
「気になる10代名鑑」1282人目は、たけはるさん(18)。鎌倉を拠点とする学生団体『ニューコロンブス』の船長(代表)として、総勢230名以上のメンバーを率いる大学生です。とある漫画の主人公に大きく影響されていると話すたけはるさんに、その主人公像や、リーダーとしての悩みを聞きました。
たけはるを知る5つの質問

Q1. プロフィールを教えてください。
「2025年4月から、学生団体『ニューコロンブス』の代表のポジションである、船長を務めています。ニューコロンブスは、鎌倉を拠点に、『可能性のスタート地点』という理念を掲げていて、メンバーのやりたいことを実現できるような活動をしています。
現在は、5月末に開催される、『金川ライフセービング協会』主催のイベントの準備に力を入れています。『湘南貿易』というパートナー会社にイベント用のメダルの制作依頼をしたり、メダルの首ひものデザインをしたりしています」
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Q2. 活動を始めたきっかけは?
「高校3年生の冬に、友だちからの誘いで初めてこの団体の存在を知って。でも、団体に出会う前から、自分でゴミ拾いをしたり教室の掃除をしたり、いまも昔も活動の原点には、人の役に立ちたい気持ちがあるような気がしています。
特に、中学2年生のときに漫画『薫る花は凛と咲く』に出会ったことが、人の役に立ちたいという気持ちに大きな影響を与えていると思っていて。主人公の凛太朗がすごく好きで。実は、凛太朗リスペクトで、同じ場所にピアスを開けているんです(笑)。
彼をはじめ、この漫画の登場人物たちはそれぞれ違うかたちのやさしさを持っていて。ニューコロンブスの掲げている活動の4原則というものがあって、それが『一期一会、素直、楽しむ、怒られるまでやる』なんです。漫画の世界の、誰も否定しない空気と、団体の“素直”という理念のもとにあるどんなことでも受け入れる空気には、似たものを感じています」
Q3. 活動の中で、悩みがあれば教えてください。
「200人を超えるメンバーが参加していることもあり、人と比べてしまうことが最近の悩みです……。同い年のメンバーが、昨年高校3年生のときに船長を担っていたのですが、信頼され、頼り甲斐のあるリーダーシップを発揮していて。今年船長になってはじめてリーダーというものを経験しながら、自分はそんな風にはなれないと比べてしまうことばかりです。
でも、他者と自分を比較する中で、みんなの前ではなく隣を歩くリーダーにならなれるかもしれないと思えるようになりました。『メンバーとリーダー』という区別化ではなく、メンバーのなかにいるリーダーみたいな。自分らしいリーダーシップで、今年1年頑張りたいですね」
Q4. 活動するうえで、大切にしていることは?
「船長になる上で、『人からもらった優しさ(きびしさ)から悔しさから逃げない人でありたい』という『薫る花は凛と咲く』のセリフを大事にしています。
活動をしていく中で、もちろんお叱りを受けることもあれば悔しさを感じることも多々あります。でもそれは、自分を成長させるために言ってくれているのだと思っていて。まだ社会に出ていない自分たちに、社会の厳しさを教えてくれているという意味で、とてもありがたいことだと思うんです。
前任と自分を比べてしまう悔しさだって、昨年ちゃんとこの団体を引っ張ってくれていた、前任の功績から“もらえた”ものです。厳しさの裏にあるやさしさも受け止めて、そうした感情から逃げない人になれたらと思います。」
Q5. 将来の展望は?
「『ニューコロンブス』のメンバーを今年中に300人に増やすことが目標です。それでいて、全員の居場所になれるように工夫を重ねていきたいです。
将来は、やりたいことが多すぎてまとまらないというのが正直なところです(笑)。起業を学べる大学に進んだのも、できる幅が多いと思ったからなんです。
でも、将来は田舎でまったりと暮らしたいなとはずっと思っていて。小さいころから自然が好きでした。ゆったりと時間が流れる自然の中で、過ごすのがいまの夢ですね。けれども、人の役に立ちたいというのは、ずっと変わらないと思っています。自分の力で、小さな力でも誰かの役に立てるような人になりたいです」
たけはるのプロフィール
年齢:18歳
出身地:神奈川県鎌倉市
所属:情報経営イノベーション専門職大学、学生団体ニューコロンブス
趣味:散歩、四つ葉探し、読書
特技:四つ葉を見つけること
大切にしている言葉:「ありがとう」や「素敵」や「優しさ」。でも、自分の使うすべての言葉がどんな言葉か考えて、すべての言葉を大切にさせてもらっている。
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Photo:Nanako Araie
Text:Haru Ninagawa







