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「ラーメンズ」に憧れてコントの道へ。芸術表現をひっくるめて自分だけの世界をつくる高校生【酒井大吾・17歳】

「ラーメンズ」に憧れてコントの道へ。芸術表現をひっくるめて自分だけの世界をつくる高校生【酒井大吾・17歳】

「気になる10代名鑑」の1221人目は、酒井大吾さ(17)コントを中心とした自主公演を手がけ、大好きな表現の世界でさまざまな挑戦に挑んでいます。憧れは『ラーメンズ』の小林賢太郎さんだと熱く語る酒井さんに、公演を手がける中で大変だったことやこれからの展望について、あれこれ聞いてみました。

酒井大吾を知る5つの質問

Q1. いま、力を入れていることは?

同級生2人と結成したコントユニット『カラキャラメンズ』での活動です。いわゆる普通のコントとは少し違い、演劇の要素も取り入れながら、自分たちのやりたいことを詰め込んだ公演づくりに挑戦しています。

発表の場は学校内のアトリエで、1月末に行った公演では30~40人ほどのお客さんに来てもらえて。ありがたいことに大好評で幕を終えることができました。

また、吹奏楽部に所属しながら、有志団体にもいくつか参加しています。先輩が立ち上げたお笑い団体では、ピンやコンビでネタをやったり、ライブ運営にも関わったりしています」

 

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Q2. 活動を始めたきっかけは?

「じつは高校は舞台芸術科に所属しているのですが、そのきっかけは、中学2年生のときに親に勧められてハマった『ラーメンズ』のコントでした。

自分たちの好きなことを存分に表現している姿がとにかく魅力的で、『こんなふうに好きなことを全力でやれたら、楽しそうだな』と思ったのを覚えています。

ぼんやりとコントを観るのが好きだった自分も、次第に『観るだけじゃなくて、自分でも何かやってみたい』と考えるようになっていって。実際に学校へ入学してからは、演技や舞踊など実践の機会が多く、もともと人前に立つつもりはなかったのに、やってみると案外楽しくて。好きなものと楽しいことが重なっていきました。

そして、自分が心の底からやりたい表現を追求するために、同級生2人と『カラキャラメンズ』としての活動も始めました」

 

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Q3.活動にあたってのファーストアクションは?

公演に向けて最初に取りかかったのは、とにかく脚本を仕上げることでした。1月末の公演に向けたものでしたが、複数人で上映する作品の脚本を書いた経験はそれまで一度もなくて。夏ごろから準備を始めたものの、その時点では脚本に関する知識もほとんどありませんでした。

約1時間半の公演で、全体として7本の脚本を仕上げる中で、それぞれの作品に伏線を張り、最後の1本へとつながっていく構造をつくりたいと考えていました。なので、要素を複雑に絡めながら全体を設計する必要があって、仲間と協力して各コントの制作と大まかな構成づくりにいち早く取り組みました。

もともと書くことは好きだったので、これまで見てきたものや、自分の中に残っている感覚を信じながら、手探りで脚本を書き進めていきました」

Q4. 活動をする中で壁に感じたことは?

活動の中で最も大きな壁は、稽古日の確保でした。脚本の執筆やスタッフとの連携は、極端に言えばスマホ1台あれば進められますが、稽古だけは、人が集まらなければ成り立ちません。

当時ぼくは吹奏楽部で大会に向けた練習があり、ほかの2人もそれぞれ部活があって。限られた稽古日数の中で、複雑で少し不思議な構造をもつコントを解釈し、演出をつけていく作業は想像以上に大変でした。お互いの時間の隙間を縫いながら、『この公演を絶対にかたちにしよう』と一丸となって取り組み、12月にようやく完成した脚本を必死に覚えることができて。

その過程で、何気ない台詞や演出が後から伏線に変わったり、つくりながら決めたはずの結末が、最初から決まっていたかのようにぴたりと収まったりする瞬間があったりして。そうした奇跡のような出来事が何度も起こり、つらさの中にも何かに背中を押されているような感覚を覚えました」

Q5. 将来の展望は?

「映像作品や音楽、舞踊、漫才など、ぼくはさまざまな表現が好きです。これからの人生で、まだ出会っていない表現にもきっと巡り合うと思います。でも、どれかひとつを諦める勇気はありません。全部が大切な宝物だからです。これまでとこれからの経験をすべてひっくるめた『酒井大吾らしさ』全開の作品をつくり続けていきたいと思っています!

その根底には、『ラーメンズ』の小林賢太郎さんの存在があって。不思議で、どこか愛おしい世界観と鋭い笑いのセンスに、これでもかというほど影響を受けてきました。いつか自分の作品で劇場を満員にし、大喝采を浴びること。そして、作品を通して誰かに『この人に出会えてよかった』と思ってもらえる表現者になることが目標です。

芸術の世界は厳しい道ですが、それでも挑み続け、そしていつか、小林賢太郎さんに直接お会いし、言葉を交わしたいです。憧れを抱きながらも、超えていける存在になれるように努力し続けます」

酒井大吾のプロフィール

年齢:17歳
出身地:神奈川県横浜市
所属:神奈川総合高校舞台芸術科、吹奏楽部、カラキャラメンズ
趣味:音楽
特技:LINEの既読がはやい
大切にしている言葉:楽しんだもん勝ち

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Photo:Nanako Araie
Text:Honori Kukimoto

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Honori Kukimoto

ライター

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