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踏んだり蹴ったりな真冬のニューヨークアパート生活!Michiho in New York #10 【Steenz Abroad】

踏んだり蹴ったりな真冬のニューヨークアパート生活!Michiho in New York #10 【Steenz Abroad】

こんにちは、現在ニューヨークの大学で演劇を専攻しているみちほです。
今回は真冬のニューヨークでのアパート生活についてお伝えしたいと思います。

金槌で鉄を殴ってる音がする⋯⋯

ニューヨークのアパートといえばラジエーターヒーター。そしてラジエーターヒーターといえば、超超超うるさい。ニューヨークに住む人なら一度は聞いたことがあるであろう、このラジエーターヒーターの音。以前、ニューヨークのホテルに泊まった時に少し聞いたことがあったものの、昨年住んでいた大学の寮はエアコンだったため、そのうるささを完全に忘れていました。そして昨年11月中ごろ。そろそろ寒くなってきたからヒーターがオンにないかなと思っていたある日(ニューヨークではアパートの管理人が全館一斉にヒーターを入れます)、その音は聞こえてきました。

「カンカンカン!! 」

まさに金槌で鉄を殴ってるような音そのもの。10分おきになり続けるこの音のせいで、勉強はできない、テレビの音は聞こえない、夜は眠れないで大迷惑。この音は金属の熱膨張が原因のようで、ヒーターの傾きを変えたら少し改善されますがまた急に鳴り出す⋯⋯。まるで泣き止まない赤ちゃんがずっと家にいるみたい。そろそろ暖かくなってくるので、この”大泣き赤ちゃん”ともお別れできる日が近いはず……と毎日祈っています。

さらにこの赤ちゃん、うるさいだけでは飽き足らず、極寒の中で急に止まるんです。11月中旬から3月上旬までで全部で3回、合計6日間はヒーターが止まりました。その間、わたしとルームメートはヒートテックにフリース、スキー用靴下を履き、さらにダウンジャケットと布団をかけて寝るという嘘みたいなサバイバル生活を強いられました。特にブリザード(暴風雪)があった2月にヒーターが止まった夜は、本当に死ぬかと思いました。

どんどん身に付く必要のないサバイバルスキル

さて、ヒーター以外にもこのアパートで止まったものがあります。それは温水。特にシャワーの温水です。キッチンや洗面台の温水は全く問題なかったのですが、1月下旬から急にシャワー中に温水が冷水に戻るようになり、とうとう冷水しか出なくなりました。困り果てたわたしとルームメイトはアパートの管理人に修理を依頼しましたが、なかなか修理業者は来ず。そうは言ってもシャワーを浴びない選択肢はないので、歯を食いしばって冷水シャワーを浴びたり、余裕があるときはキッチンでお湯を沸かして水と混ぜ、ぬるま湯を作って浴びたりしていました。

先々週やっと業者が来て修理をしてもらえたものの、まだお湯は不安定で、髪を洗っていたら急に冷水が出てきて絶叫、なんてこともありました。今週また業者が来て、多少はましになりましたが、まだまだ戦いは続きそうです。

※この先ネズミについて書いています。苦手な方は飛ばしてください。
そしてこの冬のドタバタはまだまだ続きます。遡ること冬休み前12月。夜中にルームメートが絶叫しながらわたしの名前を呼んだのでリビングに行くと、ルームメイトが震え上がっていました。事情を聞くと、リビングでネズミを見たとのこと。普段からふたりともかなり部屋をきれいにしているし、住んでいるのはビルの4階なので、これにはわたしもびっくり。翌朝ふたりでネズミ捕り(トムとジェリーに出てくるような罠)を買いに行き、部屋の至る所に設置。さらにネズミの駆除業者も呼んで、家にある小さな穴をすべて埋めてもらいました。それからネズミを見ることもなく冬休みに突入。わたしもルームメイトも、もうネズミは完全にいなくなったものだと思っていました。

使用したネズミ捕り

しかし1月末の木曜日早朝。またルームメイトが叫びながらわたしの部屋のドアをノックしてきました。嫌な予感を感じたものの、起きるしかないと思ってリビングへ。そこには罠にかかったネズミが転がっていました。ただこの罠、殺傷能力はないためまだネズミは生きていて、なんとか罠から抜け出そうとしている最中。わたしがどうしようか頭を抱えていると、ルームメイトはなんと「ごめん、朝イチの授業があって行かなきゃいけないから、出るね! ごめん!」と言って部屋を出て行きました。残された部屋にはネズミとわたしだけ。駆除業者もビルの管理人も来るまで時間がかかる。でもわたしも午後から用事があるため、そのうち家を出なければいけない。迷いに迷ったわたしは、もう自分ががどうにかするしかないと泣く泣く覚悟を決め、ネズミの処分方法を検索。そして(詳しくは書きませんが)なんとか処理することに成功しました。人生に全く必要のないサバイバルスキルを、また一つ身につけました。

ニューヨークのすべてのアパートがこうだとは限りませんが、友達に話を聞いていると、ヒーターが止まったりネズミが出たりと、どれかひとつはみんな経験したことがあるそう。こういうものだと思って生きていくしかないみたいです。

今回は真冬のアパート生活についてお伝えしましたが、次回は就活や成人式など、わたしがどうやって日本とアメリカの生活を両立させているかについて、より詳しくお話しできればと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました!

島﨑みちほのプロフィール

ニューヨークの大学に通う東京都出身の大学1年生。演劇の舞台制作、特に照明・舞台監督・プロデュースを勉強中。

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島﨑 みちほ

ライター

2005年生まれ。東京都出身。幼い頃から出演者・裏方として演劇に関わる。大学進学を機に渡米し、現在はニューヨークにあるフォーダム大学シアタープログラムに在学中。ステージマネジメントを専攻しており、学内外でステージマネージャー・照明デザイナー・プロデューサーとして活動中。

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