
Aloha Kākou! Pehea ‘oe? アメリカ・ハワイ州にあるハワイ大学マノア校に在学中のGAKUです! 今回は、20年ぶりの規模となる洪水を引き起こし、1日の降水量記録を75年ぶりに更新したコナ・ストーム(嵐)に襲われた体験についてお話しさせてください。
ハワイを2度襲ったコナ・ストーム(嵐)
2026年3月、コナ・ストームが2度発生しました。主に冬から春にかけてハワイ諸島に影響を与える南西の暴風を伴う低気圧の嵐です。嵐と言っても、数日で去るような短いものではなかったように感じました。体感では2月下旬から連日の曇りや雨から徐々に嵐の予兆を感じ、3月の下旬までの約1か月間丸々悪天候が続きました。

1週間の中で晴れる日が1日や2日しかないような週もあって、ハワイと言って皆さんが思い浮かべる輝く太陽に照らされる南国の雰囲気とは全くの反対だったかもしれません。
ハワイの各地が被害に
ハワイの観光地の大名所であるワイキキは、停電と洪水に襲われました。信号機が動いていなかったり、お店が真っ暗だったりと大騒ぎ。オアフ島は他にもノースショア(オアフ島の北部)や西側も道路の陥没や洪水の被害に見舞われました。


被害はオアフ島に限らず、マウイ島では1時間で800mm以上の大雨を観測し、ハワイ島も大雨による洪水を始めとする被害を受けたと聞きました。何より、2週連続で嵐を受けたことが大きな被害につながったと言われています。
続く休校に、キャンパス全域が停電
数日、大学が休校になったり、キャンパスを含む地域一帯が停電になったりと、ハワイ大学も被害を受けました。大学のキャンパスが位置するマノアという地域は丘の上にあるので、洪水被害などには強いと言われていました。それなのに、キャンパスにある寮の一部に住む生徒は、洪水の被害から避難を余儀なくされていました。
寮が停電していた夜は、唯一大学の中で非常用電源が動いていたカフェテリアにみんなで集まって、携帯やパソコンを充電したり、軽食を取ったりしました。悪天候が続くだけでも気持ちが滅入っていたのですが、被害が大きくなるにつれ、本当に不安な気持ちと「早く嵐が去ってほしい!」という気持ちでいっぱいになっていきました。ただ、もっと大きな被害に遭われた方もたくさんいらっしゃるので、停電だけで済んだのは不幸中の幸いだったかもしれません。

その後、各地で清掃活動のボランティアが立ち上がり、物資の供給が集まるのを目の当たりにして、大変な中でも助け合う文化を学びつつ、大きな自然と共存しながら生きているということを改めて実感させられました。
今回のハワイ語
今回紹介するハワイ語は、「Kona(コナ)」です!「風下」や「南風」という意味を持ちます。ハワイを代表するコナ・ビールやコナ・コーヒーの産地であるハワイ島のコナという地域は、島の風下にあたるのでコナと呼ばれているんです。
ハワイ島に限らず、ハワイ諸島の島々が受ける風の80%は、貿易風によって東や北東からやってきます。しかし今回僕が体験したコナ・ストームは、低気圧が島の西または北西に停滞することで普段とは逆の南西から嵐がやってくるので、コナ・ストームと呼ばれているんです。
自然現象を細かく分類する文化と感覚を持ったハワイならではのネーミングですよね。こういったところからハワイの文化を感じられるのも、僕がハワイを興味深いと感じる部分のひとつです!
A hui hou!
島村岳(GAKU)のプロフィール
現在はハワイ大学マノア校在学中。国内のIB(国際バカロレア)校出身でバイリンガルディプロマを取得。幼少期から自然・人・音楽と戯れることが大好きで、環境活動が中心でありながら、スポーツ界や医療、通訳など幅広いジャンルで活動。






