたいと思って、上京を決意しました。
でも『上京する!』って親に初めて伝えたときは、ぶつかりましたね。まぁ親からしたら、『ハッキリとした目標がないのに行ってどうするの?』ってなりますよね。『なんでわかってくれないんだろう……』と思ったけど、しっかり向き合って、私の想いをちゃんと伝えたら理解してもらえました」
Q4. 生きるうえで大切にしていることは?
「『根拠のない自信を信じる』です。上京を決めたのも、成功するっていう自信があったわけじゃなくて、とりあえず行動したい性格だったから。でも実際に上京してみてから、何をすればいいのかわからなくて、落ち込んだこともありました。
そんなとき、振付師のRIEHATAさんの本に、この言葉があって。この先、何が起こるかなんて、誰にもわからない。でもやらなきゃ何も始まらない。この言葉を大事にして、わたしも頑張っています」
Q5. 趣味はありますか?
「ダンスと音楽を聴くこと! ダンスは5歳のころからずっと続けていて、ダンサーを目指していた時期もあったんです。音楽も大好きで、K-POPばっかり聴いていたんですけど、最近は洋楽を聴くことが多いです」
Q6.幸せや生きがいを感じる瞬間はどんなとき?
「家族と過ごすときですね。東京に来て、離れ離れになったから、余計にそう感じるようになりました。両親も、おじいちゃんおばあちゃんも、仕事が入ったよって報告すると、すごく喜んでくれる。それで、もっと頑張ろうって思えるんです。久しぶりに岡山に帰ったときには、普通に泣いちゃいます。しかも、けっこうな大号泣で(笑)」
Q7. 最近、新しく始めた挑戦は?
「日記をつけ始めました。年末年始の帰省から東京に戻る飛行機の中で、ふと、感じたことや思ったことを書き残してみたいなって思ったんです。テンション上がるお気に入りのノートがあるので、そこに毎日、日記を書くのが最近の楽しみです」
Q8. 社会が「こう変わればいい」と思うことは?
「今の日本って、目立つ人に対して、悪い印象をもたれること、多いですよね。そういうのがなくなればいいなって思います。
わたし自身、見た目が派手で目立ちやすいので、深く関わったことがない人から、偏見を持たれがち。確かに印象って見た目が大事だけど、ネガティブに見ないでほしいなって思います」
Q9. 今後の展望を教えてください。
「カテゴリーに縛られず、マルチに活躍できるタレントになりたい! 私のセールスポイントは、喋るのが少し遅くてマイペースなところと、笑いのツボが浅くて、すぐに笑っちゃうところ。いつか、テレビで見るような人たちと普通に共演できるような存在になりたい! いや、絶対にそうなります!」
Q10. 同じ時代を生きる10代にメッセージをお願いします。
「わたしもまわりの人と比べちゃうことはあるけれど、他人の目は気にせず、やりたいことをやるべき! 一度きりの人生、やったもん勝ちでしょ! まわりの人に感謝して、今しかないこの時間を思いっきり楽しんで!」
■もえぴいの今日のファッション
「ピンクはモチベーションを上げてくれる大好きなカラーなので、今日もコーディネートにも取り入れてみました! ピンクの物を身に付けていると『もえぴいっぽい!』とよく言われます」
■もえぴいのSNS
Photo:Eri Miura
Text:Tomoka Uendo
Edit:Takeshi Koh