Teen's Snapshots

能登半島など各地でボランティアに参加。「うたのおにいさん」みたいな人物を目指して【小野航大・19歳】

能登半島など各地でボランティアに参加。「うたのおにいさん」みたいな人物を目指して【小野航大・19歳】

「気になる10代名鑑」の1184人目は、小野航大こうだいさん(19)。消防団や学生NPOなど、大学内外のボランティア活動に参加し活動しています。、中学生の頃にもらったとある一言が、ボランティア活動のきっかけとなったと話す小野さんに、大切にしていることや将来の夢について聞いてみました。

小野航大を知る5つの質問

Q1.いま、力を入れていることは?

『これ一本』と幅を狭めず、いまはとにかく、さまざまなボランティア活動や課外活動に取り組んでいます。

ぼくは本当に幅広く、教育や福祉、復興支援、政治、観光など幅広く興味があって。最近だと、大学が募集していた復興支援ボランティアを見つけて、能登半島珠洲市に行く機会がありました。

現地では、仮設住宅で暮らす高齢者とボッチャやオリジナルゲームを通して交流したり、泥かきなどの作業に参加したりしてみて。災害から1年近くたっても、復興はおろか復旧もまだ十分とは言えないところもあり、報道では伝わりにくい現地の声を肌で感じました。

そんなふうに、現場に行ってみてはじめて学べることも多いですし、出会った人が少しでも前向きになったり、喜んでくれたりする瞬間があると、ボランティアをやっていて嬉しくなるんです」

Q2.活動を始めたきっかけは?

中学生の頃の地域自治会のお祭りでの出来事がきっかけです。

地域自治会のお手伝いとしてお祭りに参加したのですが、その仕事で少し物を運んだだけなのに、地域の人から『ありがとう』と感謝の声をかけてもらえたことが驚きで。『ありがとう』と言われたいわけでも、見返りを求めて活動しているわけではないですが、行動が誰かの役に立ったと実感できて、純粋に嬉しかったんです。

高校ではボランティアと同じく『人の役に立ちたい』という思いで生徒会長になってみて。でも、校則や文化祭の改善に取り組んでいる中で、ただ自分ひとりで考えているだけでは何も伝わらないと痛感したんです。それで、自分の言葉で語り、行動し、周囲と対話を重ねることを大切に、少しずつやりたいことをかたちにしていくことができていきました」

Q3.活動で大切にしていることは?

『自分の可能性を自分で狭めないこと』を大切にしています

さまざまな活動に飛び込んでみたり、人と心を開いて対話したりするなかで、自分のやりたいことや可能性に気づけると思っていて。だからこそ、まずは自己開示をして、自分が何者なのか伝えることを心がけています。

自分が心を開いて接すれば、相手も心を開きやすくなる。そうやってコミュニケーションのしやすさが信頼関係を築いていって、活動や対話が前に進んでいくんと思うんです。

自己開示をする上では、まずぼく自身、自分のことを深く知らないといけなくて。心理学で有名な『ジョハリの窓』における、自分は知っているが相手が知らない自分『秘密の窓』や、自分は知らないが相手が知っている自分『盲点の窓』に気づけるように、自己分析にも取り組んでいます」

Q4.活動を通して、実現したいビジョンは?

一人ひとりが自分の可能性を隠さず、狭めずに、人それぞれの個性や特技を活かして、一歩を踏み出せる社会をつくりたいです。

具体的には、子どもたちがいろんなコンテンツに触れられて、親の意向に制限されないようになればいいなって。たとえば、ある子どもがサッカーが得意かもしれないのに、勉強にしか出会わなかったら、その子どもは自分の可能性を信じることができなくなってしまうと思うんです。

やっぱり、ボランティア活動でさまざまな現場を転々としていると、ネットや報道で情報に触れるよりも、直接自分の目で確かめたほうがわかることが多くて。

だからこそ、自分の五感が活かせるライブ感ある体験や経験を小さいうちから大切にして、好きなものや自分の将来に活かせるものを見つけられる子どもたちが増えたらいいなって」

Q5.将来の展望は?

将来は、人と関わりながら、子どもたちの可能性を広げていきたいです。

具体的にはまだ模索中ですが、教育現場に携わりたいという思いはずっとあります。大学では心理学を専攻しているので、その知識を活かしながら、一人ひとりの背景や気持ちに寄り添った支援ができる存在になれたらと思っています。

また、心理学の中でも発達心理学を通して行動を起こす人となかなか一歩を踏み出せない人の違いを学び、人が挑戦しやすくなる環境や関わり方を考え続けていきたいです。

どんな職業に就いたとしても、優しくて明るくて、いつも笑顔な『うたのおにいさん』のような存在になることが目標です。いつでも『この人、人生楽しそうだな』と思ってもらえるような人でありたいんです」

小野航大のプロフィール

年齢:19歳
出身地:千葉県富里市
所属:淑徳大学、千葉市学生消防団、青年赤十字奉仕団、学生NPO団体SPAC、第2~5期富里市若者プロジェクト、学生団体おりがみ
趣味:温泉・サウナ巡り、カラオケ、ディズニー、撮り鉄乗り鉄、野球観戦、献血
特技:鬼コミュ力
大切にしている言葉:一期一会 百聞は一見に如かず

小野航大のSNS

★Instagram


Photo:Nanako Araie
Text:Taishi Murakami

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Taishi Murakami

ライター

ライター。2025年4月にSteenzへジョイン。大学生活の傍ら「気になる10代名鑑」をメインにインタビューから執筆まで記事制作を担当している。スタートアップ、建築、メディアまで多方面への関心を活かして活躍中。

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