
「気になる10代名鑑」1225人目は、うららさん(17)。6歳から始めたストリートダンスを続けながら、高校で出会ったコンテンポラリーダンスに挑戦中の高校生です。アメリカで開催されたダンスの世界大会で2度の優勝経験を持つうららさんに、印象的だった出来事や将来の展望を聞きました。
うららを知る5つの質問

Q1. いま、いちばん力を入れている活動は?
「6歳から始めたダンスです。幅広いジャンルに挑戦しながら、自分のダンススタイルを日々模索しています。高校では、ダンスバトルの団体の代表を務める傍ら、モダンダンス部の自主公演に向けて練習を重ねています。
小学1年生から中学2年生まで通っていた『Studio HANA』では、40名ほどの大人数で踊るストリートダンスをずっとやってきて。2019年と2022年には、アメリカのアリゾナ州で開催された世界大会で優勝することができました。
高校で身体表現の授業を履修してからは本格的にコンテンポラリーダンスにも挑戦するようになり、家で即興で踊ることも増えましたね」
Q2. 活動をしている中で、印象的だった出来事は?
「2026年2月14日に開催された『DANCE WORKS』主催の『IMPRESS DANCE COMPETITION』に出場した経験です。
12人のファイナリストがペアを作り、担当の振付師との当日5時間のリハーサルを経て、ステージでダンスを披露するという大会でした。家族や友だちがたくさん応援に駆けつけてくれたのもよく覚えています。
当日ペアになった子が、バンクーバーに住んでいてダンスを勉強している自分の軸を持った人で、緊張していたわたしに『大丈夫だから、“Feeling first”で楽しもう』と言ってくれて。この言葉にとても救われたのを覚えています」

Q3. 活動の中で、悩みがあれば教えてください。
「身長が高く、ずっと周囲に合わせようと屈んでました。
でも、いまは自信をもって『この身長は自分の武器として活かそう』と思うようになったんです。実際、身長が高いと舞台映えすることが多いので、高さをどう活かしてステージで踊るかを考えるようになりましたね。
たとえ、『今日踊りたくないな』と思っていても、踊ってしまえば体がついてくることのほうが多いです。電車の中や歩いているときも、音楽が流れているとついつい踊ってしまいます。授業中に体が動いてしまうことも(笑)。」
Q4. 活動するうえで、大切にしていることは?
「舞台はひとりではつくれないということを、意識するようにしています。
照明や音響など裏方の仕事を見ながら、こんなにたくさんの人が携わっている舞台において、自分はダンサーとして何ができるかを考えます。でも、ダンサーはやっぱり踊りでしか貢献できないと思ったんです。
だから、舞台に立つためのストレッチやアップは特に念入りにするようにしています。体を最大限のパフォーマンスができるように整えることが、ダンサーとして何より大事だと思うので。
あとは、以前『seanlew』という海外のダンサーの『上手いとか下手とか関係ない、楽しんでいるだけでダンス』という言葉が心に残っています。彼はジャズもヒップホップもできるダンサーで、その熱量と世界観に憧れていました。直接レッスンを受けて教えてもらったこの価値観は、いまでも大切にしています」

Q5. 将来の展望は?
「大学では、もっと深く芸術を学び誰かが少しでも笑顔になれる作品を作ることが目標です。自分の表現したいことをすべて表現できる体になるために、これからも練習に励もうと思います。
具体的な夢ではありませんが、圧倒的な表現者になりたいです。目標に向かってさらに自分を更新していけるように、日々のトレーニングやストレッチ、ダンスや音楽、ファッションなどの研究も継続して頑張ります。あとは、公演のプロダクションに関わったりレッスンの振り付けや自分の作品を作っていきたいです。あとは、コンテストも主催してみたくて……。やりたいことはたくさんありますが、例えどんな仕事につくとしても、ダンスが大好きという気持ちは誰にも負けたくないですね」

うららのプロフィール
年齢:17歳
出身地:神奈川県鎌倉市
所属:神奈川総合舞台芸術科
趣味:自然と触れ合うこと。緑を感じると自然と元気になれます!
特技:自然と踊りが降ってくることが多いです🤣
大切にしている言葉:己のままに
Photo:Nanako Araie
Text:Haru Ninagawa






