
「気になる10代名鑑」1300人目は、田屋さん(18)。『SEAGULL ROOM』というバンドのドラマーとして、日々練習に励んでいます。対バンで出会った先輩バンドの姿を見て、進路への悩みが晴れたと話してくれた田屋さんに、音楽への思いや将来の展望を聞いてみました。
田屋を知る5つの質問

Q1. プロフィールを教えてください。
「『SEAGULL ROOM』というバンドのドラマーです。高校3年生の終わりに結成し、いまはギターの伊東とふたりで活動をしています。他のバンドや観客、ライブハウスの人などとのつながりを大切に、月2~4回のペースでライブをやったり、サブスク配信に力を入れたりしています。
昨年の11月に『Blue』という楽曲をリリースしました。海がモチーフの曲です。コード進行がシンプルで、69BPMの遅いテンポなので、盛り上がるサビまでどう持っていこうかなど演奏は少し難しくて(笑)。でも、シンプルさを意識している『SEAGULL ROOM』らしい曲だと思っています」
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Q2. 活動を始めたきっかけは?
「中学時代に、現在のメンバーである伊東と出会い、バンドに誘われたことがきっかけで。
そもそも、ドラムは、中学2年生の誕生日でもらった電子ドラムでずっと独学で演奏していたんです。でもバンド結成後、だんだんと音楽への思いが強くなり、もっといろんな人に自分たちの音楽を聴いてほしいと思うようになりましたね」
Q3. 活動する中で、印象的だった出会いは?
「町田にある『The Play House』というスタジオで、先輩バンドと対バンさせてもらった経験です。
いっしょに演奏したバンドは、みんな仕事をしながらバンドを組んでいる人たちで、その姿がとてもかっこよくて。ちょうど進路を考える中で、『音楽はやめて就職しないと……』と将来への不安を感じていた時期でした。でも、対バンしてからは、『大人になっても音楽を続けていいんだ』と思えるようになったんです。
この経験から、たとえすぐプロにはなれずとも、仕事と音楽を両立させてプロを目指し続けたいと考えるようになりました」

Q4. 活動をする中でつらかったことは?
「専門学校に入るまでずっと独学でドラムをしていたので、どういう練習をしたらどこが伸びるのかずっとわからなくて。
例えば、リズムの捉え方の練習。特に高校2年生のころは、緊張するとすぐ走ってしまうことが悩みでした。でも、どういうふうにリズムを捉えたらいいのか自分では分からなくて、困りましたね。
本当は教室で習いたかったのですが、親に『音楽は自分の中にあるものを表現するのだから、習ったら小手先だけになってしまう』と言われ、高校卒業まで独学を貫きました。
いまは専門学校に色々な経験をした先生がたくさんいるので、日々多くを学んでいます」
Q5. 将来の展望は?
「中学生のころ、ドラマーの沼澤尚さんに『Billboard Live』で出会い、それからずっと憧れのドラマーです。いつか彼らといっしょに仕事ができるバンドになりたい。これがいまの将来の目標です。人生をかけて彼に追いつきたいと思います。
『SEAGULL ROOM』としては、アーティストの憧れでもある『Billboard Live』に出てみたいです。プロになるまでにどれだけ時間がかかろうとも、それまではどんなかたちでも音楽にしがみついていきたいですね」

田屋のプロフィール
年齢:18歳
出身地:神奈川県川崎市麻生区
所属:SEAGULL ROOM、日本工学院専門学校
趣味:魚釣りが好きでよく友達と海に行っています。
特技:ドラム以外にもベースとギターが弾けます。バンドの音源のマスタリングをやっています。
大切にしている言葉:「If I don’t practice for a day, I know it. Two days, the critics know it. Three days, the public knows it.」このルイアームストロングの言葉から練習は欠かさずやるようにしています。
田屋のSNS
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Photo:Nanako Araie
Text:Haru Ninagawa






