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政治家の“人となり”を追いかけて。若者にとって政治が身近になるよう奮闘中の高校生【間中すず・17歳】

政治家の“人となり”を追いかけて。若者にとって政治が身近になるよう奮闘中の高校生【間中すず・17歳】

「気になる10代名鑑」の1329人目は、間中すずさん(17)。N高グループ政治部での政策提言やイベント運営などを通して、若者の政治に対する抵抗感を減らす活動に取り組んでいます。政治の醍醐味は「その人らしさ」を追いかけることと話す間中さんに、政治との出会いやこれからのビジョンについて聞いてみました。

間中すずを知る5つの質問

Q1.いま、力を入れていることは?

N高グループ政治部に所属し、政策提言や政治イベントの企画・運営など、政治家と若者をつなげる活動に力を入れています。

N高グループ政治部では、1年間をかけてチームで政策提言をまとめ、国会議員のみなさんへプレゼンテーションをおこないます。議員の人たちからアドバイスをもらいながら、内容を磨いていくことができるので、政策が実際にどのようにつくられていくのかを体感できていて。わたしは、包括的人権教育やDV教育、包括的性教育といったテーマに関心を持ち、提言づくりに取り組んできました。

政治家のみなさんと実際に話してみると、ニュースやSNSだけではわからない一人ひとりのお人柄や考え方が見えてきて、それがなんだか楽しくって。高校生であるわたしが政治家と話す姿を観て、『政治って意外と身近なんだ!』と思ってくれる人が増えたら嬉しいです」

 

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Q2.活動を始めたきっかけは?

「中学校での不登校経験が大きいですね。

当時のわたしは、意味のない校則や内申点で評価される環境で自分の個性が出せなくなることに息苦しさを感じていて……。靴下の色や髪型に細かな決まりがあっても、理由は『ルールだから』のみ。そんな状況に違和感を覚えて、校則をはじめとする制度や仕組みそのものに興味を持つようになったんです。

学校から一時的に離れた期間が続くあいだ、わたしの『こんなことがしたい』『こんな自分でいたい』という気持ちを大切にできるようになりました。学校ではできなかった好きな格好をしたり、興味を自由に追いかけたり。不登校だった経験は、いまの政治観にも色濃く表れていますね。

高校生になって、政治の世界に足を踏み入れてみた当初は、政治について話すのが本当に怖かったです。自分が無知なのではないかと不安になることもありました。でも、政治家の人たちのやさしさやどんな質問にも真剣に向き合ってくれる姿に触れる中で、少しずつ自信がついていきました。

不登校だったころの自分も含めて、ありのままのわたしを受け入れてくれる息のしやすい環境が、政治の世界なんです」

Q3. 活動で大切にしていることは?

政治家を、政党や肩書きではなく、ひとりの血の通った人として見ることです。

政治に関わり始めたころは、わたしも政党名やSNSで見た印象から政治家を判断してしまっていて。けれど実際に何度もインタビューをしていく中で、政策の背景にはその人自身の経験や価値観、性格が深く関わっていることに気づいたんです。政治家がどんな思いで政策を考え、行動しているのかが見えてくると、政治そのものがいっそう面白く感じられるようになりました。

特に印象に残っているのは、昨年の衆議院選挙で参政党の神谷宗幣代表にインタビューしたことです。先鋭的なイメージを持たれることも多い方ですが、実際にお話をうかがうと、とても柔軟に物事を捉えていることが伝わってきて。教育政策についてお聞きした際には、ご自身の学生時代の経験についても語ってくださいました。

政策は、政治家その人がどんな人生を歩み、何を見てきたのかと深く結びついています。だからわたしは、政党や思想だけでなく、政治家の人となりにも目を向けていたいんです」

Q4.活動を通して、実現したいビジョンは?

若い世代が政治家ともっと気軽に話せたり、自分の意見を伝えたりできる社会がつくりたいです。

いまはインターネットやSNSの影響もあって、政治家個人や政策の中身よりも、政党に対するイメージやなんとなくの好き嫌いで投票行動が決まってしまうことも少なくありません。でも、本当はその人が何を考え、どんな経験を経てその政策を掲げているのかという背景まで知ることが大切だと思うんです。そういった人間らしさを深く知っていくと、すごくその人のことを応援したくなるので、政治に対して、義務感を植え付けずに興味を持ち続けやすくなるんじゃないかって。

また、以前県議会でのインターンに参加してみたときに、政治の場にはまだまだ若者の仲間の姿が少ないなと感じて。同世代が政治に興味を持ち、自分の頭で考えて未来を選べる社会に近づいていったらいいですね」

Q5.将来の展望は?

政治の世界にわたしが関わることで、辛く感じている人や困っている人を助けられたらと思っています。

わたしには、世界平和とか、スケールの大きな夢があるわけではないんです。でも、自分が興味を持って探究してきたことや活動してきたことが、誰かの役に立ったらうれしいなと思っていて。これからは政治家へのインタビュー動画をSNSで発信するなど、政策だけでは見えない人となりや考え方を伝える活動を加速させていく予定です。

わたし自身、政治の世界に一歩踏み出してみたら、思っていたよりも世界は優しくて、好きなことを追求するだけでも生きていけると知りました。これからも、『人生は死ぬこと以外はかすり傷』くらいの気持ちで、自分の好奇心を信じながら進んでいきたいです」

間中すずのプロフィール

年齢:17歳
出身地:愛知県
所属:N高等学校
趣味:ゲーム、イラスト作成、さんぽ
特技:年代問わず沢山の人と話す事
大切にしている言葉:今が一番若い

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Photo:Nanako Araie
Text:Taishi Murakami

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Taishi Murakami

ライター

2006年生まれ。慶應義塾大学2年。民俗学をはじめ、マーケティングやパブリックアフェアーズなどの領域を横断的に学ぶ。「大切にしたいものをきちんと大切にする」をモットーに、現在はヘルスケア領域での起業に向け邁進中。PRマーケターとしての顔も持ち、事業づくりと発信の二面からひとの営みを優しく未来へつなぐ方法を探求している。

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