Steenz Breaking News

スキンケアや接着剤も!海藻のサステナブルな可能性に注目しよう【Steenz Breaking News】

スキンケアや接着剤も!海藻のサステナブルな可能性に注目しよう【Steenz Breaking News】

世の中にあふれる情報から、10代が知っておくべき話題をお届けする「Steenz Breaking News」。今日は、海藻にまつわるサステナブルなプロダクトや取り組みについてご紹介します。

いま改めて注目されている「海藻」の活用

近年、ブルーカーボンとしての環境価値や、タンパク質やミネラルなどの栄養価の高さから、国内外で注目を集めている海藻。成長するために淡水や肥料を必要とせず、成長スピードも早いことから、持続可能性の面でも注目されています。日本をはじめとするアジア圏では特に、海藻は身近な素材。古くから食用や医薬品、化粧品などに活用されてきました。そんな中でも今回は、サステナブルな文脈で話題となっている取り組みやプロダクトを紹介していきます。

海藻からラーメン⁉︎ シーベジタブルの幅広い研究

日本近海には食べられる海藻が約1500種類するにも関わらず、食用として流通するのはたった数十種類だけなのだそう。その秘められた可能性を探求しているのが、スタートアップ企業のシーベジタブルです。海藻の研究から栽培、飲食事業まで幅広く手がける同社ですが、特に注目すべき取り組みはふたつあります。まずは、気候変動による磯焼けなどにより絶滅危機にある海藻たちを種苗から養殖する「陸上栽培」。ふたつ目は、東京・八重洲のリアル店舗「シーベジスタンド」における国内外の人々へ向けた海藻の新しい食文化の提案です。

看板メニューは、スープにも青のりを使用し、5種の海藻をシンプルに味わう海藻ラーメン「粋」。夜は、旬の海藻を取り入れたサラダなどのフードメニューも提供しています。

海藻由来の接着剤を開発したセメダイン

続いては、海藻のネバネバに着目し開発された接着剤『LOOPGLUE』について見ていきましょう。

多種多様な接着剤を手がけるセメダインと、デザインスタジオ we+、展示会やイベント企画をおこなう博展の3社の共創により生まれたプロダクトで、モズク由来の「アルギン酸ナトリウム」を接着剤に生かしたそう。

原料となるのは南米チリの海岸に漂着した海藻たち。自然に負荷をかけない調達を意識している他、現地雇用も生んでいます。
接着剤の特性は「水で簡単にはがせることと、接着強度を両立した」点にあります。接着面を水でふやかすことで、跡を残さずはがせることから、主に展示会など繰り返し使用したい資材への活用が期待されています。

LINK|保湿成分を生かしたクレンジング

海藻を活用したスキンケアブランドも登場しています。

ナチュラル×サイエンスを掲げるLINK+Uでは、化粧液や洗顔料など全4商品を展開しており、そのすべてに未活用であった海藻由来成分をアップサイクル原料として取り入れています。

具体的には、食用の海苔として商品化に至らなかったスサビノリ由来の「ガラクトシルグリセロール」、乾燥に強い耐性を持ちその生命力に着目した「イシゲエキス」、伊勢志摩近海で採れたミネラル豊富な「アカモクエキス」を保湿成分として配合しています。

特に、「リンク ナチュラルクリア クレンジングオイル」については、未利用資源に付加価値を与えたことや、ナチュラルでありながら自然由来指数の高さを実現した設計などが理由となり、2025年開催の「サステナブルコスメアワード2025」アップサイクル部門の審査員賞を受賞しました。

海藻の進化に目が離せない!

海藻を食する文化は日本を含むアジアが中心で、実は世界的には馴染みが薄いのだとか。「海藻先進国」とも言える日本だからこその強みを生かした、海藻の進化と可能性に関心を寄せ続けていきたいですね。

 

Text:kagari

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ライター/エシカル・コンシェルジュ

フリーのライター/エシカル・コンシェルジュ。学生時代、100本以上のドキュメンタリー映画を通して、世界各国の社会問題を知る。事務職を経て独立後、ソーシャルグッドに関連する記事を執筆。都会暮らしからはじめるエシカルな暮らしを実践中。 Twitter:@ka_ga_r_i Instagram:@kagari_ethicallifejapan

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