Steenz Breaking News

SNSから離れて外の世界へ目を向けるきっかけに。米国で話題のバードウォッチングアプリ「Flock」って?【Steenz Breaking News】

SNSから離れて外の世界へ目を向けるきっかけに。米国で話題のバードウォッチングアプリ「Flock」って?【Steenz Breaking News】

世の中にあふれる情報から、10代が知っておくべき話題をお届けする、「Steenz Breaking News」。今日は、SNS疲れに配慮したバードウォッチングアプリ「Flock」についてご紹介します。

増加傾向にあるSNSアプリの利用時間

TikTokやYouTubeなど、今や私たちの暮らしに溶け込んでいるSNSアプリ。日常的に利用している方は多いのではないでしょうか。

例えばYouTube。2024年にCCCMKホールディングス株式会社がおこなった調査によると、平日の各SNSの利用時間では、「YouTube」の利用率は9割以上、1日1時間以上利用している人の割合も57.2%という結果になりました。ショート動画を含め常にさまざま動画が投稿されるYouTubeは、つい観てしまいますよね。

しかしその一方で、「SNSやインターネットの情報を見ていて疲れることがある」という問いに、51.9%が「ある」と答えています。膨大な情報が自動的に流れてくる環境に、疲れを感じている人も少なからずいるようです。ちなみに利用時間が1時間未満の人は、現在の生活に対する満足度が高いとも答えています。

外への関心を高めるアプリ「Flock」が米国で話題に

SNS疲れは世界的に注目されていることもあり、最近は外の世界へ関心を促すアプリも登場しています。そのうちのひとつが、2025年初頭に米国でリリースされた、バードウォッチング専門アプリ「Flock」です。同アプリは、鳥の種類や他のユーザーを検索したり、目撃情報を記録したり、写真の投稿、メッセージの送信、1か月間に目撃した鳥の種類数に基づいたランキングの表示などができます。多様な機能が盛り込まれており、アプリを利用しながら森の中を散策したくなりそうです。

しかし制作者は、ユーザーの注意を独占して収益化したりアプリ画面に釘付けにしたりすることが狙いではないとのこと。自然の中でバードウォッチングすることを促し、さらには自然保護活動家のコミュニティ育成を目指しているそうです。

また、制作者は、「いいね!やフォロワーが増えることでドーパミンが分泌され、中毒になるようなものを作りたくなかった」「バードウォッチング体験の良き伴侶となるようなものを作りたかった。注目度重視の経済において、私たちは同じシステムを使うつもりですが、それを逆転させるんです。アプリにユーザーの注意を向けさせるのではなく、スマートフォンから注意をそらし、その注意を外に向けられるようにしたいのです。」とも話しています(引用:The ornithological artist drawing 1,000 birds by hand – all for an app that wants you off your phone|Guardian News)。

1,000種類の鳥を手書きイラストで追加予定

今後「Flock」は、米国とカナダに生息する1,000種類の鳥の手書きイラストを追加する予定です。イラストは、カリフォルニア州ボリナス在住の鳥類イラストレーター、キット・ハンセン氏が担当します。

 

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同時にAIで動く短いアニメーションも制作されており、周囲からはリアルな動きが好評のようです。静止画だけではわからない鳥の特徴なども知れて、バードウォッチングがより楽しくなるのではないでしょうか。

今後も外の世界へ意識を向けるアプリが増えるかも?

求めている情報が手に入れやすく便利なSNSアプリ。ですが、使用頻度が増えることによりSNS疲れを感じる人がいるのも現状です。こういった悩みを解消するためにも、「Flock」のように、自然と外へ意識を向けられる工夫がされたアプリが増えると嬉しいですね。

Reference:
The Flock app will be enhanced with about a thousand hand-drawn illustrations of birds|ua.news
The ornithological artist drawing 1,000 birds by hand – all for an app that wants you off your phone|Guardian News
Text:Yuki Tsuruda

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Yuki Tsuruda

ライター

鹿児島県在住のフリーライター。販売職や事務職を経験後、2020年5月からフリーランスのライターへ。執筆ジャンルは、ものづくりやSDGsなど。

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