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同じ表現者を目指す仲間に出会えて、一歩を踏み出せた。日々の活力を届ける存在になりたい【岸田莉奈・19歳】

同じ表現者を目指す仲間に出会えて、一歩を踏み出せた。日々の活力を届ける存在になりたい【岸田莉奈・19歳】

「気になる10代名鑑」1401人目は、岸田莉奈さん(19)。高校時代に舞台芸術を学んだことをきっかけに、ダンスや演技に打ち込み、かたちにとらわれない表現者を目指しています。これまでの活動で得た経験や、周囲との比較から生まれる葛藤、エンターテインメントを通じて実現したい未来について聞きました。

岸田莉奈を知る5つの質問

Q1. いま力を入れている活動について教えてください

「ジャンルにとらわれない表現者を目指して、大学で演技やダンス、ボーカルなどを学んでいます。

特にダンスは小学生のころから続けていて、高校時代からは振り付けにも挑戦しています。先日も、所属しているストリートダンスサークルの公演で、振り付けを担当しました。

まだまだ未熟な部分も多いのですが、いつか表舞台に立って影響力のある存在になれるよう、努力しています」

 

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Q2. 活動を始めたきっかけは?

「小学生のころに読んでいた雑誌『ニコラ』の影響です。雑誌の中のキラキラした世界に憧れていて、自分もオーディションを受けてみたいと思っていました。

昔から、デスクワークのような仕事ではなく、面白いことを仕事にしたいという思いもありました。そういう意味では、芸能界はずっと自分の選択肢の中にあったのかもしれません。

ダンスは小学4年生のころ、学校のクラブ活動がきっかけで始めました。踊ることの楽しさに気がついて、もっとやってみたいという気持ちから、地元の地区センターのダンス教室に通い始めました」

Q3. 活動をするなかで印象的だった出来事は?

「高校の舞台芸術科で、30人の仲間と出会えたことです。

もともと芸能の世界に憧れはあったのですが、なかなかオーディションなどに挑戦する勇気がなくて。やりたいことを誰かに伝えたときに、否定されるのが怖かったんだと思います。そのため、両親にもなかなか自分の気持ちを打ち明けられずにいました。

でも、高校に入学して、同じように表現活動に取り組む仲間たちと出会ったことで、自分も『やりたい』と口にすることへのハードルが下がりました。

もともと人とコミュニケーションを取ることも苦手だったのですが、仲間といっしょに舞台を作る中で、自分の意見を伝えたり、ときには意見をぶつけ合ったりする経験を重ねていって。その中で、自分の内面をさらけ出しても受け止めてくれる友人に出会えたことは大きかったですね。

高校3年生のときには、3年間の集大成となる舞台公演がありました。最後にお客様に向かって挨拶をしたとき、会場の拍手や空気を感じて、それまでの3年間の出来事が一気に蘇ってきたんです。自分たちの作品を認めてもらえたようなうれしさと同時に、自分自身の成長も実感できた、忘れられない瞬間でした。

この3年間で、表現することの楽しさだけでなく、人と関わることへの怖さも少しずつなくなりました。そして、自分のやりたいことや夢に対して、以前よりも素直になれた気がします」

 

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Q4. 活動のなかで悩みがあれば教えてください

「技術不足や経験の浅さを感じることです。

演技は高校に入ってから始めたので、周りと比べて落ち込むことも多かったです。ダンスも小学生のころから続けていますが、途中で腰を痛めてブランクがあったこともあり、基礎が十分に身についていないと感じています。

高校時代は周りから評価してもらえることもありましたが、一歩外に出ると、まだまだ自分の実力が足りないことを痛感するんです。

大学に入ってからは、すでに芸能事務所に所属して活躍している人も周囲にいて、焦りを感じることもあります。特に演技では、自分自身の経験をもとに役を作ることもあるので、人生経験の少なさや、表現の引き出しの少なさを実感しています。

もともと他人からの評価を気にしすぎてしまうところもあるので、周囲と自分を比較しては、芸能の世界に向いているのだろうかと思い悩んでしまいますね」

Q5. 将来の展望は?

「どんなかたちであれ、エンターテインメントを通じて、少しでも多くの人に幸せを届けられる存在になりたいです。

わたしはこれまで、ありがたいことに大きな挫折を経験することなく、穏やかな環境で育ってきました。そんな日常の中には、テレビや音楽などのエンターテインメントが当たり前のようにあって、そこからたくさんの元気をもらってきたんです。

だからこそ、今度は自分が誰かにとっての『今日このドラマがあるから頑張ろう』と思えるような、日々の小さな活力になれたらうれしいです。

また、表現のあり方についても、もっと自由であってほしいと思っています。例えば、男性はかっこよく、女性はかわいくあるべきといった固定観念に、昔から少し違和感がありました。そうした枠にとらわれず、一人ひとりが自分らしく表現できる選択肢が増えてほしいです。

将来の職業はまだひとつに絞っていませんが、演技やダンス、歌など、さまざまな表現に挑戦していきたいです。

ただ、何より大切にしたいのは、自分自身が幸せであることです。自分が楽しいと思えることに取り組み、その幸せの延長線上に、誰かの幸せがあったらいいなと思っています」

岸田莉奈のプロフィール

年齢:19歳
出身地:神奈川県横浜市
所属:城西国際大学メディア学部
趣味:ご飯を食べること、スケジュール帳を書くこと
特技:ダンス、どこでも寝られること
大切にしている言葉:類は友を呼ぶ

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Photo:Nanako Araie
Text:Yuka Miyazaki

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Yuka Miyazaki

ライター

2006年生まれ。長崎県出身。国際基督教大学(ICU)教養学部在学。核兵器を巡る世界情勢に関心があり、国際関係学を学んでいる。趣味は美術館巡り、ドキュメンタリー作品を観ること。

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