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民主主義をもっと民主化する。政治家に会えるアプリを開発した高校生【町野永宜・18歳】

民主主義をもっと民主化する。政治家に会えるアプリを開発した高校生【町野永宜・18歳】

「気になる10代名鑑」1323人目は、町野永宜まちのなぎさん(18)。政治家の街頭活動予定を地図上で見られるウェブアプリ「政治家に会おう!」を運営しています。国会議員事務所でのインターンをきっかけに民主主義をより身近なものにしようと挑戦する町野さんに、活動の背景や目指す社会について聞きました。

町野永宜を知る5つの質問


Q1. いま、いちばん力を入れている活動は?

政治家の街頭活動予定を地図上で見られるウェブアプリ『政治家に会おう!』の運営です。

政治家がどこで街頭演説や地域活動をおこなっているのかをまとめ、市民が政治家と直接会ったり、話を聞いたりできる機会を増やすことを目指しています」

Q2. 活動を始めたきっかけは?

「国会議員事務所でインターンをしたことです。

その中で、街頭演説の現場に立ち会う機会がありました。実際に参加してみると、目の前に国会議員がいるにもかかわらず、多くの人がそのまま通り過ぎていくことに驚きました。

その後、選挙期間中にさまざまな街頭演説を見に行くようになったのですが、『どこで、いつ、誰が活動しているのか』を知ることは意外と難しいことに気づいて。政治家に会いに行こうと思っても、そのための情報がまとまっていません。

それなら、自分で情報をわかりやすくまとめてみようと、アプリをつくることに決めたんです」

Q3.どんなことをテーマに活動をおこなっていますか?

『民主主義を、もっと民主化する』をテーマに活動しています。

政治家の情報はできるだけ公平に掲載することを心がけていますが、その根底には『市民がもっと政治家と直接関わるべきだ』『政治参加をもっと身近なものにするべきだ』という思いがあります。

政治というと、選挙のときだけ関わるものだと思われがちです。しかし、本来は普段から自分たちが暮らす地域や社会について考え、意思決定に参加していくためのものだと思っています。だからこそ、政治家がどこで活動しているのかをわかりやすく可視化し、市民が実際に会いに行ける環境をつくりたいと考えています。

一人ひとりが『自分も社会をつくる当事者なんだ』と感じられる社会を目指して、政治と市民をつなぐ活動を続けています」

Q4. 活動するうえで、大切にしていることは?

提供する情報の正確性です。

政治家の街頭活動の情報は、人が実際に足を運ぶきっかけになるものだからこそ、できるだけ正確な情報を届けたいと考えています。

現在は、AIや自動収集によって情報を集める方法もあります。しかし、画像だけで告知されているものや、自動では読み取れない情報も少なくありません。そのため、一つひとつ自分の目で確認しながら掲載することを大切にしています」

Q5. 将来の展望は?

『政治家に会おう!』をひとりで運営するサービスではなく、多くの人が参加できるコミュニティへと発展させたいと考えています。

現在は自分で情報を収集・掲載していますが、活動が広がるほど情報の正確性を保つことは難しくなっていくと思っていて。そのため、複数人で情報を確認し合える仕組みをつくり、より信頼性の高いサービスにしていきたいです。

また、ぼくは『オープンソース』という考え方に強く影響を受けています。知識や技術、情報が一部の人だけのものではなく、多くの人に開かれている状態に価値を感じています。だからこそ、この活動も自分だけのものではなく、みんなで育てていける公共的な仕組みにしていきたいと思っています。

将来はどのような立場であっても、人々が社会に参加しやすくなる仕組みづくりに関わり続けたいです」

町野永宜のプロフィール

年齢:18歳
出身地:東京都
所属:聖光学院高等学校、「政治家に会おう!」運営
趣味:歌うこと,服
特技:英語 、歌 
大切にしている言葉:オープンソース

町野永宜のSNS

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Photo:Nanako Araie
Text:Yuka Miyazaki

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Yuka Miyazaki

ライター

2006年生まれ。長崎県出身。国際基督教大学(ICU)教養学部在学。核兵器を巡る世界情勢に関心があり、国際関係学を学んでいる。趣味は美術館巡り、ドキュメンタリー作品を観ること。

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