
「気になる10代名鑑」の1397人目は、三宅航平さん (17)。ふたつの政治団体で副代表を務め、主権者教育の新しいかたちを模索しています。政治を「共創」と言い表す三宅さんに、活動のきっかけやいま取り組んでいる共創環境の創設について聞いてみました。
三宅航平を知る5つの質問

Q1.いま、いちばん力を入れている活動は?
「『政治参加=選挙』という従来の主権者教育を刷新する活動です。
NPO法人SPACでは『政治をもっと楽しく、面白く』という理念のもとで主権者教育を、学生団体ivoteでは出張授業を通して同世代から政治への声を届ける活動を、どちらも副代表の立場からおこなっていて。
さらに、オンラインイノベーションベース(OIB)という共創環境の創設にも個人で取り組んでいます。これは、政治は選挙をおこなうこと、あるいは教科として学ぶことである以前に、理想の社会像に向けて意見を交わし合ったり行動したりする『共創』だという考えがベースになっています」
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Q2.活動を始めたきっかけは?
「気胸という病気での闘病経験です。命と向き合っていた入院中、若者の自殺者数が増加しているというニュースを目にし、病院の外の社会では命が軽く扱われているように感じました。さらに、この事態を見て見ぬふりをしてしまう社会にも強い懐疑の念を抱いて。
そんなときに、十人十色の社会で皆が幸せに生きるために存在するのが政治だということを知り、政治の仕組みや人々の意識を見つめ直す必要があると感じました。そして、その第一歩としてはじめたのが、主権者教育でした」
Q3.活動する中で、印象的だった出会いは?
「自分の文章が、ある人の支えになっていたと知ったことです。
中学3年生の頃、入院中に感じた社会への疑念をSNSに投稿していたのですが、それを読んだ方から『救われた』という連絡をもらって。
自分の言葉で人を支えることができたと実感できた出来事で、いまの活動の原動力になっています」

Q4.活動する中で、悩みがあれば教えてください。
「交通の便が悪く、都市部のイベントや企画に自由に足を運べないことです。
自分は地方在住なので、活動はほぼオンラインが中心になっており、同世代と直接交流する機会が限られています。また、自分が考えていることが複雑で、政治や選挙だけでない『共創』や『自己対話』という言葉に対する独自の解釈を、短い時間で相手に伝えるのが難しいことにも悩んでいます。
そのため、SNSでの顔出し発信や文章による投稿を積極的にすることで、少しでも自分の意見を他者に伝えられるように取り組んでいます」
Q5.今後の展望は?
「自分が考える共創環境を世界に広げていきたいと考えています。
ぼくの使命と信念は『生きていてよかった、生きていて楽しいと思える国・社会をみんなでつくる』ことです。そのための土台に政治参加があると考えます。政治のことを考えることは、社会のあり方や自分の生き方を見つめることにもつながり、最後に他者との共創へとつながると思うからです。
だからこそ、日ごろから他者や社会へ目を向け、それぞれがよりよく生きていけるように対話を重ねられる環境をつくっていくことで、社会を少しだけいい方向へもっていく。それが、自分の使命だと感じています」

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三宅航平のプロフィール
年齢:17歳
出身地:岐阜県恵那市
所属:麗澤瑞浪高校、NPO法人SPAC、学生団体ivote、規範意識啓発活動推進委員会
趣味:音楽を聴くこと
特技:文章を書くこと
Photo:Nanako Araie
Text:Taisei Sawamura






