
世の中にあふれる情報から、10代が知っておくべき話題をお届けする「Steenz Breaking News」。今日は、国内最大級の観光アワード「ジャパントラベルアワード2026」の受賞結果についてご紹介します。
ジャパントラベルアワードとは

2025年、日本のインバウンド客が初となる4000万人を突破しました。旅行先には豊かな自然や世界遺産など、さまざまな選択肢がある中で、「ジャパントラベルアワード」は2021年から毎年、日本各地の魅力的な観光地やユニークな体験の表彰をおこなっています。
今年は、206件の応募の中から11の企業や地域が受賞しました。その中から気になる受賞者を3つピックアップしてお届けします。
【アクセシブル部門・LGBTQ+部門】INKIMONO

東京・浅草で着物体験とポートレート撮影サービスを手がける「INKIMONO」。
障害のある旅行者にとって、忘れられない旅の体験を提供している地域や事業者に贈られる「アクセシブル部門」と、LGBTQ+コミュニティを尊重し、誰もが安心して楽しめる体験を提供している地域や事業者を対象とした「LGBTQ+部門」の2部門に輝きました。
多言語対応をはじめ、LGBTQ+、車椅子利用者、プラスサイズの方などへインクルーシブな着物体験を提供している点が評価されたそう。レンタルされている着物も、アンティークや古着などこだわりが光るものばかりです。
【サステナブル部門】Entô

旅行者、地域社会、自然環境、すべてのステークホルダーへ好循環をもたらす体験を基準に選定されるサステナブル部門に輝いたのは、島根県・海士町の「隠岐ユネスコ世界ジオパーク」内にある日本初のジオホテル「Entô(エントウ)」です。
客室は、カルデラ湾を存分に感じる窓が印象的。ユネスコが認定した国際的に価値のある地質遺産「ユネスコ世界ジオパーク」としての価値はもちろんのこと、地域との協業や還元、ジオパークの景観保護にも取り組む点が受賞のポイントとなりました。
【学びの旅部門】宮古島ジュゴン調査ツアー

宮古島ジュゴン調査ツアーは、沖縄県宮古島で、研究者などのメンバーからなる一般社団法人マナティー研究所が実施しています。
旅人も調査チームの一員となる参加型であることが審査における高評価につながったそうです。宮古島は、絶滅の危機にあるというジュゴンの生息地。ジュゴンの生態系や海洋保全について、伝統的な木造漁船「サバニ」に乗り実際にデータ集めをおこないます。
自らの五感で体験する学びは、SNS時代において今後より重要となる可能性を感じさせますね。
2026年の観光トレンドキーワードも発表

今回のアワードでは、2026年の観光シーンをリードするキーワードも発表されました。
土地の歴史や文脈、人々の暮らしへ着目した「ナラティブツーリズム」、地域住民や事業者が共同かつ主体的となった観光モデル「コレクティブツーリズム」、従来の富裕層向けとは一線を画す、旅人との相互理解に重きを置いた体験を差す「ウルトラパーソナルトラベル」の3つです。
日本の観光シーンは盛り上がりを見せる一方、オーバーツーリズムなどの課題にも直面しています。いずれのキーワードも、観光の明るい未来を築くための大きなヒントとなるでしょう。
受賞者たちから次の旅のヒントが得られるかも
本記事で取り上げたもの以外にも、アワードでは多くの感度の高いツアーや体験が受賞しています。自身のアンテナにピンとくるものを見つけたら、ぜひ次の旅の目的地にしてみてください。
References:国土交通省 観光庁「訪日外国人旅行者数・出国日本人数」
Text:kagari






