
今回の”Hao in UGANDA”は、アフリカにしか存在しないユニークな職業を紹介します。
ボートから人を砂浜まで肩車で運ぶ
ガンビアは蛇のように東西に細長く伸びる小国で、国の中央を大西洋へと続くガンビア川が流れています。私がガンビアに滞在していたとき、ホームステイ先の村から首都バンジュールへ行くには、毎回ボートに乗る必要がありました。

ボートは小さな舟ですが、ぎゅうぎゅうに人が乗り込み、いつも15人ほどが一緒でした。村を出るときは小さな港から乗船しますが、首都側では砂浜に降ろされます。ただし、ボートは浅瀬で止まるため、そのまま歩くと腰あたりまで海水に浸かってしまいます。
そこで活躍するのが、乗客を肩車して砂浜まで運んでくれるお兄さんたちです。乗客には子供から大人まで、中には彼らよりはるかに体格が大きい男性までいますが、子どもから大人まで、時には自分より大柄な男性まで誰でもひょいと持ち上げて、砂浜まで一滴たりとも海水に濡らすことなく運んでくれるのです。

私は大人になってから肩車をされた経験が長くなかったので、なんとも新鮮な気持ちになりました。
誰もがなれるわけではない魔術師
アフリカには魔術が信仰されている地域が多くあります。魔術には「癌を治して欲しい」「妊娠できない」といった医療的な役割を果たすことがあったり、「盗難にあったので泥棒を探してほしい」と相談を受けたり様々な役割を担っています。また、動物を生贄にして「海外に住みたいのでビザがほしい」といった個人的な願いがかなうよう祈ったり、他人に不幸や病気をもたらすとされている魔術も信仰されている地域もあります。

これらの儀式に必要なのは魔術師の存在です。多くの地域では先祖霊との結びつきが重要視されるため、家系で魔術師が継承されます。ウガンダに住んでいると地方の滝や森で、布と器と生卵が置いてあるなど魔術の儀式の後らしい模様を見ることがあります。
給料に合わない塩鉱夫?
アフリカでは紀元前数千年から塩の採掘が続いてきました。今も多くの地域では塩分を含んだ湖水を自然蒸発させ、塩鉱夫が塩を手作業で掘り出します。
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エチオピアのダナキル低地で採掘される塩は通貨代わりとして使用されていた歴史もあり、現在もラクダ隊で市場へ輸送されます。ウガンダで塩が採掘されているカトゥエ湖はフラミンゴが見られることで有名です。フラミンゴは塩湖に生息している甲殻類を食べることで体内で色素が羽に沈着し、ピンク色になると言われています。
しかし、ウガンダで聞いた話によると、塩湖に入って作業をする塩鉱夫は、皮膚の炎症や生殖機能への影響といった健康被害を訴えています。女性は生理用品を使用するなどして対応していますが、日給400円ほどであるため、給料に合わないのではないかという意見もあるようです。
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有名になれば財を築くのも夢でないビデオジョッキー!?
人気な職業でいえばビデオジョッキー(以下VJ)が挙げられます。クラブなどで音楽にあわせて映像を組み合わせるVJとはまったくことなり、アフリカのVJは主に、外国語の映画を現地語で翻訳し、声優として声を当てる仕事です。。しかも、映画に出てくる全役柄を1人のVJが音程や声色を変えてアテレコします。

さらに、原作にはないセリフやナレーションなどもVJの好みで入れる人もいるため、ホラー映画なのにコメディ要素があるなど、VJによってかなりクセのある映画になっています。そのため、英語が理解できてもあえてお気に入りのVJが現地語でナレーションしている映画を好んで鑑賞する友人もいます。






