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活動は種まき。大好きだった給食の時間をコーヒーを通じてアフリカ・マラウイに届ける【珠稟・19歳】

活動は種まき。大好きだった給食の時間をコーヒーを通じてアフリカ・マラウイに届ける【珠稟・19歳】

「気になる10代名鑑」の1325人目は、珠稟しゅりさん(19)支援型のコーヒーや紅茶の販売、フェアトレードの出張授業を通して、アフリカ・マラウイの学校給食支援に取り組んでいます。マラウイや国際協力について心のどこかでなんとなく覚えていてくれたらと、活動を「種まき」と表現する珠稟さんに、活動の原点とこれからの展望を聞きました。

珠稟を知る5つの質問

Q1.いま、いちばん力を入れている活動は?

マラウイの給食支援を展開するNPO法人せいぼに属し、関西部署のリーダーとして活動してます。

具体的には、アフリカの内陸国・マラウイの幼稚園・小学校への給食、教育支援につながるボランティアをしています。さらに、マラウイの現状を知ってもらうべく、兵庫や滋賀の子ども食堂でフェアトレードの授業をしたり、高校生に向けたオンライン授業も実施しています」

 

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Q2.活動を始めたきっかけは?

大学に来てくれた、団体代表の山田真人さんの講義です。

ゲストスピーカーとして話しに来てくださって、そこで『学校給食支援』というキーワードを聞いて興味を持ちました。実はわたし、小学校からずっと給食委員をするくらい学校給食が大好きで。みんなで食卓を囲む時間がとにかく好きだったんです。

だから『世界中の子どもたちにあたたかい学校給食を届ける』という団体の理念に強く感化されて。講義のあと、代表に『なにかできることはないですか?』と連絡したのが始まりです。ちょうど大阪・関西万博にマラウイが参加していたので、ブーススタッフのボランティアからマラウイと関わりはじめました

Q3.活動するうえで、大切にしていることは?

「『種まき』だと思って活動することです。

盲導犬や点字のことを、学校で習ったりゲストの話を聞いたりして、なんとなく覚えている。そういう記憶って、誰しもどこかにあると思うんです。わたしは『学校給食支援』や『フェアトレード』という言葉を、まず知ってもらうために活動していて。その『知ってもらうため』という意義を、種まきと呼んでいます。

『SDGsのために』と言われると少し身構えてしまうかもしれませんが、『フェアトレードのものを選ぶ』ことなら、自分の意志でいますぐできる。わたしの活動が誰かの種になって、いつか花咲くことを願っています」

Q4.活動の中で、悩みがあれば教えてください。

「以前、ある人に『ただのコーヒー屋さんに見える』と言われたことです。

わたしたちはコーヒー屋・紅茶屋ではなく、あくまで『学校給食支援』の一環として、コーヒーや紅茶を売っています。でも、それをイベントの場ですぐに伝えるのは難しくて、課題でもあって。それからは、どうやってマラウイという国を伝えるか、誰にどう見せるかを考えてイベントをするようになりました。

あとは『言語』の壁もあります。現地のチェワ語は習得が難しく、ニュアンスを伝えるのも難しい。でも、完璧に通じないからこそ、楽しさもあって。たとえばマラウイには、片手でグータッチをして『今日も元気?』と挨拶する文化があるんです。そんなふうにジェスチャーを交えたり、言葉を断片的に使ってみたりしながらコミュニケーションを取ること自体に、面白さを感じています」

Q5.今後の展望は?

『挑戦を止めない人』になりたいです。

大人になると守りたいものが増えて、挑戦や変化を恐れるようになると思います。それでも、わたしはもう知ってしまったこと、わかってしまったことから目を背けたくないんです。だから、種まきのような活動を月に1回でも続けていけるような、小さな挑戦を止めない人でありたいです。

『はじめまして』を怖がらず、無知を恥じず、これからも新しい接点を増やし続けていきたいです

珠稟のプロフィール

年齢:19歳
出身地:兵庫県西宮市
所属:特定非営利活動法人聖母(関西せいぼ学生ボランティア代表)
趣味:散歩、料理
特技:バレーボール、指文字
大切にしている言葉:十人十色/やらない後悔より、やって後悔

Photo:Nanako Araie
Text:Taisei Sawamura

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Taisei Sawamura

ライター

デジタルデトックスしたいと思いつつ、散歩に向かうは新緑の目黒川。瀬を早み、桜が咲き誇った頃の賑わいなどとうに忘れてしまったかのように、夏へ向かっていくのだと知られた。

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