今回の”Hao in UGANDA”は、アフリカの小国、ブルンジに渡航したときに感じた魅力を紹介します。
ひとりあたりのGDPが世界で最も低く、世界最貧国とも言われるブルンジですが、実際はどのような国なのでしょうか。今回は実際に仕事でブルンジに行く機会があったので、渡航して見えたブルンジの魅力を紹介します。
まず、ブルンジの空港を出て車で街を移動していると、他のケニアやウガンダ、ルワンダ、タンザニアといった他の東アフリカの国々と比べ、ブルンジは静かなことに気づきました。他の東アフリカの国々では、とくに都市部やマーケットでは人でごった返し、あらゆる場所で音楽やクラクションの音が鳴っていますが、ブルンジでは通行人も通行車も少なく、マーケットも穏やかでした。

ただ、街中で見かける外国人の数も少ないせいか、街中を歩く時の「通行人に見られている」感覚は大きかったです。
首都ブジュンブラの中心部は小さな街ですが、立派なカフェやパン屋が点在しています。店内に入ると、ショーケースには美しく並べられたパンやケーキがあり、その品質の高さに驚きました。いくつかケーキを食べてみると、日本のケーキ屋とほぼ変わらないレベル。やはり、アフリカにおいてフランスやベルギーの植民地だった国のパンや洋菓子は、皮肉にもレベルが高く、本格的です。

その後、ブジュンブラから農村部に向かいました。市街地を少し離れるだけで山岳地帯に入り、景色は豊かな緑に覆われた自然へと移り変わっていきました。

途中で立ち寄ったローカルレストランでは、料理が運ばれてくると、10人を超える子どもや若者が近寄ってきて、食べ物やお金を求めてきました。物乞いをする人々に出会うこと自体は珍しいことではありませんが、レストランで食事をしている最中に、すぐ隣まで来て求められるという経験はこれまでになく、強く印象に残りました。
さらに、車を走らせると後ろから走って追いかけてくる男性軍団がいました。窓から覗いてみると、彼らは手にウサギを抱え、販売していました。現地の友人いわく、「ウサギは美味しいので後で食べましょう」とのことで、約1000円で購入しました。

その後、夕食でウサギをいただきましたが、ウサギは筋肉量が多く脂質が少ない、ヘルシーな肉でした。アフリカで食べるチキンも放し飼いされていることもあって、かなりの食べごたえがあるのですが、ウサギの肉もそれと似たような食感でした。

車を走らせていると、山岳地帯の家が目に入ります。山の斜面に沿って点在する伝統的な家は景観を崩すことなく、山に埋まるように建っていました。ブルンジの自然は観光地化されることなく、人々の暮らしとに共存しているのが魅力的です。

この日は1日を通して、ブルンジの都市部から農村部や山間部まで訪れ、幅広い景色を目にして、その雰囲気を感じることができました。ひとりあたりGDPが世界でも低い水準にあるブルンジですが、実際に街を歩くと、国土の小ささや産業の発展を感じられる場所が限られていることから、その数字が示す背景を肌で感じる場面もありました。
一方で、ブルンジは、ウガンダやケニアのように、大都市で低所得者がスラムに住み、至るところで貧富の格差を目の当たりにするようなこともなく、都市部は小さく、国民の多くが農民として自然豊かな地域で穏やかに暮らしているという印象を受けました。
多くの国々で森林は破壊され、都市化がされる中、ブルンジの、その手付かずの大自然は、とブルンジ人の自然の中に溶け込むような暮らし、そして、それを守り続けてきた姿こそがブルンジの何よりの魅力であると思いました。






