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オーディション待ちが当たり前の芸能界で、新たな輝ける場を。ショートドラマ制作集団を率いる俳優兼裏方マネージャー【西田昂平・19歳】

オーディション待ちが当たり前の芸能界で、新たな輝ける場を。ショートドラマ制作集団を率いる俳優兼裏方マネージャー【西田昂平・19歳】

「気になる10代名鑑」の1246人目は、西田昂平さん(19)。芸能活動の傍ら、俳優集団「Cross Story」を率いて経営や営業もこなす「プレイングマネージャー」のスタイルで活動しています。「楽しいという気持ちでいないと、楽しさを届けられないと思っています」と語る西田さんに、活動のきっかけや今後の展望を聞いてみました。

西田昂平の活動を知る5つの質問

Q1. いま、力を入れている活動は?

芸能活動もしながら、TikTokなどに配信するショートドラマ制作団体『Cross Story』の活動をがんばっています。いまは立ち上げて2〜3ヶ月のところで、メンバーは地方から出てきた若手俳優や学生が半分を占めています。

なかでも、ぼくは『プレイングマネージャー』という立ち回りを意識しながら動いています。これまでやってきた学生団体の経験も生かして案件につながる営業にも行くし、キャストとしても参加するかたちです。

芸能の世界では、オーディション待ちの状態が多いんですけど、それだと次にも進めなくて生活が安定しない。だから、自分たちでコンテンツをつくって、収益化もできるしくみをつくることで、仲間が輝ける場所ができたらなと思ったんです。

関西は、東京に比べてチャンスが少ないので、地域密着のコンテンツがつくれることを強みにして、自分たちの手で仕事を生み出していくことにこだわっています!」

Q2. 活動を始めたきっかけはなんですか?

実は興味があって、子役として劇団にも所属していました。でも、体調を崩したことをきっかけに、小学生のうちに退団することになったんですそれから『自分には向いていなかったんだ』って言い聞かせながら過ごしていたけど、心残りはずっとあって。

それに、小中学生のときに3年間ほど学校にも行けなくなって、普通のルートからも外れてしまって。周りからの目もあって、負い目に感じていたとき救いになったのは、ずっと続けていたタップダンスでした。やっぱり踊ることも、舞台で見せてみんなを楽しませることも楽しくて、エンタメって自分に必要なものだなって思いました。

大学の進路が決まったいま、この4年間で『本当に自分は芸能に向いていないのか』を確かめようと決めたんです。全力でやってみてダメなら清々しく次の道を探したいし、演者だけではないこれまでと違う関わり方もできるんじゃないかと試しているところなんです」

Q3.活動をしている中で、印象的だった出来事は?

高2のときに行った長野県・上高地でのリゾートバイトは思い出に残っていますね。

当時、通信制高校に通っていて、外部でいろいろな活動をしていました。もともとなんでもやってみようと思う性格で、飛び込んでみるのですが、そこでスゴい活動をするみんなと比べて落ち込みもしたし、『結局自分は何がしたいんだろう……』と目的を見失いかけていたんです。そんなとき、母親にすすめられて、初めて大阪を出てみることにしました。

頼れる友だちも家族もいないし、周りにコンビニもない環境で、ゆっくり自分と向き合ったことで、いままでの活動が整理できて。無理をしてやみくもにチャレンジするのではなく、『自分がやる必要がある!』と確信が持てるものを、まずはがんばってみようと思うようになりました

Q4. 活動するうえで、大切にしていることは?

チームでも大事にしているのは、Noを言わないことです。『アイドルになりたい』と言われたら、『無理だよ』じゃなくて『じゃあどうやったら実現できるか?』を考える。作曲できる人を探したり、ブランディングを考えたり、具体的なピースを見つけてくるのがぼくの仕事かなって。

中学3年、高校3年で受験に直面しました。大学に入れば就職活動をみんなやってるから流れに身を任せてという人がたくさんいる気がしていて。ですが、ぼくは人生は楽しむためのものだと思っているので、就職するにしてもまず自分が楽しめる仕事に取り組もう、ワクワクを忘れないでいよう、という考え方も大事にしてきました」

Q5. 将来の展望は?

根底にあるのは、『自分自身が楽しくないと、その楽しさは相手に伝わらない』ということ。みんなを支えながら、プレイングマネージャーとして、自分がいちばんワクワクできていることを仕事にできていたら嬉しいです。

突飛ではあるんですけど、『お菓子の家を作ろうプロジェクト』も考えています。こどものときの『あったらいいな』の夢を、実務スキルとこれまで育ててきた人脈を使って、カフェのようなかたちで運営することで、 “ガチ” で実現する。大人になってもずっとワクワクしつづけられる、遊び心が失われない世界をお見せしたいなと思います。

最近は、幸せな家族にも漠然と憧れています(笑)。地に足のついた身近な幸せをまずは大切に、さまざまなことにチャレンジしていきたいです」

西田昂平のプロフィール

年齢:19歳
出身:大阪府吹田市
所属:関西学院大学経済学部・アソビシステム株式会社
趣味:野球観戦、旅、音楽鑑賞
特技:タップダンス、ボーカル
大切にしている言葉:「お菓子の家を作るマインドで生きる」

西田昂平のSNS

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Photo:Nanako Araie
Text:Chihiro Bandome

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Chihiro Bandome

ライター

2003年生まれ、埼玉県出身。上智大学文学部新聞学科在学。自分の目で現場を見て、自分の言葉で人と話して、世界を知っていきたい。大学では、主にニュース記事の執筆を学んでいる。2023年より、ライターとして「気になる10代名鑑」のコンテンツ制作を担当。

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