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ヒッチハイクでも「もらうだけ」の旅人にはならない。ギブアンドテイクの精神を大切に世界を旅するバックパッカー【瀧山呼人・19歳】

ヒッチハイクでも「もらうだけ」の旅人にはならない。ギブアンドテイクの精神を大切に世界を旅するバックパッカー【瀧山呼人・19歳】

「気になる10代名鑑」の1373人目は、瀧山呼人よひとさん(19)。バックパッカーとして世界中を旅しながら、発信活動に取り組んでいます。当初は「海外=怖い場所」だと考えていたものの、旅を通して考え方が変わっていったという瀧山さんに、活動を始めたきっかけやヒッチハイクに取り組む姿勢について聞いてみました。

瀧山呼人を知る5つの質問

Q1.いま、力を入れていることは?

「バックパッカーとして、世界各国をひとりでヒッチハイクで旅しています。

これまで東南アジア4か国の約1000キロメートルをヒッチハイクで縦断したり、ケニアではマサイ族の暮らす地域でホームステイをしたりしてきて。普通に観光地を巡るのではなく、その土地に暮らす人たちに直接会いにいき、家に泊めてもらったり、いっしょに食卓を囲んだりと、現地の暮らしそのものを体感するようなスタイルで旅を続けています。最近訪れたエチオピアのハマル族の村では、牛の血を使った飲み物を飲んでみましたね(笑)。

旅先では、ぼくが日本から持ってきたものを使って、現地の人たちに何か新しい体験を届ける活動もしていて。ケニアでは日本の駄菓子を景品にしたり、ドロケイなど日本の遊びを紹介したりするイベントを開きました。

旅の様子や感じたことはInstagram等のSNSでも発信しています。ぼくの挑戦を見て『世界って案外、温かい場所なのかもしれない』と思ってもらえたらうれしいですね」

Q2.活動を始めたきっかけは?

かつてぼくが持っていた海外に対する恐怖感を、自分の目で確かめてみたいと思ったことがきっかけです。

もともとぼくは海外は怖い場所だと思っていて、当然行ったこともありませんでした。そんな中、一人旅の様子を発信している『ジョーブログ』さんのYouTubeを見ているうちに、海外に対するイメージが少しずつ変わっていって。『自分は行ったこともないのに、ニュースや周りから得た情報だけで危ない場所だと決めつけているだけなんじゃないか……!』と思い、ひとりで海外に行ってみようと思えたんです。

せっかくなら普通の観光ではなく、これまでの自分だったらやらないことに挑戦したいと思って、最初に選んだのがヒッチハイクです。実際に海外でヒッチハイクをしてみると、笑顔で『乗っていいよ』と声をかけてもらえて。いままで自分が出会うことがなかった人や価値観に出会えることが面白くなって、もっと自分の知らない世界に飛び込んでみたいと願うようになりました」

Q3. 活動で大切にしていることは?

旅先で人々にもらうやさしさを、自分も誰かに返していくことを大切にしています。

学生の身分では乗せてもらったお礼を渡すことも現実的ではないですし、ヒッチハイクってどうしても、自分が乗せてもらうだけの“テイク”=『もらうだけ』になりがちだと思うんです。実際、旅を振り返ってみても、いつも現地の人たちに助けてもらってばかりです。でもだからこそ、せっかくなら自分も何かを返す、ギブアンドテイクの精神で旅したいと思っています。

いま、ぼくが取り組んでいる訪問先でのイベントの開催もその精神があってこそのものです。ヒッチハイクで乗せてもらった人に直接お返しすることはできなくても、同じ国に暮らす別の誰かを笑顔にすることはできる。自分が受け取った優しさを、次の人につないでいくことも一つのギブだと感じます。

それに、ぼくが自分から日本のことを伝えると、今度は相手も自分の国や文化についてたくさん教えてくれるんです。一方的にもらうのではなく、お互いに何かを渡し合うからこそ、言葉や国籍を越えて人と深くつながれるような気がしています」

Q4.活動を通して、実現したいビジョンは?

旅を通して、誰かの挑戦のきっかけをつくることです。

ぼくのように、海外に興味はあっても『怖そう』『自分には無理そう』と感じている若者はたくさんいると思っていて。ぼくは一人で旅に出てみたことで、実際に自分の目で見て、人と話してみなければ分からない世界がたくさんあることを知りました。だからこそ、ぼくの旅を見て『ちょっと行ってみようかな』と触発されて、旅に出る人が増えたらいいなと思っています。

また、旅先で誰かに何かを届けられる存在になりたいと思っています。その土地の人たちが笑顔になれる瞬間を自分なりの方法で届けていきたいです。

ぼくが旅を通して受け取ってきた勇気ややさしさを、今後は別の誰かに渡していけたらなと思うんです」

Q5.将来の展望は?

世界197か国すべてを旅したいです。

ただ、単に訪れた国の数を増やしたいわけではなくて。旅をしていると、どうしても現地の人に助けてもらう『お客さん』になってしまうことがあります。でもぼくは、助けてもらうだけではなく、自分からも何かを返せる旅人になりたい。挑戦することをやめず、行く先々で人とつながりながら、自分も誰かに何かを与えられる人であり続けたいです。

直近の挑戦として、モロッコからヨーロッパまでほぼ無一文で渡る旅を計画しています。あえてお金を持っていかないことで、ぼくにはお金以外に何を相手に対して提供できるのかを試してみようと思います。

世界197か国を制覇するために、生涯をかけて旅を続けます」

瀧山呼人のプロフィール

年齢:19歳
出身地:東京都板橋区
所属:早稲田大学国際教養学部、早稲田大学世界旅行研究会
趣味:旅、ヒッチハイク
特技:特技:海外で現地に適応すること

瀧山呼人のSNS

★Instagram


Photo:Nanako Araie
Text:Taishi Murakami

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Taishi Murakami

ライター

2006年生まれ。慶應義塾大学2年。民俗学をはじめ、マーケティングやパブリックアフェアーズなどの領域を横断的に学ぶ。「大切にしたいものをきちんと大切にする」をモットーに、現在はヘルスケア領域での起業に向け邁進中。PRマーケターとしての顔も持ち、事業づくりと発信の二面からひとの営みを優しく未来へつなぐ方法を探求している。

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