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国際交流と表現も「相互理解のきっかけ」。対話や作品を通じて相互理解のきっかけを届ける大学生【前田あかり・19歳】

国際交流と表現も「相互理解のきっかけ」。対話や作品を通じて相互理解のきっかけを届ける大学生【前田あかり・19歳】

「気になる10代名鑑」1368人目は、前田あかりさん(19)。国際活動と舞台出演などの表現活動のふたつに力を入れています。対話と作品、それぞれのアプローチで、どちらも相互理解のきっかけをつくろうと挑戦を続ける前田さんに、活動の原点や大切にしていること、将来の展望について聞きました。

前田あかりを知る5つの質問

Q1. いま力を入れている活動について教えてください。

おもにふたつあるのですが、まずは留学やAIG高校生外交官プログラム(HSD)、日米協会でのインターンなどを通じた国際活動です。高校時代にはHSDの参加者として、日米から集まった高校生たちと政治や平和、文化、教育などをテーマに対話を重ねました。現在はインターンとして運営にも携わっています。

もうひとつは、幼少期から続けている表現活動です。劇団ひまわりで芝居、日本舞踊、殺陣、ダンス、歌を学び、舞台や映像作品に出演してきました。いまも、日本舞踊で名取取得を目指しながら稽古を重ねるほか、大学では琴や三味線、落語など、日本文化についても学んでいます」

 

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Q2. 活動を始めたきっかけは?

「幼いころから映画や舞台に親しんできたことと、家族の存在です。

両親がさまざまな場所へ連れて行ってくれたり、本を読んでくれたり、映画や舞台をいっしょに観たりする中で、『知らないことを知るのは面白い』という気持ちが自然と育っていって。作品を通して海外の文化や価値観に興味を持ち、父が海外で英語を使ってコミュニケーションを取る姿にも憧れを抱くようになりました。

その思いから、中学3年生でアメリカへ3か月、高校ではアイルランドへ1年間留学をして。留学先では、歴史教育や価値観の違い、歴史的背景によって生まれる考え方の違いを実感し、お互いを理解しようとすることの大切さを強く感じましたね。その経験をきっかけに高校生外交官プログラムへ参加し、『積極的平和の維持に貢献したい』という人生の目標を持つようになりました」

Q3. どんなことをテーマに活動をおこなっていますか?

どちらの活動も『相互理解につながるきっかけをつくること』を大切にしています。

外交・国際活動では、人と人が安心して対話し、お互いの文化や価値観を知ることができる場づくりを大切にしています。高校生外交官プログラムのインターンでは、参加者一人ひとりが安心して意見を交わし、多様な考え方に触れられるような環境づくりを意識しています。また、日米協会でのインターンでは、日米交流事業を支えながら、今後は日本文化を通じて交流を深められるような企画にも挑戦していきたいです。

表現活動では、映画や舞台を通して新しい文化や価値観、世界観に触れるきっかけを届けたいという思いがあります。わたし自身が映画や舞台をきっかけに海外へ興味を持ち、留学や国際交流へ挑戦するようになったように、作品には人の世界を広げる力があると感じているからです。

方法は異なりますが、国際交流では『対話』を、表現では『作品』を通して、ひとりでも多くの人が新しい世界を知り、誰かを理解するきっかけを届けられるよう活動しています

Q4. 活動をする上で、印象的だった出来事は?

国際活動では、高校生外交官プログラム(HSD)で経験した『人間交流』が最も印象に残っています。プログラムでは、日本人やアメリカ人という立場ではなく、ひとりの人間として互いを知ることを大切にしていました。趣味や将来の夢、日常の出来事まで語り合う中で、国籍や文化の違いを超えて信頼関係を築くことができ、『第二の家族』と思える仲間に出会えたことは、わたしにとってかけがえのない経験です。

また、幼いころからディズニーやジブリなどの作品に親しんできたことが、直接的に活きたこともあって。留学先で、『リメンバー・ミー』をきっかけに興味を持っていたメキシコの文化や、『レミーのおいしいレストラン』の話題を通じて、現地の友人と自然に会話が弾んだこともありました。共通の話題があることで距離が縮まることを実感しましたね」

Q5. 将来の展望は?

将来は、外交官や映画監督、舞台演出家、俳優など、さまざまな可能性を模索しています

国際活動と表現活動は一見異なる分野ですが、わたしの中ではどちらも『積極的平和の維持に貢献すること』と『日本文化を未来へつないでいくこと』という人生の目標につながっています。いまはどちらかに決めるのではなく、どちらの分野でも挑戦を続けながら、自分が最も目標を実現できる方法を探している最中です。

また、映画制作やアニメーション、気象予報士の勉強など、興味を持ったことには積極的に挑戦していきたいと考えています。よくも悪くも好奇心旺盛で、ひとつのことだけに興味を持つタイプではありません。だからこそ、さまざまな経験を積み重ねながら、自分だからこそできる表現や社会への貢献のかたちを見つけていきたいと思っています。

これからも悩みながら一歩ずつ挑戦を続け、人と人が互いを理解し合える社会づくりに、自分らしい方法で貢献していくことが目標です」

前田あかりのプロフィール

年齢:19歳
出身地:東京都三鷹市
所属:国際基督教大学、劇団ひまわり、日米協会、AIG高校生外交官プログラム
趣味:ジブリ、ディズニー、映画・ドラマ鑑賞、読書
特技:側転、ダンス
大切にしている言葉:「Step out of my comfort zone」「The sky is the limit」

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Photo:Nanako Araie
Text:Yuka Miyazaki

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Yuka Miyazaki

ライター

2006年生まれ。長崎県出身。国際基督教大学(ICU)教養学部在学。核兵器を巡る世界情勢に関心があり、国際関係学を学んでいる。趣味は美術館巡り、ドキュメンタリー作品を観ること。

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