今回の”Hao in UGANDA”は、多くの日本人が知らないアフリカの意外なあるあるを紹介します。
ネイリスト=男性の仕事?
アフリカで女性に人気の美容は、ヘアとネイルです。パーティーに行くときにしか化粧をしないという女性も、ヘアとネイルにはよく気を遣っている様子を目にします。

そんな女性に人気のあるネイルですが、東アフリカ、特にルワンダやウガンダでは女性より男性のネイリストの方を圧倒的によく見かけます。アフリカには店舗型のネイルサロンだけでなく、個人でネイリストとして仕事をしている人もおり、路上で施術を受けたり、家に呼んだりして、ネイルをしてもらうことができます。いずれにせよ、「ネイリストといえば男性の仕事」といっても過言ではないほど、男性が多いのです。

アフリカの多くの地域で「男性が家庭の主な稼ぎ手になるべき」という考えが根強い中、雇用不足という課題があります。そんな中、お店を構えるのではなく、少ない手元で始められる個人のネイリストは、男性にも始めやすいビジネスです。また、ネイリストになるのに資格は必要なく、学歴も関係なく、身近な人に協力してもらうことで練習することもできます。こういった路上のネイリストから始めて、技術を認められたら、店舗で働いたり、店舗を持ったりする人もいるようです。
しかし、同性愛禁止法や家父長制的な社会の影響で、特にウガンダでは男性が女装をしたり、ネイルをしたりすることは逮捕されるおそれが高いです。そのため、ほとんど見かけることはありません。一方で美容業界は、「男性ネイリストが女性客にネイルをする」ことが一般化されている珍しい業界なのだと思います。
授乳室は存在しない
サハラ以南アフリカの地域では、公共の場である路上やお店、バスの中で女性が隠すことなく授乳する姿をよく目にします。店番やレジ担当の女性が仕事をしながら授乳していることもあります。周りの人も全く気にすることなく、当たり前のように時間が流れます。

最初は驚きましたが、そもそもお母さんが職場などに赤ちゃんを連れてくるのが普通だという時点で、日本とは前提が異なるのかもしれません。
アフリカで「授乳室」を目にしたことはありません。日常生活でお母さんが授乳をしたい、おむつを替えたいといったときに、近くにそれをできる環境がないというのは不便です。その点、誰にも気にされることなくどのような場所でも授乳できるというのは、お母さんにとって過ごしやすいのかもしれません。
説教はありがたい?迷惑?
東アフリカでは公共交通手段のひとつであるバスの中で、長いお祈りや説教が始まることがあります。特に長距離バスでは、バスが発車する直前に牧師や一般のキリスト教徒がやってきて旅の安全を祈るとともに、説教を始めます。彼らは神を信じることや罪を悔い改めることなどを説きます。

信者の中には共に祈ったりお金を寄付したりする人もいます。一方で、気にしない人々は、スマートフォンをいじったり話をしたりします。信者にとってはありがたいことであっても、説教の時間が長く、大声で話すことから迷惑に思う人がいることも事実です。
そのため、ガーナでは運転者の注意をそらす可能性があることから、バスの運行中の説教は迷惑行為として禁止されています。しかし多くの地域では、日常的にキリスト教・イスラム教を問わず、あらゆる場所でお祈りをしたり布教活動をする人々がいます。

無宗教の人も多いといわれる日本人にとって、急に自分のいる空間がお祈りの場に変わるのは新鮮な体験です。しかし、慣れてくると、あまりに大声で説教する姿を迷惑に感じる気持ちも正直わかります。
これらの日常の光景は、ジェンダーや雇用、子育て、宗教など日本と異なる社会の仕組みから生み出されているのかもしれません。今回紹介したのは、そんなアフリカの日常で出会った、意外な「あるある」でした。






