
「気になる10代名鑑」1218人目は、川嶋美緖さん(13)。ミュージカル教室でスキルを磨きながら、新国立劇場などの舞台に出演しています。将来は日生劇場や、2030年に新設予定の帝国劇場で歌声を披露したいと語る川嶋さんに、大切にしていることや新しくはじめた挑戦について詳しく聞きました。
川嶋美緖を知る5つの質問

Q1.プロフィールを教えてください。
「舞台を中心に活動しています。なかでも、歌が得意分野です。
これまでにさまざまな舞台経験を積んできました。2024年には、『新説桃太郎絵巻 鬼哭の島 桃の花』、『紅散鬼』という大衆演劇の現役座長がプロデュースする2作品に出演しました。『新説桃太郎絵巻』では、主演の桃太郎として歌った劇中歌『なかまのうた』が配信リリースされたりなど、貴重な経験もさせてもらいました。
また、最近では、同年代の高梨元秀くんがプロデュースするミュージカル『カミヒト』に出演しました。歌に特化した役割であるスペシャルアーティストとして、全体で20曲ほどある劇中歌の半分以上を歌いました。元秀くんとは『新説桃太郎絵巻』で共演したことで仲良くなったのですが、自分のやりたいことを貫く姿勢や、舞台のすべてをプロデュースする世界観の強さを尊敬していて。だからこそ、彼の舞台にオーディションを通過して参加できたことはすごく嬉しかったです」
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Q2.活動をはじめたきっかけは?
「母がゴスペルを習っていた人なんです。母の歌が大好きで、私も小さい頃から家の中で、ゴスペルや、テレビで流れていた歌謡曲など、いろいろなジャンルの曲を歌っていました。そういった流れで、5歳からゴスペル教室に通うことになったんです。
ですが、小学2年生のころにコロナ禍になって、教室が閉講してしまいました。それでも歌が大好きだったのと、ゴスペル以外の分野でも自分の歌を活かしたいと思っていたところ、幼馴染がミュージカルのクラスに誘ってくれていたことを思い出して、これを機に通ってみて。はじめはミュージカルのことを詳しく知らなくて、歌うために入ったという感じでした(笑)」

Q3.活動するうえで、大切にしていることは?
「ドラマや映画だと録画機能があって何度も見直したりできると思いますが、ミュージカルは動画を撮ったりできないから、その時にしか歌を聴けない。その瞬間にすべてを込めてお客さんに届けるのが難しいと思っています。だからこそ、自分の感情をどれだけ表に出して、お客さんに伝えることができるかを大切にしていますね。表情を意識するのはもちろんですし、裏声や地声の使い分けも、演じている役の感情に合わせて歌うことを意識しています。
稽古では、はじめに、思ってるよりもオーバーに感情を表現するようにしています。監督から『もっと嬉しそうにして』と言われるよりも、自分が最大限に発揮したところから『もう少し抑えても良いよ』と指摘されて修正するほうが、お芝居や歌をやりやすい感じがするので。恥ずかしがらずに、はじめから全力でやります」
Q4.最近、新しく始めた挑戦はありますか?
「昨年から、バレエを習い始めました。昨年6月に『冒険者たち』というミュージカルのオーディションに合格したことがきっかけです。合格後、回転の軸やダンスの姿勢を綺麗にするためにバレエの技術があったほうがいいとアドバイスを受け、すぐにレッスンに通うことになりました。
ミュージカルに合わせてはじめたことですが、バレエの基礎を身に着けると、ほかの分野のダンスにも活かせることに気づき、舞台が終わったいまでも継続中です。
ずっと前から『冒険者たち』の舞台に立ちたくて。オーディションに落ちたこともあったのですが、昨年の公演で主人公の親友役に選ばれたこと、憧れだった新国立劇場の舞台に立てたことはとても嬉しかったですし、自信にもつながりました」

Q5.将来の展望は?
「あと何年かしたら受験生なのですが、行きたい高校があって。ミュージカル科というミュージカルについて専門的に学べるところで、音楽をはじめ、お芝居やダンス、バレエも習うことができるので、そこに入学して知識や技術を高めていきたいです。
将来の目標は、日生劇場と、2030年に新設予定の帝国劇場の舞台に出ること。どちらの劇場にも、わたしの憧れの役者である海宝直人さんが出演されていて、何回も観に行ってるんです。すごく大きな劇場で、海宝さんがスポットライトを浴びてたった1人で歌ってるシーンを観たことで、自分もそこに立てたらどれだけいいかって思うようになりました。その光景を実現することが、わたしの夢です!」
川嶋美緖のプロフィール
年齢:13歳
出身地:東京都
所属:ルーラル・アーティスツ株式会社
趣味:ミュージカル観劇
特技:ホイッスルボイス
大切にしている言葉:勇気は一瞬、後悔は一生
川嶋美緖のSNS
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Photo:Nanako Araie
Text:Yuzuki Nishikawa






